タイトルコード |
1000100979989 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
教育の<不可能性>と向き合う |
書名ヨミ |
キョウイク ノ フカノウセイ ト ムキアウ |
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優生思想・障害者解放運動・他者への欲望 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
森岡 次郎/著
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著者名ヨミ |
モリオカ ジロウ |
出版地 |
堺 |
出版者 |
大阪公立大学共同出版会
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出版年月 |
2022.3 |
本体価格 |
¥2000 |
ISBN |
978-4-909933-33-1 |
ISBN |
4-909933-33-1 |
数量 |
160p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
371.1
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件名 |
教育哲学
障害者
優生問題
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注記 |
文献:p144〜160 |
内容紹介 |
障害者差別について、障害者が何を問題とし、どんな主張を行ったのか、その成果と課題を考察。また合理性や有用性を求める「新優生学的欲望」に対して、教育関係の中に見出される「他者への欲望」という視座を示し、詳述する。 |
目次タイトル |
第1章 能力主義と優生思想-すべての人間が存在するための「社会」- |
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第1節 能力主義-人間を格付けする思想 第2節 相模原障害者殺傷事件 第3節 優生思想-障害者殺しの思想 第4節 「生産性」への批判 第5節 社会契約論 第6節 「社会の形成者」の育成に向けて |
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第2章 「青い芝の会」の思想と運動-「内なる優生思想」という問題- |
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第1節 障害者運動のパラダイムシフト 第2節 「青い芝の会」の発足から1970年代まで 第3節 マハラバ村コロニーと大仏空の思想 第4節 人々の心性との闘い-「健全者のエゴイズム」 第5節 「自己」との闘い-「内なる健全者幻想」 第6節 「われらかく行動する」-「青い芝の会」の「行動宣言」 第7節 「青い芝の会」の理論的特徴と残された課題 第8節 「内なる優生思想」から能力観の捉え直しへ |
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第3章 障害学のディスクール-解放理論の政治的意義と社会構築主義のアポリア- |
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第1節 学際的な知の運動としての障害学 第2節 障害学における「当事者性」 第3節 障害の社会モデル 第4節 社会構築主義的解放運動の隘路 第5節 障害者解放理論の特徴と残された課題 |
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第4章 「新優生学的欲望」と「他者への欲望」-「新優生学」と教育の類縁性と背反- |
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第1節 「パーフェクト・ベビー」という夢と現実 第2節 優生学小史 第3節 新優生学の理論的特徴と優生思想本体の浮上 第4節 「優生学のどこに倫理的な問題があるのか?」 第5節 「教育」との対比-ハーバーマスによる新優生学批判 第6節 「優生学的欲望」の前提としての「他者への欲望」 第7節 新優生学的状況における教育の倫理に向けて |
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第5章 「他者への欲望」とレヴィナスの倫理学 |
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第1節 レヴィナスの思想形成 第2節 レヴィナスのテキスト戦略 第3節 レヴィナスにおける「欲求」と「欲望」 第4節 「始源的遅れ(initial après‐coup)」 第5節 「他者への欲望」から見た教育の倫理に向けて |
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補論 「障害児童」の保護者との対話から |