タイトルコード |
1000100307317 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
希土類の化学 |
書名ヨミ |
キドルイ ノ カガク |
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量子論・熱力学・地球科学 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
川邊 岩夫/著
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著者名ヨミ |
カワベ イワオ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2015.8 |
本体価格 |
¥9800 |
ISBN |
978-4-8158-0814-3 |
ISBN |
4-8158-0814-3 |
数量 |
9,436p |
大きさ |
27cm |
分類記号 |
436.3
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件名 |
希土類元素
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注記 |
文献:p421〜431 |
内容紹介 |
ミクロとマクロの共通原理を体系的・定量的に記述。分光学と熱力学をつなぐ化学的基盤を、基礎事項も含めて丁寧に解説する。レアアースを統一的に把握し、理解を一新する書。 |
著者紹介 |
1949年三重県生まれ。名古屋大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。同大学名誉教授。理学博士(名古屋大学)。 |
目次タイトル |
序章 希土類元素,ランタニド,ランタノイドと周期表 |
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0-1 希土類元素とランタニド 0-2 ランタニドとランタノイド 0-3 用語法よりも重要な電子配置<Xe>4fq 0-4 渦巻き型周期表とランタニド |
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第Ⅰ部 希土類元素の量子化学 |
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第1章 3価ランタニド・イオンの基底LS項とJレベル |
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1-1 閉殻および開殻の電子配置 1-2 全角運動量(L)と全スピン角運動量(Ŝ):LS項 1-3 (4f)[2]配置におけるLS項の分類 1-4 LとŜの合成とスピン・軌道相互作用 1-5 Jレベルの例:(4f)[2]配置におけるLS項のJレベル 1-6 Hundの規則と基底LS項,基底Jレベル 1-7 Landéの間隔則 1-8 3価ランタニド・イオンの基底LS項と基底Jレベル |
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第2章 開殻電子配置(nl)qを持つ原子・イオン系列のイオン化エネルギー |
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2-1 (nl)q→(nl)q-1に対応するイオン化エネルギー 2-2 (2p)qと(3p)q系列におけるイオン化エネルギー 2-3 (3d)qと(4f)q系列におけるイオン化エネルギー |
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第3章 (np)q電子配置におけるLS多重項のエネルギー準位 |
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3-1 (np)電子間の電子反発エネルギー 3-2 電子反発エネルギーの配置平均値 3-3 配置平均エネルギーとLS項エネルギー準位 3-4 LS多重項の構造:配置平均エネルギー基準の重要性 3-5 Diekeダイアグラムの意味するもの |
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第4章 多重項理論と(nl)q電子配置の原子・イオンのイオン化エネルギー |
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4-1 (np)q配置におけるイオン化エネルギーの場合 4-2 (nd)q配置におけるイオン化エネルギーの場合 4-3 (nf)q配置におけるイオン化エネルギーの場合 4-4 Jレベル分裂の効果と(4f)q系列に対するJørgensenの理論式 4-5 RSPETとHund則の量子力学的解釈 4-6 化合物や凝縮相における3価ランタニド・イオンの電子状態 4-7 ランタニド(Ⅲ)化合物・錯体の熱力学量への反映 4-8 (3d)q系列化合物と(4f)q系列化合物の類似性 4-9 (3d)q系列化合物の配位子場理論と電荷移動型絶縁体化合物 |
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第5章 イオン化エネルギーとランタニド・スペクトル |
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5-1 ランタニドの基底電子配置とイオン化エネルギー 5-2 Ln金属の電子配置とLn(Ⅲ)化合物の標準生成エンタルピー 5-3 Ln(Ⅲ)化合物・錯体間の反応のエンタルピー変化と電子配置 5-4 ランタニド・スペクトル:ΔE(4f→5d) 5-5 補正した第3イオン化エネルギーと第4,第5イオン化エネルギー 5-6 ランタニドの異常酸化数と第3,第4イオン化エネルギー |
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第Ⅱ部 Jørgensen理論の再検討 |
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第6章 refined spin‐pairing energy theoryの問題点 |
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6-1 Slater-Condon-Racah理論のパラメーターと有効核電荷の関係 6-2 (4f→4f)スペクトル・データから推定される遮蔽定数 6-3 X線スペクトルにおけるスピン2重線 6-4 X線スペクトル・スピン2重線から推定される遮蔽定数 6-5 イオン化の過程で変化する有効核電荷 |
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第7章 ランタニド四組効果とJørgensenの理論式 |
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7-1 溶媒抽出系におけるランタニド四組効果 7-2 溶媒抽出系でのLn(Ⅲ)の反応と4f電子配置エネルギー変化 7-3 配位子交換反応と四組効果 7-4 四組効果をめぐる有効核電荷とRacahパラメーターの関係 7-5 Peppardらの四組効果とNd化合物での電子雲拡大系列 |
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第8章 改良したrefined spin‐pairing energy theoryとその応用 |
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8-1 (4f)q+1→(4f)qに補正した第3イオン化エネルギー 8-2 補正した第3イオン化エネルギーの解析 8-3 ランタニド金属の蒸発熱 8-4 イオン化エネルギーの和(ΣIi=I1+I2+I3) 8-5 (4f)q→(4f)q-1の第4イオン化エネルギーとその解析 |
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第9章 Ln金属のX線光電子スペクトルと逆光電子スペクトル |
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9-1 X線光電子スペクトルと逆光電子スペクトル 9-2 ランタニド金属のXPS・BISスペクトルの解析 9-3 ランタニド金属XPS・BISの終状態 9-4 RSPETとランタニド金属のXPS・BISをめぐる議論 9-5 ランタニド化合物のXPS・BISと価数揺動 |
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第Ⅲ部 Ln2O3とLnF3の結晶に見る四組効果 |
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第10章 ランタニド(Ⅲ)イオン半径の四組効果 |
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10-1 cubic‐Ln2O3の格子定数とLn(Ⅲ)のイオン半径 10-2 ランタニド収縮と四組効果 10-3 原子半径のランタニド収縮と四組効果との比較 10-4 Ln2O3の格子エネルギーとBorn-Haberサイクル 10-5 イオン性結晶の点電荷モデルとLn2O3の格子エネルギー 10-6 格子エネルギーの相対値とLn2O3における多形の問題 |
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第11章 LnF3系列の結晶構造と格子エネルギー |
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11-1 LnF3系列での結晶構造変化 11-2 LnF3系列の格子エネルギーとΔH0f(LnF3) 11-3 LnO1.5,LnF3,Ln3+(g)のΔH0fと四組効果の相互関係 |
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第12章 LnO1.5とLnF3の熱力学量が反映する電子雲拡大効果 |
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12-1 LnF3とLnO1.5のΔH0f,298の差によるRacahパラメーターの相違 12-2 Nd(Ⅲ)化合物におけるRacahパラメーターの相違:電子雲拡大系列 12-3 LnO1.5とLnF3の格子エネルギーにおける四組効果の有無 12-4 化合物・錯体の構造と電子エネルギーの連関 12-5 4f電子数とLn-O距離:どちらが本質的な説明変数か 12-6 非金属固体の電子論とイオン結晶モデル 12-7 f→f遷移スペクトルの圧力誘起赤色変位と電子雲拡大効果 12-8 熱膨張によるRacahパラメーターの増大:LnO1.5系列の場合 |
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第Ⅳ部 熱力学量が示す系列内構造変化と四組効果 |
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第13章 Ln(Ⅲ)化合物・錯体系列の構造変化と四組効果(Ⅰ) |
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13-1 Ln(C2H5SO4)3・9H2Oの溶解反応:ΔH0s,ΔS0s,ΔG0s 13-2 LnCl3・nH2Oの溶解反応:ΔH0s,ΔS0s,ΔG0s 13-3 Ln3+(aq)系列での水和状態変化 13-4 Ln(Ⅲ)-(dipic)3,Ln(Ⅲ)-(diglyc)3錯体の生成定数 13-5 ΔSrの四組効果と電子エントロピー 13-6 同じ極性を持つΔHとΔSの四組効果と振電相互作用 13-7 相関するΔHとΔSの四組効果:Debye特性温度の系列変化 13-8 定圧熱容量CpでつながるΔHとΔS 13-9 Ln(Ⅲ)化合物の極低温Cp,磁気相転移,結晶場分裂準位 |
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第14章 Ln(Ⅲ)化合物・錯体系列の構造変化と四組効果(Ⅱ) |
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14-1 LnCl3系列における構造変化とLnCl3の熱力学量 14-2 Ln(OH)3系列に対するΔH0f,S0 298のデータ 14-3 Ln‐DTPA(aq)とLn‐EDTA(aq)の錯体生成反応 14-4 二種類のLn(Ⅲ)溶存錯体の共存:Ln‐EDTA(aq)とLn3+(aq)の系列 14-5 Ln3+(aq)の標準部分モル・エントロピー |
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第15章 Ln3+イオンの水和エンタルピーと水和エントロピー |
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15-1 水和エンタルピー 15-2 ΔHabs.hyd(H+)の値 15-3 水和エントロピーとSackur-Tetrode式 15-4 Ln3+イオンの水和とその熱力学量 15-5 最小エネルギー配置の現実物質系と古典論的極限 |
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第16章 熱力学量の四組効果から求めた電子雲拡大系列 |
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16-1 エンタルピー四組効果のRSPET解析 16-2 エントロピー四組効果のRSPET解析 16-3 ΔGrの四組効果:ΔHrとΔSrで相関する四組効果の問題 16-4 Ln(Ⅲ)金属のRacahパラメーター(Ⅰ):ΔH0fのRSPET解析 16-5 Ln(Ⅲ)金属のRacahパラメーター(Ⅱ):ΔS0fのRSPET解析 16-6 Ln3+(aq)→Ln(g)の昇位エネルギーP(M) |
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第17章 Ln(Ⅲ)化合物とLn金属の融解:その熱力学量の四組効果 |
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17-1 Ln(Ⅲ)化合物・Ln金属の融解の熱力学量 17-2 LnF3とLnCl3系列の融解の熱力学量 17-3 「下に凸な四組効果」を示すLnF3とLnCl3の融点の系列変化 17-4 Ln金属系列の融解の熱力学量と四組効果 17-5 Ln2O3系列の融解の熱力学量と四組効果 17-6 改良RSPET式とLn(Ⅲ)化合物,Ln(Ⅲ)金属系列の融解の熱力学量 |
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第Ⅴ部 地球化学における四組効果 |
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第18章 海洋と海洋性堆積岩における希土類元素 |
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18-1 海水のREE存在度パターンが示す四組効果 18-2 深海マンガン団塊と石灰岩のREE存在度パターン 18-3 海水におけるREE(Ⅲ)炭酸錯体 18-4 Ln(Ⅲ)炭酸錯体安定度定数の「Gdでの折れ曲がり」とその波紋 18-5 Fe水酸化物共沈澱法によるLn(Ⅲ)炭酸錯体生成定数 18-6 Ln(OH)3・nH2Oと個別炭酸錯体との分配反応:実験系と現実海水系との比較 |
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第19章 火成作用における希土類元素と四組効果 |
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19-1 火成岩マグマにおける希土類元素の分別と四組効果 19-2 四組効果を示す希土類元素鉱物のREE存在度とRSPET式 |
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終章 希土類元素の化学・地球化学の原理 |
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終-1 RSPETの新展開とMoeller(1973)の総説 終-2 RSPETと希土類元素地球化学 |