タイトルコード |
1000101254854 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
小津映画の音 |
書名ヨミ |
オズ エイガ ノ オト |
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物音・言葉・音楽 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
正清 健介/著
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著者名ヨミ |
マサキヨ ケンスケ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2025.6 |
本体価格 |
¥6300 |
ISBN |
978-4-8158-1195-2 |
ISBN |
4-8158-1195-2 |
数量 |
7,326,20p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
778.21
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個人件名 |
小津 安二郎 |
注記 |
文献:巻末p9〜20 |
内容紹介 |
声にためらい、音楽を軽視したとも言われる小津安二郎だが、トーキー以後の作品には巧みに音が配されている。音楽にとどまらない「音」と映像の連関を丹念に読み解くことで、そこに生み出された驚くべき効果を明らかにする。 |
著者紹介 |
熊本市生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了。東亜大学大学院総合学術研究科准教授。博士(学術)。 |
目次タイトル |
序章 |
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1 遅れ 2 サイレントの「勉強」 3 小津映画論 4 小津映画研究のこれまで 5 これまでの映画音響研究と本書のスタンス 6 本書の構成 |
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第Ⅰ部 物音 |
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第1章 引戸の音 |
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1 引戸の音の違い 2 来訪シーン 3 外出シーン 4 土手のシーン 5 規範と例外 |
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第2章 屁の音 |
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1 オナラ遊び 2 「余計なこと」 3 屁の音から言葉へ、そして音楽へ 4 「余計なこと」の肯定 5 小津映画内規範 |
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第Ⅱ部 言葉 |
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第3章 大阪弁 |
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1 感染する大阪弁 2 「擬似的な方言」 3 節子のギャング化 4 「真にトーキーを受け入れたことを示す作品」 |
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第4章 画面外の声 |
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1 小津のトーキー論 2 CPの前倒し修正 3 画面外の声 4 CPの修正という編集 |
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第Ⅲ部 音楽 |
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第5章 オルゴール音楽 |
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1 物語世界内の音の規範 2 オルゴール音楽 3 平行法の音楽 4 重厚な音色 |
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第6章 ピアノ音楽 |
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1 画面外の音としてのピアノ音楽 2 服飾学院のシーン 3 茶の間のシーン 4 完全性のもとに繰り返されるピアノ音楽 |
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第Ⅳ部 テンポ・間・リズム |
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第7章 テンポと間 |
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1 絵画的画面 2 繰り返し 3 「ひどく退くつな「間」」 4 夫婦の修羅場 5 テンポと間 |
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第8章 映像とリズム |
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1 画面外の間欠的な物音 2 出来事を予告する物音 3 時と場所を伝える物音 4 規範を形成しない特別な音 5 トーキー化された<無人のショット> |
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終章 |
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1 規範と例外 2 小津映画の音 3 木魚の音 |