タイトルコード |
1000100568481 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
如来教の成立・展開と史的基盤 |
書名ヨミ |
ニョライキョウ ノ セイリツ テンカイ ト シテキ キバン |
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江戸後期の社会と宗教 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
神田 秀雄/著
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著者名ヨミ |
カンダ ヒデオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2017.12 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-642-03481-4 |
ISBN |
4-642-03481-4 |
数量 |
6,341,11p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
169.1
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件名 |
如来教
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注記 |
教祖喜之略年譜および幕末期までの如来教史略年表:巻末p9〜11 |
内容紹介 |
19世紀初頭、尾張国熱田で元奉公人の女性によって創唱された如来教は、いかにして誕生したのか。流行中の金毘羅信仰などを摂取しつつ、互恵的伝統の継承・再構築を志向した経緯を追求し、民衆宗教の出自を解き明かす。 |
著者紹介 |
1949年東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科地域社会研究専攻博士後期課程単位取得退学。天理大学人間学部教授、博士(社会学・一橋大学)。 |
目次タイトル |
序章 如来教像再構成の課題と展望 |
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一 如来教研究史の回顧と反省 二 本書における如来教理解の基本的な筋道 三 民衆宗教・新宗教に関する諸研究と本書の立場 四 本書の構成 |
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第一章 教祖の前半生と民間宗教者への社会的期待 |
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一 教祖の前半生と伝記史料 二 神憑り以前に関する伝記事項の再検証 三 喜之の神憑りと覚善の側近化 |
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第二章 「日待空間」の形成と展開 |
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一 「日待空間」の形成とその中心主題 二 成立期における応答を通じた教説の展開 三 教祖喜之によるコスモロジー構築と教説展開の基本的枠組み |
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第三章 如来教の組織的展開と中核的教説 |
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一 「日待」の恒常化・活性化と組織的展開の基本動向 二 教説展開の中核的筋道 三 グランド・ストーリーの展開と更新 |
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第四章 応答を直接的契機とする宗教思想の形成と展開 |
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一 「三界万霊」の救済をめぐる応答とその深化 二 「士講中」の集団的願望と『お経様』における「役義(儀)」・「家職」論 |
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第五章 如来教の成熟 |
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一 説教活動の中断から「日待空間」の再構築へ 二 神学体系の更新と成熟 三 成熟期における信者集団の行動と救済思想の到達点 |
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第六章 教祖の晩年以降における近世社会と如来教 |
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一 文政・天保期における尾張藩社会と如来教 二 金木市正と江戸・関東の信者集団 三 教祖入滅後の後継指導者と幕末期における信者集団の動向 |
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終章 民衆宗教・新宗教の「祖型」としての如来教 |
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一 人々の生涯を導く筋道ないしは人々が生きた証としての宗教思想 二 如来教の指導者・支援者・組織原理が抱える特異性と普遍性 |