タイトルコード |
1000100575297 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本中世社会と禅林文芸 |
書名ヨミ |
ニホン チュウセイ シャカイ ト ゼンリン ブンゲイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
芳澤 元/著
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著者名ヨミ |
ヨシザワ ハジメ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2017.12 |
本体価格 |
¥8500 |
ISBN |
978-4-642-02942-1 |
ISBN |
4-642-02942-1 |
数量 |
7,285,9p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
188.82
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件名 |
禅宗-歴史
五山文学
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内容紹介 |
中世の禅僧と、武家や商人といった社会の諸階層との文芸交流は、海域を越えて室町文化として結実した。足利将軍・領主社会との結びつきなどを漢文や肖像画の厳密な読解により分析。禅宗寺院と世俗の関係を活写する。 |
著者紹介 |
1982年兵庫県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。明星大学人文学部助教。 |
目次タイトル |
序章 中世宗教史研究と室町時代像 |
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はじめに 一 中世宗教史における室町時代観 二 中世宗教史の世界と戦後歴史学 三 室町宗教史と中世禅宗の位置 四 本書の研究素材と視角 五 本書の構成 |
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第Ⅰ部 都鄙と海域を越える禅林文芸 |
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第一章 鎌倉後期の禅林と文芸活動の展開 |
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はじめに 一 鎌倉期禅林における文芸の機能 二 禅林文芸の受容と文化交流 おわりに |
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第二章 応永期における渡唐天神説話の展開 |
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はじめに 一 渡唐天神説話の思想的系譜 二 大内盛見の渡唐天神像と足利義持 三 渡唐天神説話の展開を担ったもの おわりに |
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補論 現存最古の渡唐天神像のゆくえ |
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はじめに 一 禅文化研究所所蔵の渡唐天神像 二 惟肖得巌の執筆経緯 三 惟肖得巌に対する後世の評価 四 現存最古作品のゆくえ おわりに |
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第三章 渡唐天神像と日明交通 |
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はじめに 一 渡唐天神図像賛を読む 二 渡唐天神像の着賛と異文化交流 おわりに |
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第四章 慶長期における詩画軸の製作過程 |
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はじめに 一 班女団扇説話 二 「女人図」賛と五人の禅僧 三 着賛過程の復元 四 女人図製作の時代背景 おわりに |
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第Ⅱ部 中世後期の五山と武家社会 |
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第一章 室町・戦国期の武家連歌と天神御影 |
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はじめに 一 室町仏教のなかの北野天神 二 元旦試筆の習俗と北野天神 三 武家勢力にとっての天神連歌と五山僧 四 連歌師の主導性と文芸交流の複線化 おわりに |
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第二章 室町期禅林における飲酒とその背景 |
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はじめに 一 中世寺院の飲酒事情 二 禅宗の戒律観 三 禅林諸老の飲酒への対応 四 将軍家仏事の饗宴と飲酒 五 禅林の飲酒をめぐる環境 おわりに |
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第三章 室町期の禅宗と武家社会の在俗居士 |
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はじめに 一 京都における塔頭・寮舎の展開 二 武家山荘のなかの庵居 三 居士としての室町武家 おわりに |
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終章 宗教勢力としての中世禅林 |
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はじめに 一 門派的結集と社会的属性 二 職業仏道論と社会諸集団 三 宗教勢力と在俗居士の位置 おわりに |