| タイトルコード |
1000100811840 |
| 書誌種別 |
図書 |
| 書名 |
古浄瑠璃・説経研究 上巻 |
| 巻次(漢字) |
上巻 |
| 書名ヨミ |
コジョウルリ セッキョウ ケンキュウ |
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近世初期芸能事情 |
| 各巻書名 |
街道の語り物 |
| 言語区分 |
日本語 |
| 著者名 |
阪口 弘之/著
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| 著者名ヨミ |
サカグチ ヒロユキ |
| 出版地 |
大阪 |
| 出版者 |
和泉書院
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| 出版年月 |
2020.5 |
| 本体価格 |
¥12000 |
| ISBN |
978-4-7576-0956-3 |
| ISBN |
4-7576-0956-3 |
| 数量 |
9,521p |
| 大きさ |
22cm |
| 分類記号 |
768.52
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| 件名 |
浄瑠璃-歴史
説経節
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| 注記 |
布装 |
| 内容紹介 |
高野や四天王寺伝承などを街道論という方法論で解きほぐす。「街道を往還する物語」という新しい視点に着目して、浄瑠璃、説経へと収斂するそれぞれの語り物の成立事情とその後の変貌再生の様相を口承書承の両面から跡付ける。 |
| 著者紹介 |
1943年滋賀県生まれ。大阪市立大学・神戸女子大学名誉教授。編著に「浄瑠璃の世界」「奥浄瑠璃集」「近世演劇を学ぶ人のために」など。 |
| 目次タイトル |
第一篇 |
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第一章 街道の伝承 |
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一 『為世の草子』『葛和堂由来』と『三人法師』 二 『樟葉道心因和録』と『久親恩寺縁起』『くずは道心』 三 高野伝承と樟葉、交野 |
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第二章 説経「苅萱」と高野伝承 |
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一 高野と説教 二 「高野巻」をめぐって 三 苅萱譚と弘法大師母子伝 |
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第三章 「横笛」と高野伝承 |
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一 滝口横笛譚 二 清涼寺本『横笛草紙』 三 『鶯の弥陀の事』 四 幸若舞曲「笛の巻」 五 「笛之巻」と「高野巻」 六 高野と鞍馬 七 『融通念仏縁起』絵巻と良鎮 八 高野聖と融通念仏 九 「笛の巻」の成立 十 説経「をぐり」と高野伝承 |
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第四章 「兵庫の築島」の成立 |
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一 福原・多田の持経者伝承と経ケ島造営譚 二 高野伝承と名月姫孝女譚 三 高野伝承と法然・明遍 |
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第五章 「しんとく丸」の成立基盤 |
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一 説経と四天王寺伝承 二 「胡飲酒」相承一件 三 高安と近木 四 四天王寺と能勢 五 宗教的事歴と物語虚構 六 「一心二河白道」の場合 |
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第二篇 |
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第一章 街道を運ばれる語り物一 |
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一 栄華循環の神仏利生譚 二 街道筋に展開する「救い救われる」物語 |
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第二章 街道を運ばれる語り物二 |
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一 「浄瑠璃物語」のはじまり 二 「五部の本節」の周辺 三 語り物の交流 |
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第三章 街道の牛若物語 |
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はじめに 一 寛永期古浄瑠璃と幸田成友氏旧蔵古浄瑠璃断簡六葉 二 『関原与市』 三 『山中常盤』 四 浄瑠璃諸作で構成された『常盤物語』 五 『源平はなみろん』 六 MOA本『浄瑠璃御前物語』の語られ方 七 MOA本『浄瑠璃御前物語』のユニット構成 八 「浄瑠璃御前物語」と「源氏烏帽子織」 おわりに |
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第四章 奥浄瑠璃『安達物語』 |
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一 奥浄瑠璃の成立事情 二 『安達物語』 三 『安達物語』と「観応の擾乱」 四 奥浄瑠璃の時代認定 |
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第五章 街道の浄瑠璃 |
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一 『定寛日記』 二 伊勢嶋宮内 三 山城左内 四 語り物の流用 五 「堀江」と「師門」 |
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第三篇 |
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第一章 寛永期の浄瑠璃 |
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はじめに 一 江戸七郎左衛門正本『かまた』 二 江戸七郎左衛門の事績と芸風 三 『待賢門平氏合戦』と『かまた』 四 「鎌田」成立論の周辺 おわりに |
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第二章 『すわのほんぢ兼家』と『かうかの三郎かね家』 |
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一 若狭守正本『すわのほんぢ兼家』と江戸板『かうかの三郎かね家』 二 若狭守正本の欠丁本文 三 江戸板『かうかの三郎かね家』と井上播磨掾正本 |
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第三章 操浄瑠璃の語り |
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一 寛永の浄瑠璃 二 出版書肆主導の正本本文 三 草子本依拠の浄瑠璃本文 四 寛永期浄瑠璃本文の連続・非連続 |
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第四篇 |
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第一章 説経正本「松浦さよ姫」の成立 |
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第二章 草子本『あいご物語』をめぐって |
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第三章 「信田妻」異譚 |
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一 「しのだづま」の浄瑠璃諸本 二 『しのだづま』の先行本 三 四角い箱と丸い玉 四 土御門家の陰陽師支配との関りから |
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第四章 万治寛文期の説経本文 |
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一 上田写本『熊谷先陳問答』と架蔵本『中将姫御本地』 二 「しんとく丸」諸本関係 |
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第五章 説経「苅萱」の諸本関係 |
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A 寛永八年板 B 万治板 C 寛文板 D 寛文元年・寛文頃板 E 寛文二年板群 F 貞享三年七月板群 G 赤木丙本 H 享保三年板系 その他 |
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第五篇 |
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第一章 絵画と語り物 |
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はじめに 一 「熊野の本地」の諸本関係 二 絵解き「懐胎十月の御姿」 三 太子伝絵解きと聖徳太子御伝記 四 『女人かうやさんけい記』の語り口調 五 正本挿絵の案内記的性格 |
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第二章 蟬丸・逆髪伝承 |
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はじめに 一 「蟬丸宮縁起」と説教者集団 二 浄穢寄集地伝承と謡曲・説経 |
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第三章 蟬丸宮と説教日暮 |
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はじめに 一 「関清水大明神縁起」と説教讃語集団 二 蟬丸宮の諸国説教支配 三 日暮の芝居 |