タイトルコード |
1000100570418 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
終末期医療と刑法 |
書名ヨミ |
シュウマツキ イリョウ ト ケイホウ |
叢書名 |
医事刑法研究
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叢書番号 |
第7巻 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
甲斐 克則/著
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著者名ヨミ |
カイ カツノリ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
成文堂
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出版年月 |
2017.11 |
本体価格 |
¥2900 |
ISBN |
978-4-7923-5228-8 |
ISBN |
4-7923-5228-8 |
数量 |
17,285p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
326.23
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件名 |
刑法
ターミナルケア
尊厳死
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内容紹介 |
刑法学の分野のみならず、哲学・倫理学、生命倫理学、医療現場の多様な専門職の人たちとの終末期医療に関する共同研究の成果を収めた一冊。ドイツ、イギリス、オランダ等での現地調査や比較法的分析の成果も盛り込む。 |
目次タイトル |
序章 安楽死・尊厳死をめぐる法と倫理 |
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1 序 2 安楽死をめぐる法と倫理 3 尊厳死をめぐる法と倫理 4 終末期医療(特に尊厳死)のガイドラインの枠組み呈示 5 結語 |
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第1章 終末期医療・尊厳死と医師の刑事責任 |
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1 序 2 川崎協同病院事件の事実の概要 3 川崎協同病院事件第1審判決の要旨 4 終末期医療・尊厳死と医師の刑事責任-第1審判決の検討と位置づけ- 5 厚生労働省「報告書」の分析と尊厳死問題ガイドライン要綱私案 6 結語 |
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第2章 尊厳死問題における患者の自己決定のアポリア |
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1 序 2 尊厳死問題における患者の自己決定のアポリア 3 「物語としての生と身体」論の意義と問題性 4 結語 |
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第3章 ドイツにおける終末期医療をめぐる法的・倫理的論議の最近の動向 |
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1 はじめに 2 ドイツにおける議論の動向 3 おわりに |
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第4章 終末期医療と尊厳死 |
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第5章 終末期医療における病者の自己決定の意義と法的限界 |
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1 序 2 安楽死と病者の自己決定 3 自殺幇助と病者の「死ぬ権利」-ダイアン・プリティ事件を素材に- 4 尊厳死と病者の自己決定 5 結語 |
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第6章 自殺幇助と患者の「死ぬ権利」:難病患者の「死ぬ権利」を否定した事例 |
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1 事実 2 判旨 3 解説 |
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第7章 終末期医療のルール化と法的課題 |
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1 序 2 終末期医療の「ルール化」の意味・意義と問題点 3 ルール化の内容と法的根拠 4 結語-今後の課題- |
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第8章 ドイツにおける延命治療中止に関するBGH無罪判決 |
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1 はじめに 2 事実の概要 3 判旨 4 若干の論評 |
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第9章 終末期医療と臨床倫理 |
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1 はじめに 2 日本における近年の問題状況 3 司法の動向 4 人工延命措置の差控え・中止(尊厳死)をめぐる法理と倫理 5 おわりに |
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第10章 ベネルクス3国の安楽死法の比較検討 |
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1 序 2 オランダにおける安楽死の法制度とその運用の実態 3 ベルギーにおける安楽死の法制度とその運用の実態 4 ルクセンブルクにおける安楽死の法制度 5 結語 |
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第11章 オランダの安楽死の現状と課題 |
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1 序 2 オランダの安楽死等審査法の基本要件と手続 3 安楽死等審査法施行後の動向 4 緩和ケア・緩和的鎮静と安楽死 5 結語 |
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第12章 イギリスにおける人工延命措置の差控え・中止(尊厳死)論議 |
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1 序 2 イギリスにおける判例の動向-トニー・ブランド事件判決の射程- 3 イギリスにおける終末期医療の意思決定のルール作り 4 結語 |
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第13章 PEG施行について患者の事前指示と家族の希望が異なる場合どうするか |
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1 はじめに 2 患者の事前指示の法的意義 3 胃瘻造設差控えの患者の事前指示と家族の希望とが衝突した場合 4 ひとたび胃瘻を開始した後に患者の胃瘻中止の事前指示と家族の希望とが衝突した場合 |
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第14章 人工延命措置の差控え・中止(尊厳死)問題の「解決」モデル |
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1 序-問題状況と問題設定- 2 「自己決定モデル」とその検討 3 補完モデルとしての「最善の利益モデル」と「治療義務の限界モデル」 4 結語 |
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終章 終末期の意思決定と自殺幇助 |
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1 序-問題状況- 2 ベネルクス3国(特にオランダ)の動向 3 アメリカ合衆国の動向 4 イギリスの動向 5 ドイツの動向 6 結語-日本における議論の方向性- |