タイトルコード |
1000100578760 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
普遍史の変貌 |
書名ヨミ |
フヘンシ ノ ヘンボウ |
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ペルシア語文化圏における形成と展開 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
大塚 修/著
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著者名ヨミ |
オオツカ オサム |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2017.12 |
本体価格 |
¥6300 |
ISBN |
978-4-8158-0891-4 |
ISBN |
4-8158-0891-4 |
数量 |
10,444p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
227.2
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件名 |
イラン-歴史
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注記 |
文献:p387〜404 |
内容紹介 |
前近代の世界には、天地創造に始まる人類の系譜を描く「普遍史」という歴史類型が存在した。著名な「王書」「集史」から地方王朝やモンゴル時代の多様な手稿本までを徹底的に調査し、世界認識のダイナミックな変容を跡づける。 |
著者紹介 |
1980年東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。同大学大学院人文社会系研究科助教。博士(文学)。 |
目次タイトル |
序章 普遍史研究の意義と展望 |
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はじめに 問題の所在 1 問題設定 2 先行研究 3 時代設定 4 普遍史の定義 5 用語の定義 6 本書の構成 |
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第Ⅰ部 『王書』以前の古代ペルシア史叙述 |
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第1章 旧約的普遍史と古代ペルシア史の相克 |
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はじめに 1 アラブの系譜学者と古代ペルシア史 2 イブン・ムカッファアと古代ペルシア史 3 古代ペルシア四王朝叙述法の萌芽 章結 |
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第2章 『王の書』の「復活」と流行 |
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はじめに 1 ハムザ・イスファハーニーによる古代ペルシア史の再編 2 ペルシア語歴史叙述の萌芽と『王の書』の流行 3 ハムザ・イスファハーニー後のアラビア語古代ペルシア史叙述 章結 |
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第3章 フィルダウスィーの『王書』と古代ペルシア史 |
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はじめに 1 フィルダウスィーの古代ペルシア史叙述 2 フィルダウスィーと同時代の古代ペルシア史叙述 章結 |
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第Ⅰ部結論 |
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第Ⅱ部 ペルシア語普遍史書の成立 |
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第4章 『王書』の流行とペルシア語普遍史 |
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はじめに 1 セルジューク朝時代の『王書』の評価 2 セルジューク朝時代の古代ペルシア史叙述 3 アラビア語普遍史書における古代ペルシア史叙述 4 奴隷王朝における古代ペルシア史叙述 章結 |
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第5章 ペルシア語普遍史とオグズ伝承 |
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はじめに 1 ガザン以前のペルシア語普遍史書 2 ガザン以降のペルシア語普遍史書 章結 |
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第6章 旧約的普遍史,古代ペルシア史,オグズ伝承の接合 |
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はじめに 1 三つの人類史の接合 2 アブー・サイード期のペルシア語普遍史書 章結 |
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第Ⅱ部結論 |
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第Ⅲ部 ペルシア語普遍史書の再編 |
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第7章 古代ペルシア史の再編 |
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はじめに 1 ハザーラスプ朝史研究の意義 2 ヌスラト・アッディーンによる文芸活動の庇護・奨励 3 献呈作品におけるヌスラト・アッディーンの表象 4 『ペルシア列王伝』に対する需要 章結 |
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第8章 イランの地の地方政権とイラン概念 |
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はじめに 1 ヤズド・ニザーム家の名士シャムス・フサイニー 2 インジュー朝 3 ジャラーイル朝 4 ムザッファル朝 章結 |
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第9章 イランの地の歴史からイランとトゥランの歴史へ |
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はじめに 1 ティムール朝史と普遍史の接合 2 オグズ伝承と古代ペルシア史の融合 3 ハーフィズ・アブルーによるペルシア語普遍史の再編 4 ティムール朝におけるペルシア語普遍史書の手稿本作成 章結 |
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第Ⅲ部結論 |
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終章 |