タイトルコード |
1000100314551 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
足尾鉱毒事件と渡良瀬川 |
書名ヨミ |
アシオ コウドク ジケン ト ワタラセガワ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
松浦 茂樹/著
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著者名ヨミ |
マツウラ シゲキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
新公論社
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出版年月 |
2015.6 |
本体価格 |
¥2500 |
ISBN |
978-4-915156-14-4 |
ISBN |
4-915156-14-4 |
数量 |
275,2p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.6
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件名 |
足尾鉱毒事件
渡良瀬川
治水
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注記 |
足尾鉱毒事件関連年表:p266〜270 |
内容紹介 |
渡良瀬川治水は足尾鉱毒問題と密接に関係していた。鉱毒被害民は「鉱毒洪水合成加害」と唱え、鉱毒と洪水を一体のものととらえていた-。渡良瀬川治水を中心に足尾鉱毒事件、谷中村廃村を伴う遊水地設置を明らかにする。 |
目次タイトル |
序章 足尾鉱毒事件の概要 |
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足尾鉱毒事件の概要 用語解説 |
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第一章 洪水と闘う谷中村 |
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谷中村の概要 谷中村発展のための機械排水機(ポンプ)設置 谷中村治水整備とその挫折 谷中村々民の生業 栃木県による遊水地化 |
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第二章 鉱毒被害の発生と第一次鉱毒調査会 |
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鉱毒被害の発生 示談と治水 第一次鉱毒調査会での議論 明治三〇年の政府による鉱毒対策 |
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第三章 鉱毒被害民の反対運動と川俣事件 |
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明治二九年一〇月から翌年二月までの反対運動 明治三〇年三月から同年一二月までの請願運動 明治三一年の請願運動 明治三二年一月から八月までの請願運動 第四回東京押し出し(川俣事件)とその要求 「東京押し出し」と国による河川改修方針 その後の反対運動 |
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第四章 第二次鉱毒調査会による渡良瀬川改修計画 |
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渡良瀬川の歴史的治水秩序 明治初期の改修構想と地域対立 明治二〇年代の渡良瀬川中流部の治水の動向 明治三〇年代の渡良瀬川中流部の治水の動向 第二次鉱毒調査会での治水の議論 内閣総理大臣への報告書提出と帝国議会への提示 |
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第五章 栃木県による谷中村買収 |
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思川の概況 栃木県による思川改修とその挫折 谷中村の遊水地化 谷中村々民の買収反対運動 |
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第六章 谷中村廃村後の足尾鉱毒問題と技術的対応の評価 |
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予防工事の評価 不当買収価格訴訟 渡良瀬川改修事業着工と改修計画 鉱毒反対運動と渡良瀬川改修事業 |
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第七章 利根川近代改修事業と渡良瀬川 |
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利根川・渡良瀬川の合流と下都賀郡 江戸川流頭部棒出しと利根川治水 田中正造と棒出し強化・渡良瀬川逆流問題 利島村・川辺村(古河川辺領)の遊水地化問題 明治三三年度着工の利根川改修事業 明治四三年の利根川治水計画の見直し |
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第八章 足尾山地松木の消滅 |
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製銅所(古河)による足尾銅山開発と山村被害 山村と製銅所(古河)との示談 松木消滅 予防技術の評価 |
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第九章 足尾山地の荒廃とその復旧 |
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近世の山林被害 近代の山林被害 山林荒廃の原因 山地荒廃と第二次鉱毒調査会 明治後年から昭和に到る山林荒廃とそれへの対応 |
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第十章 明治四三年大水害と北海道移住 |
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北海道佐呂間町栃木集落の成立 第一期拓殖計画と明治四三年大水害 栃木県下都賀郡からの移住の経緯 昭和三五年の開基五十周年記念 足尾鉱毒問題と帰郷運動 足尾鉱毒問題と北海道移住 |
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第十一章 国土の近代化からみた足尾鉱毒事件 |
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近代河川改修の経緯 明治改修と低内地の整備 足尾山地の禿山と緑化 |