タイトルコード |
1000100480962 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「イタコ」の誕生 |
書名ヨミ |
イタコ ノ タンジョウ |
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マスメディアと宗教文化 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
大道 晴香/著
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著者名ヨミ |
オオミチ ハルカ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
弘文堂
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出版年月 |
2017.2 |
本体価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-335-16086-8 |
ISBN |
4-335-16086-8 |
数量 |
416p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
387
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件名 |
民間信仰
シャーマニズム
マス・メディア
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注記 |
文献:p388〜416 |
内容紹介 |
現実のイタコが高齢化した一方で、マンガやアニメでは少女イタコがシャーマンとして活躍している。東北の民俗宗教はいかにして新しい宗教文化になり得たのか。フィールドワークと資料の発掘、質問調査から丹念に追跡する。 |
著者紹介 |
1985年青森県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(宗教学)。同大学大学院特別研究員。 |
目次タイトル |
序章 問題の所在 |
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一 研究の目的 二 本研究の意義 三 本研究の対象 四 研究方法 |
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第一部 マスメディアによる《イタコ》像の形成 |
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第一章 大衆文化としての《イタコ》とは何か |
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一 民俗文化としてのイタコについて 二 「大衆文化」としての《イタコ》について |
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第二章 《イタコ》の登場とブームの到来 |
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一 問題の所在 二 活字メディアに見る《口寄せ巫女》 三 《イタコ》の登場 四 「現代」との衝突と文化的価値の創出 五 結語 |
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第三章 「オカルトブーム」と宗教性の“大衆化” |
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一 問題の所在 二 「オカルトブーム」以前の「我々」と「他者」 三 「オカルトブーム」による再表象 四 結語 |
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第四章 ステレオタイプの形成と《イタコ》の増殖 |
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一 問題の所在 二 《イタコ》の比喩的用法に見るステレオタイプの形成 三 ステレオタイプの形成と《イタコ》の敷衍的利用 四 結語 |
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第五章 《イタコ》の登場と《恐山》像の変容 |
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一 問題の所在 二 《イタコ》以前の《恐山》 三 観光ガイドブックにみる《恐山》の変容 四 「死者に会える山」に対する霊場管理者の反応 |
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第二部 《イタコ》像の普及と民俗文化の変容 |
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第六章 表象の普及と宗教的リアリティの形成 |
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一 問題の所在 二 方法 三 結果 四 考察 |
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第七章 表象の受容と再生産 |
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一 問題の所在 二 青森県の刊行物に見る表象の受容と再生産 三 むつ市の刊行物に見る表象の受容と再生産 四 「みちのくの神秘 地獄極楽恐山展」 五 結語 |
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第八章 表象の消費と恐山の変容 |
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一 問題の所在 二 《恐山のイタコ》の普及と来訪者数の変化 三 表象受容者の参入と霊場の変容 四 菩提寺による“在るべき霊場像”の形成 五 結語 |
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第九章 恐山の近代化 |
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一 問題の所在 二 前史 三 大湊線の開通と恐山をめぐる状況の変化 四 「観光化」の内実 五 結語 |
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第一〇章 《恐山のイタコ》を求める人々 |
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一 問題の所在 二 祭典の概況 三 祭典に参加した「イタコ」について 四 期間中の動向 五 口寄せ依頼者の実態 六 しゃくなげ荘での「イタコくち寄せ」について 七 結語 |
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第一一章 マスコミのまなざしと自己表象の再編 |
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一 問題の所在 二 マスメディア介入前の<恐山信仰> 三 他者のまなざしと<恐山信仰>の再編 四 自己規定のストラテジー(一) 五 自己規定のストラテジー(二) 六 結語 |
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第一二章 巫業の変容 |
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一 問題の所在 二 「イベント型口寄せ」の歴史 三 八戸観光コンベンション協会による「イタコの口寄せ」 四 まかど温泉ホテルの“イタコの口寄せ体験プラン” 五 考察 |
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終章 結論 |