タイトルコード |
1000100215212 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
文学理論をひらく |
書名ヨミ |
ブンガク リロン オ ヒラク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
木谷 厳/編著
小川 公代/[ほか]著
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著者名ヨミ |
キタニ イツキ オガワ キミヨ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
北樹出版
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出版年月 |
2014.10 |
本体価格 |
¥2300 |
ISBN |
978-4-7793-0430-9 |
ISBN |
4-7793-0430-9 |
数量 |
207p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
930.4
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件名 |
英文学
アメリカ文学
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注記 |
図書案内:p200〜201 |
内容紹介 |
「英米の文学を研究するとはどのようなことか」という問いをテーマにした論集。物語の読み方とその多様性を紹介するとともに、21世紀における文学研究のあり方について考察する。 |
目次タイトル |
危機と批評:文学研究のクリティカル・モメント |
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第Ⅰ部 テクストをひらく:物語の読み方とその多様性 |
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第1章 意識から無意識へ:夢・動物・おとぎ話 |
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1.『風立ちぬ』 2.「赤ずきん」「ジャックとマメの木」 3.『フランケンシュタイン』における夢と無意識 4.『狼の血族』 5.「虎の花嫁」 |
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第2章 女同士の絆:ヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』と精神分析・クィア批評 |
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1.精神分析とクィア批評 2.ヘンリー・ジェイムズと『ねじの回転』 3.精神分析批評と『ねじの回転』 4.「主人」になる家庭教師 5.クィア批評の視点からみる女同士の絆 |
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第3章 “ポスト”フェミニズム理論:「バックラッシュ」とヒロインたちの批判精神 |
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1.“ポスト”フェミニズムとは 2.野上彌生子の批判精神 3.ジェイン・オースティンの媚びないヒロイン 4.チック・リット小説は女性の批判精神を生むか |
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第4章 白と黒:『ハックルベリー・フィンの冒険』における人種の境界線 |
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1.『ハックルベリー・フィンの冒険』と人種問題 2.アメリカ黒人の歴史 3.モリソンvs.フィッシュキン論争 4.白と黒 5.「享楽の盗み」という幻想 6.パップ・フィンの息子と黒人逃亡奴隷 7.ハックの「決断」 8.『ハック・フィン』の結末 |
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第Ⅱ部 理論をひらく:文学研究とその未来 |
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第5章 読むことの文学:ド・マンの精読とアイロニー |
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1.文学研究と精読 2.ド・マンのディコンストラクション思想の成り立ち 3.ロマン主義(1) 4.ロマン主義(2) 5.「主体」のアイロニーから「言語」のアイロニーへ |
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第6章 「平成の三四郎」たちへ:グローバル時代の移住者として |
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1.三四郎が観た『ハムレット』 2.英文学の読み直し、書き直し 3.「対位法」的に世界を見つめる 4.移動する「標準」、混合する「標準」 5.「平成の三四郎」たちへ |
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第7章 作者の死と読者の誕生:受容理論と「ウェブ以降」の世界 |
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1.ポストモダンと「作者の死」 2.読者の誕生 3.ポストモダン以後 |
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第8章 「美感的なもの」の快楽と文学研究の現在 |
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1.唯美主義の系譜 2.美学イデオロギー(1) 3.美学イデオロギー(2) 4.新たな美の潮流(1) 5.新たな美の潮流(2) |