タイトルコード |
1000100011222 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
古事記序文の研究 |
書名ヨミ |
コジキ ジョブン ノ ケンキュウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
吉田 義孝/著
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著者名ヨミ |
ヨシダ ヨシタカ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
おうふう
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出版年月 |
2012.11 |
本体価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-273-03710-9 |
ISBN |
4-273-03710-9 |
数量 |
191p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
913.2
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件名 |
古事記
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注記 |
布装 |
内容紹介 |
「古事記」が制作された目的や歴史的背景を解明するための最も根本的な資料とは、編纂の過程を書き記した「古事記」序文である。不可解な疑問点が数多く含まれる「記序」を古事記編纂の時代的現実を中心に多面的に検証する。 |
著者紹介 |
大正12年愛知県生まれ。国学院大学文学部国文学科卒業。愛知教育大学名誉教授、岐阜女子大学名誉教授。著書に「古代宮廷とその文学」など。 |
目次タイトル |
序章 その問題点を中心に |
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第一章 古事記と日本書紀の編纂資料について |
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一、記紀編纂に関連する資料とそれをめぐる諸問題 二、「帝紀及び本辞」と「帝紀及び上古の諸事」-記紀の異質性- |
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第二章 天武朝における古事記と日本書紀の編纂について |
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一、「詔」と「勅」の差異 二、記序の天武詔の対象-理官の存在- 三、古事記編纂事業をめぐる天武朝の情勢 四、「諸家の齎る帝紀及び本辞」について-齎字を中心に- 五、天武朝における律令官人任用法-族姓(カバネ)を中心に- 六、「八色の姓」の施行と「諸家の齎る帝紀及び本辞」の混乱 七、「削偽定実」の意味するもの-避(僻)板法との関連で- |
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第三章 天武朝における詔命本古事記の成立から阿礼勅命本古事記へ |
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一、「諸家の齎る帝紀及び本辞」と理官 二、天武詔命本古事記の成立から阿礼勅命本古事記へ-稗田阿礼の事業を中心に- |
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第四章 天武朝における族姓の混乱期間 |
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一、「帝紀及び本辞(旧辞)」と「帝紀及び上古の諸事」の交錯 二、坂本太郎の重大な発言 三、天武朝における族姓=カバネの混乱期-記序天武詔との関連で- |
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第五章 古事記・日本書紀の編纂開始時期-天武十年三月十七日同時開始説- |
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一、古事記と日本書紀の矛盾した関係 二、古事記・日本書紀編纂と飛鳥浄見原律令 三、古事記の編纂下命は何時か-天武十年三月十七日・編纂合同会議の存在- 四、古事記と日本書紀の編纂資料について |
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第六章 古事記の「古」と日本書紀の「上古」-推古朝の位置づけ- |
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一、日本書紀の「上古」と古事記の「古」の矛盾 二、古事記・日本書紀における推古朝の意義 |
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第七章 勅命本古事記の存在 |
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第八章 天武殯宮と古事記体系の確立 |
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一、殯宮における誄詞奏上の意義 二、「帝皇日継及び先代旧辞」の成立-勅命本古事記の完成- 三、古事記と柿本人麻呂の登場 |
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第九章 持統朝における修史事業 |
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一、持統五年八月十三日、十八氏の墓記上進 二、日本書紀の編纂と皇子川嶋の死-皇子舎人との関わりで- |
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第十章 慶雲期から奈良元明朝への時代の様相 |
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第十一章 元明詔における「先紀」と「旧辞」の関係 |
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一、元明詔の「先紀」「旧辞」の問題点 二、天武八色の姓の崩壊 三、記序における元明詔とその背後事情 |
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第十二章 古事記の完成 |
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第十三章 和銅七年二月十日における国史撰上の意義-日本書紀舒明以降の増補事業と天皇元明- |
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終章 纏めとして |