タイトルコード |
1000101234639 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近世藩医の学問と医療環境 |
書名ヨミ |
キンセイ ハンイ ノ ガクモン ト イリョウ カンキョウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
海原 亮/著
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著者名ヨミ |
ウミハラ リョウ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
思文閣出版
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出版年月 |
2025.2 |
本体価格 |
¥6500 |
ISBN |
978-4-7842-2105-9 |
ISBN |
4-7842-2105-9 |
数量 |
6,350,11p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
490.21
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件名 |
医学-歴史
医学教育-歴史
医療-日本
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内容紹介 |
近世において医学の発展を主導した藩医たちに焦点を定め、その身分=生業の特質、知識や技術の獲得・継承と社会への普及のありようを解明。その実態が近代の医療制度をいかに規定し、継承されたかを論じる。 |
著者紹介 |
大阪府生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。住友史料館副館長。著書に「近世医療の社会史」「江戸時代の医師修業」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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一 藩医層が主導した近世医学 二 知識・技術の継承過程とその特質 三 近代医制を準備した医療環境の成熟 |
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第Ⅰ部 藩医の身分と職分 |
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第一章 知識・技術の所有と身分 |
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はじめに 一 藩医身分の存在形態 二 領内医師の再生産過程 三 知識・技術の所有をめぐって おわりに |
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第二章 藩医の職分とは何か |
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はじめに 一 伊勢崎藩医中の位地 二 藩医栗原氏の医療 三 伊勢崎地方における医療環境の前提 おわりに |
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第三章 江戸の眼病療治 |
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はじめに 一 天保三年「眼目療治帳」の構成 二 江戸藩邸社会の医療需要 三 都市社会に向けた眼科療治の実現 おわりに |
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第Ⅱ部 近世の医学教育と医療環境 |
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第四章 地方藩医の身分存立と学統 |
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はじめに 一 眼科医家里周悦の願書 二 眼科諸流の秘伝性 三 米沢藩医伊東家の系譜 四 医家相続の要件 おわりに |
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第五章 江戸時代の医学教育 |
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はじめに 一 有壁家「当門下之法則」 二 上杉鷹山時代の医制整備 三 米沢と江戸の学問交流 四 医学教育機関「好生堂」の教育 五 水野家文書「杏陰日録」にみる江戸遊学 六 幕末期有壁家の江戸詰御用と学問修業 おわりに |
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第六章 鳥取藩在村の医療環境 |
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はじめに 一 鳥取藩領の医制 二 藩医「内弟子」という存在 三 医師「在入」の実態 四 他国医師の活動 五 安政六年のコレラ流行 六 廻村種痘の展開 おわりに |
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第Ⅲ部 近世近代移行期の医療環境 |
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第七章 医療環境の近代化過程 |
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はじめに 一 維新期における府中医師の活動 二 思精館から武生枝病院へ おわりに |
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第八章 明治初期新川県の医療環境 |
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はじめに 一 医務取締の任命 二 伺書と新川県の回答 三 領内医療従事者の掌握 四 新川県の種痘奨励 五 石川県時代の医療環境 おわりに |
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第九章 近代医制の成立と漢方医 |
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はじめに 一 甫庵の就学履歴 二 佐野における医療活動 三 服部家の相続と学問 四 維新期以降の甫庵 おわりに |
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終章 |
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一 近世の医療環境を担った主体について 二 近世の学統と医学教育機関について 三 明治初期医療史研究の可能性について |