タイトルコード |
1000100521556 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
『源氏物語』の罪意識の受容 |
書名ヨミ |
ゲンジ モノガタリ ノ ツミイシキ ノ ジュヨウ |
叢書名 |
新典社研究叢書
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叢書番号 |
295 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
古屋 明子/著
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著者名ヨミ |
フルヤ アキコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
新典社
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出版年月 |
2017.5 |
本体価格 |
¥12600 |
ISBN |
978-4-7879-4295-1 |
ISBN |
4-7879-4295-1 |
数量 |
430p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
913.36
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件名 |
源氏物語
罪
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個人件名 |
紫式部 |
内容紹介 |
「源氏物語」に表れた密通等に対する罪意識が、中世から近代までの作品にどのように受容されてきたかを考察。罪意識を表す語の使われ方やその効果、各作者の意図について検証する。 |
著者紹介 |
1959年東京都生まれ。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科学校教育学専攻博士課程修了。教育学(博士)。東京都立井草高等学校主幹教諭。 |
目次タイトル |
第一章 『源氏物語』の罪意識とは何か |
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第一節 『源氏物語』における罪の問題 第二節 「罪」「心の鬼」「天の眼」に表れた罪障意識・罪責意識 第三節 「そら恐ろし」に表れた罪責意識 第四節 『浜松中納言物語』『夜の寝覚』の「そら恐ろし」に表れた罪障意識・罪責意識 第五節 おわりに |
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第二章 『源氏物語』の天譴思想について |
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第一節 中国古典に表れた「天」への畏怖感 第二節 『源氏物語』に表れた「空」や「天」への畏怖感 第三節 仏教説話に表れた「天眼」の力 第四節 おわりに |
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第三章 『無名草子』における『源氏物語』の罪意識の受容 |
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第一節 『無名草子』における作者の物語観・人間観・倫理観 第二節 『無名草子』以後の源氏評論に表れた倫理観 第三節 おわりに |
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第四章 『とはずがたり』における『源氏物語』の罪意識の受容 |
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第一節 『とはずがたり』の罪意識を表す語句における『源氏物語』の影響 第二節 『源氏物語』の罪意識の表現を用いる効果 第三節 『とはずがたり』前後の『源氏物語』の罪意識の受容 第四節 おわりに |
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第五章 古注釈における『源氏物語』の罪意識の受容 |
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第一節 『河海抄』における、中世の罪意識に対する思想 第二節 『湖月抄』における、近世の罪意識に対する思想 第三節 おわりに |
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第六章 近世の国学者における『源氏物語』の罪意識の受容 |
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第一節 安藤為章・賀茂真淵・上田秋成の場合 第二節 本居宣長の場合 第三節 萩原広道の場合 第四節 おわりに |
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第七章 本居宣長の「もののあはれ」論と『源氏物語』の罪意識 |
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第一節 宣長の「もののあはれ」論について 第二節 宣長の思想的背景 第三節 『源氏物語』の「もののあはれ」に見られる美的規範 第四節 『源氏物語』の「あはれなり」と「恐ろし」との関連に見られる倫理的規範 |
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第八章 上田秋成における『源氏物語』の罪意識の受容 |
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第一節 『ぬば玉の巻』における源氏物語論 第二節 『雨月物語』における『源氏物語』の罪意識の受容のあり方 第三節 上田秋成における『源氏物語』の罪意識の受容のあり方 |
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第九章 明治期における『源氏物語』批評に関する一考察 |
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第一節 「もののあはれ」論に対する評価と『源氏物語』に対する評価 第二節 明治期の写実主義と理想主義の影響について 第三節 女性観と罪意識の受容について 第四節 おわりに |
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第一〇章 与謝野源氏と谷崎源氏における『源氏物語』の罪意識の受容 |
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第一節 源氏の密通に対する罪障意識の受容 第二節 柏木・浮舟の不孝に対する罪障意識の受容 第三節 藤壺・女三の宮の密通に対する罪責意識の受容 第四節 源氏・柏木・浮舟の密通に対する罪責意識の受容 第五節 夜居の僧都の不孝に対する罪障意識の受容 第六節 おわりに |
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終章 『源氏物語』の罪意識の受容のあり方と倫理観 |