タイトルコード |
1000100187167 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
プシコナウティカ |
書名ヨミ |
プシコ ナウティカ |
|
イタリア精神医療の人類学 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
松嶋 健/著
|
著者名ヨミ |
マツシマ タケシ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
世界思想社
|
出版年月 |
2014.7 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-7907-1625-9 |
ISBN |
4-7907-1625-9 |
数量 |
3,472p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
493.7
|
件名 |
精神医学
精神衛生
医療-イタリア
医療人類学
|
注記 |
文献:p452〜466 |
内容紹介 |
なぜイタリアは精神病院を廃絶したのか。その背景にどのような考えがあったのか。イタリア精神医療の歴史と現状を展望し、「人間」を中心にすえた地域での集合的な生のかたちを描く。 |
著者紹介 |
京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。日本学術振興会特別研究員。国立民族学博物館外来研究員。多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。共著に「自然学」。 |
目次タイトル |
序章 精神医療をめぐる「生」の人類学 |
|
1 聖人から狂人へ 2 精神医療への二つのアプローチ 3 人々のあいだの経験の民族誌 4 システムをはみ出す「生」 5 「生」をめぐる政治と近代 |
|
第Ⅰ部 イタリア精神医療の歴史と思想 |
|
第1章 イタリアにおける精神医療の展開 |
|
1 精神病院の起源 2 国民国家と精神医学 3 「社会」中心から「人間」中心へ 4 六八年と反施設運動 5 法律一八〇号の成立から精神病院の廃絶へ |
|
第2章 フランコ・バザーリアの思想とその実践 |
|
1 <出会い>の現象学 2 「精神医療/精神医学とは何か」という問い 3 精神病院廃絶への道のり |
|
第Ⅱ部 イタリア精神保健のフィールドワーク |
|
第3章 病院から出て地域で働く |
|
1 精神病院で働くということ 2 精神医療から精神保健へ 3 地域で働くということ |
|
第4章 主体性を返還する |
|
1 モノと人間、客体と主体 2 精神保健センターの仕事 3 住まう |
|
第5章 一人で一緒に生きる |
|
1 働く 2 生き方の変革と闘いとしての仕事 3 <人間>に対するアニミズム |
|
第6章 <演劇実験室>と中動態 |
|
1 プロジェクト<演劇実験室> 2 身体と精神の変容 3 プシコナウティカ-中動態を生きる |
|
第7章 歓待の場としての「わたし」と「地域」 |
|
1 世代間ギャップの問題 2 精神保健の現場の実践知 3 国家に抗する地域精神保健 4 「わたし」のなかの死者と他者 |
|
終章 生きているものたちのための場所 |
|
1 <地域>とは何か 2 「人間になる」ことと<自由> 3 「生きている」ということとその統治 4 不便で面倒な国イタリア 5 プシューケーの海へ |