タイトルコード |
1000100503200 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
教養のイタリア近現代史 |
書名ヨミ |
キョウヨウ ノ イタリア キンゲンダイシ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
土肥 秀行/編著
山手 昌樹/編著
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著者名ヨミ |
ドイ ヒデユキ ヤマテ マサキ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
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出版年月 |
2017.5 |
本体価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-623-08021-2 |
ISBN |
4-623-08021-2 |
数量 |
14,322,8p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
237.05
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件名 |
イタリア-歴史-近代
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注記 |
本書関連年表:巻頭p4 |
内容紹介 |
イタリアの政治経済の通史だけでなく、建築、絵画、鉄道、映画など文化史も学べるテキスト。リソルジメント運動による統一後からファシズムを経て戦後に至る過程を、写真や図表を多用して解説。歴史を学ぶ楽しさを届ける。 |
著者紹介 |
1973年生まれ。立命館大学文学部准教授。 |
目次タイトル |
序章 教養のイタリア近現代史を学ぶために |
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1 日伊交流四五〇年 2 二度の日本からの使節 3 交流の中断と前史 |
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第1章 リソルジメントの時代 |
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1 ナポレオンのイタリア遠征 2 ウィーン体制 3 諸国民の春 4 サルデーニャ王国のイタリア統一 |
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第2章 偉人像と記念碑 |
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1 建国に尽くした愛国者たち 2 銅像になった国王 3 誰が偉人になったか |
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第3章 鉄道 |
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1 ヴェスヴィオ号出立 2 山腹を穿つこと九哩余の大隧道 3 ファシズムの人民列車 4 鉄道のリソルジメント |
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第4章 国民国家形成の時代 |
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1 右派政権の時代 2 左派政権の時代 3 民衆運動の組織化 4 クリスピ時代 5 世紀末の危機 |
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第5章 アルベルト憲章と議院内閣制 |
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1 イタリア王国憲章の誕生 2 アルベルト憲章の基本的特徴 3 議院内閣制の成立 4 不安定な政権運営 5 日伊憲法交流史 |
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第6章 日伊交流 |
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1 新しい国同士として 2 蚕が結ぶ縁と「お雇い外国人」 3 学問の交流 4 戦後の両国でのオリンピックにおいて 5 なおも近い日本とイタリア |
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第7章 自由主義期の女性運動 |
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1 アンナ・マリア・モッツォーニ 2 世紀転換期の女性運動 3 女性労働の問題 |
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第8章 ジョリッティ時代からファシズム運動へ |
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1 ジョリッティ時代の政治・経済と工業労働者の組織化 2 カトリック情勢と南部問題 3 文化 4 リビア戦争から第一次世界大戦へ 5 赤い二年 6 ファシズム運動 |
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第9章 ナショナリズムの高揚 |
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1 文化的ナショナリズム 2 ナショナリスト協会の誕生と矛盾 3 リビア戦争と第一次世界大戦 4 ファシズムとの統合 |
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第10章 イタリア芸術の半世紀 |
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1 《第四身分》 2 未来派誕生 3 形而上絵画 4 ノヴェチェント 5 体制と芸術 6 空間主義 |
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第11章 繊維工業とイタリアン・モード |
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1 自由主義期の経済政策 2 ファシズムの経済政策 3 レーヨンの登場とアウタルキー繊維 4 化学工業と染料工業の発展 5 流行を創る仕組み |
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第12章 ファシズムの時代 |
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1 すべては国家のうちに 2 信じ、従い、闘え 3 人民のなかへ 4 祖国に金を 5 レジスタンスから生まれた共和国 |
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第13章 グラムシの思想と行動 |
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1 南部問題とロシア革命のあいだで 2 統一戦線と南部問題 3 囚われのグラムシ 4 『獄中ノート』のリソルジメント解釈 5 グラムシの遺産 6 読書案内 |
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第14章 ファシズムと建築 |
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1 モダニズムの建築 2 ファシズムの建築 3 ドーポラヴォーロの建築 |
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第15章 ファシズムとカトリック教会 |
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1 ローマ問題から和解へ 2 ファシズム体制とカトリック教会の思惑 3 カトリシズム、ナショナリズム、ファシズムの一体化 |
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第16章 戦後共和制の時代 |
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1 第一共和制と共和国憲法 2 「熱い秋」と学生運動 3 アウトノミア運動と歴史的妥協 4 新自由主義と第二共和制 5 グローバルな新自由主義への抵抗 6 共有材運動とEUの緊縮命令 |
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第17章 戦後経済と「第三のイタリア」 |
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1 経済の奇跡 2 「熱い秋」と石油ショック 3 南北問題 4 「第三のイタリア」出現 5 ボローニャ、モーデナのスーパーカー産業 |
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第18章 越境する戦後美術 |
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1 具象と抽象 2 アルベルト・ブッリの「袋」 3 コンセプチュアル・アートの地平 4 アルテ・ポーヴェラからトランスアヴァングァルディアへ |
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第19章 バザーリアと精神保健改革 |
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1 闘う精神科医バザーリア 2 精神病院という「暴力の施設」 3 自治・自知集会のアッセンブレア 4 トリエステ、改革の再開 5 心病める人たちが権利を取り返す 6 社会が「狂気」を取り戻す 7 改革の現在と日本へのメッセージ |
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第20章 知の工房としての公共図書館 |
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1 民衆図書館の誕生 2 ネットワークの充実と拡大 3 子どもを主役に迎えて 4 カーザ・ディ・カオウラ |
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第21章 グローバリゼーションと移民 |
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1 一〇月三日の「悲劇」 2 「悲劇」を追悼するランペドゥーザ 3 境界スペクタクル 4 「防波堤」としてのリビア 5 「悲劇」の責任、「悲劇」の原因 6 移民の「急襲」、過去の「逆襲」、グローバルな関係性 |