タイトルコード |
1000100526361 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ヴィルヘルム・ミュラーの生涯と作品 |
書名ヨミ |
ヴィルヘルム ミュラー ノ ショウガイ ト サクヒン |
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『冬の旅』を中心に |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
渡辺 美奈子/著
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著者名ヨミ |
ワタナベ ミナコ |
出版地 |
仙台 |
出版者 |
東北大学出版会
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出版年月 |
2017.7 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-86163-276-1 |
ISBN |
4-86163-276-1 |
数量 |
3,306p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
941.6
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個人件名 |
Müller Wilhelm |
注記 |
年表:p279〜285 文献:p287〜303 |
内容紹介 |
連鎖詩篇「冬の旅」で知られる詩人、ヴィルヘルム・ミュラー。彼は何を探し求めたのか。時代背景とともに、その生涯と精神を丹念に読み解き、作品に「何がいかに描かれているか」を問う独創的研究。 |
目次タイトル |
序章 研究の目的と方法 |
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1.緒言 2.研究方法 3.ヴィルヘルム・ミュラー研究史 4.『冬の旅』に関する先行研究 5.『冬の旅』の成立と出版過程 6.自筆との比較と引用について |
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第1章 少年期(1794年〜1812年夏) |
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1.デッサウと啓蒙思想 2.手工業者の生活と遍歴職人のモチーフ 3.啓蒙専制を目指す学校教育 4.恋愛観の形成と母の死 5.圧政と愛国心 6.詩人の使命 |
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第2章 解放戦争従軍時代(1812年秋〜1814年夏) |
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1.ベルリン大学入学の頃 2.ロシア・プロイセン同盟軍前線への従軍と「緒戦の朝の歌」 3.「追憶と希望」に見る初期ミュラーの韻律 4.バウツェンでの過酷な戦場体験 5.ミュラーの宗教観 6.ブリュッセルでの情事 |
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第3章 ブリュッセルから故郷へ(1814年秋〜冬) |
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1.小説と体験に関わるモチーフと象徴 2.ブリュッセルからの追放 3.音の誘惑 4.『冬の旅』における鬼火 5.『冬の旅』で表出された死と誠実 6.被追放者としての自己認識 |
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第4章 ベルリン時代(1815年〜1817年夏) |
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1.復古期の出版事情と検閲 2.恋愛詩における象徴性 3.天体の擬人化とルイーゼの人物像 4.恋愛の苦悩と失恋 5.『美しき水車小屋の娘』の成立 6.詩の構成における対照性 |
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第5章 成熟期(1817年8月〜1825年) |
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1.ウィーンおよびイタリアへの旅 2.民衆詩への関心 3.公職就任と検閲問題 4.『旅する角笛吹きによる77篇遺稿詩集』出版 5.「ギリシア人の歌」と『冬の旅』の成立 6.『旅する角笛吹きによる遺稿詩集第2巻』出版 |
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第6章 晩年(1826年〜1827年9月) |
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1.自己認識と体験描写 2.最後の旅と交友 3.ゲーテの冷遇 4.死と埋葬 5.ウーラントの影響とハイネからの評価 6.民衆性と芸術性 |
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終章 ミュラーとシューベルト |
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1.『冬の旅』以前のシューベルト 2.『冬の旅』歌曲集の出版 3.自筆譜の語るもの 4.循環的構造 5.「おやすみ」の韻律的分析 6.「おやすみ」に見る詩と音楽 |