タイトルコード |
1000100190428 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近世都市の労働社会 |
書名ヨミ |
キンセイ トシ ノ ロウドウ シャカイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
森下 徹/著
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著者名ヨミ |
モリシタ トオル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2014.8 |
本体価格 |
¥11500 |
ISBN |
978-4-642-03465-4 |
ISBN |
4-642-03465-4 |
数量 |
9,326,9p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
366.021
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件名 |
労働-歴史
日本-歴史-近世
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内容紹介 |
身分的周縁という方法的視座から、近世の大坂や京都、萩・尾道・対馬・盛岡などにみえる日用・仲仕や種々の技能労働を分析。各地における個性的な姿を描き出し、地域の構成要素としての労働社会の実像を浮き彫りにする。 |
著者紹介 |
1963年大阪府生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。山口大学教育学部教授。著書に「武家奉公人と労働社会」など。 |
目次タイトル |
序章 近世労働史研究の分析視角 |
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一 方法としての身分的周縁 二 都市史研究と日用論 三 本書の構成 |
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Ⅰ 縁のネットワーク |
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第一章 萩藩の武家奉公人と「日用」層 |
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はじめに 一 地位の株化と集団 二 利権化と組織の変容 三 「日用」層と斡旋業者 おわりに |
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第二章 対馬の抱下し者と乞食=勧進層 |
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はじめに 一 抱下し者の性格 二 抱下し者の供給源 三 需要地としての対馬 四 抱下し者の終焉 おわりに |
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補論一 大坂町触にみる抱下し者 |
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一 人勾引禁止の町触 二 留守居への伝達 三 管理体制の強化 四 大坂の都市問題と西国諸藩 |
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補論二 塚田孝『近世大坂の非人と身分的周縁』を読んで |
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一 地域史としての大坂都市史研究 二 大坂の非人集団の解明 三 「日用」層の展開過程との相似性 四 萩藩からみる役人村との皮革出入 |
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Ⅱ 仲仕仲間 |
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第一章 萩藩蔵屋敷と大坂市中 |
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はじめに 一 蔵屋敷の空間構造 二 二重構造のもとでの社会関係 おわりに |
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第二章 蔵仲仕と米出し仲仕 |
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はじめに 一 蔵仲仕の二重組織 二 蔵仲仕の利権 三 刺米復活の背景 おわりに |
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第三章 大坂の浜仲仕と仲間 |
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はじめに 一 明治初年の仲仕組合 二 近世における浜仲間の性格 三 浜仲間の変質 四 べか車の流行と仲仕 おわりに |
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第四章 尾道の中背と仲間 |
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はじめに 一 問屋会所による統制 二 中背への鑑札交付 三 中背仲間の成熟 四 中背仲間の変質 おわりに |
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Ⅲ 技能労働の結合 |
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第一章 周防徳山藩領における綿打の結合 |
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はじめに 一 藩専売と綿屋の成長 二 綿打頭取と綿屋との対立 三 綿打の結合 おわりに |
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補論 徳山藩領在町の社会構造 |
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はじめに 一 徳山領内の人口推移 二 西方の町方-平野町 三 西方の町方-富田古市町 四 流入する人口 おわりに |
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第二章 京都の左官仲間と手伝 |
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はじめに 一 太子講への結集 二 触頭による編成 三 手伝との競合 四 年番仲間への移行 五 年番仲間の共同性 おわりに |
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第三章 盛岡藩石垣師の江戸稽古 |
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はじめに 一 特権的地位の獲得 二 石垣普請の請負 三 さまざまな普請の請負 四 江戸への稽古登り おわりに |
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終章 地域のなかの労働社会 |
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一 縁のネットワーク 二 所有対象の獲得と仲間形成 三 技能労働に基づく結合 四 地域の構成要素としての労働社会 |