タイトルコード |
1000100579078 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
《オーストリア哲学》の独自性と哲学者群像 |
書名ヨミ |
オーストリア テツガク ノ ドクジセイ ト テツガクシャ グンゾウ |
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ドイツ哲学との対立から融合へ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
島崎 隆/著
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著者名ヨミ |
シマザキ タカシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
創風社
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出版年月 |
2017.12 |
本体価格 |
¥2000 |
ISBN |
978-4-88352-240-8 |
ISBN |
4-88352-240-8 |
数量 |
213p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
134.9
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件名 |
オーストリア哲学
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内容紹介 |
ドイツ哲学と一体化されて論じられてきた「オーストリア哲学」だが、ドイツ哲学とは異質な性格をもつ。オーストリアの哲学や思想の独自性を、個別の哲学者に即して詳細に解説する。「ウィーン発の哲学」の続編。 |
目次タイトル |
第1章 《オーストリア哲学》の独自性と19世紀転換期(世紀末状況) |
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第1節 オーストリアの歴史と19世紀転換期 第2節 オーストリアの政治・社会と哲学の形成 第3節 《オーストリア哲学》の概略的説明 第4節 カルナップのハイデガー批判について 第5節 形而上学の行方と世紀末状況 第6節 《オーストリア哲学》の特徴づけ1 第7節 《オーストリア哲学》の特徴づけ2 |
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第2章 フリッツ・マウトナーと《言語論的転回》の開始 |
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第1節 《言語論的転回》の目指すもの 第2節 マウトナーの人生とマッハとの交流 第3節 マウトナーの著作と日本での研究 第4節 マウトナーによる《言語論的転回》の開始 第5節 マウトナーのコミュニケーション的言語観 第6節 「偶然感官」による認識論と論理学への批判 第7節 言語批判から見た哲学史の再把握1 第8節 言語批判から見た哲学史の再把握2 第9節 マウトナーの言語批判の到達点とウィーン世紀末状況 |
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第3章 エルンスト・マッハの哲学とレーニンの批判 |
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第1節 マッハという人物 第2節 当時の歴史的状況と私の問題意識 第3節 議論の第1前提 第4節 議論の第2前提 第5節 レーニン哲学への一般的評価1 第6節 レーニン哲学への一般的評価2 第7節 マッハは何を問題としたのか 第8節 マッハ哲学の妥当性1 第9節 マッハ哲学の妥当性2 |
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第4章 フェルディナント・エーブナーにおける信仰のことばと形而上学批判 |
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第1節 ウィーン世紀末の時代状況のなかで 第2節 エーブナーの宗教・神・精霊についての見解 第3節 われとなんじの対話 第4節 ことばと愛 第5節 形而上学的観念論への批判 第6節 科学と耽美主義への批判 |
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第5章 マルチン・ブーバーの《対話の社会主義》 |
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第1節 ブーバーを見る視角 第2節 ブーバーとオーストリア 第3節 ブーバーの思想遍歴 第4節 「他者」との対話 第5節 われとなんじの対話 第6節 社会主義観 第7節 マルクス・レーニン主義的社会主義への厳しい批判 |
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第6章 ウィトゲンシュタインはヘーゲル,マルクス,禅と融合可能か |
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第1節 ウィトゲンシュタインの言語哲学 第2節 ウィトゲンシュタインとヘーゲル,マルクスの共通性とは 第3節 ウィトゲンシュタインと禅 |
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第7章 新ヘーゲル主義の登場とポスト分析哲学 |
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第1節 問題提起と論文の概略 第2節 従来の傾向から新傾向への転換 第3節 直接的認識と要素主義の挫折 第4節 「全体論」の提起 第5節 意識と対象の一致 第6節 《言語論的転回》と観念論の立場 |
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第8章 アルフレート・アドラーの心理学の流行と現代 |
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第1節 なぜいま「アドラー心理学」なのか 第2節 アドラーとはどういう人物か 第3節 アドラー心理学の基礎にある人間観・社会観 第4節 アドラー心理学の特徴1 第5節 アドラー心理学の特徴2 第6節 アドラー心理学に見られる逆説的状況 第7節 アドラー心理学の問題点と現代的意義 |
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補論 プロレタリアートと宗教(オットー・バウアー) |
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第1節 宗教は社会的・集団的な現象である 第2節 宗教は私事である 第3節 初期プロレタリアートと宗教の密接な関係 第4節 私たちは反宗教的プロパガンダをおこなうことはできない 第5節 宗教そのものではなく,社会制度が問題である 第6節 宗教を党の事柄にしてはならない <解説>政治・政党は宗教をどう扱うべきか |