タイトルコード |
1000100655469 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
力学の誕生 |
書名ヨミ |
リキガク ノ タンジョウ |
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オイラーと「力」概念の革新 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
有賀 暢迪/著
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著者名ヨミ |
アリガ ノブミチ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2018.10 |
本体価格 |
¥6300 |
ISBN |
978-4-8158-0920-1 |
ISBN |
4-8158-0920-1 |
数量 |
7,263,83p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
423.02
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件名 |
力学-歴史
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個人件名 |
Euler Leonhard |
注記 |
文献:巻末p5〜27 年表:巻末p76〜77 |
内容紹介 |
力の概念を切り口に、オイラーの思考を軸に据えながら、18世紀における「力学の誕生」を叙述。惑星の運動から球の衝突まで、汎用性をもつ新たな知が立ち上がる過程を追い、オイラーの果たした画期的役割を浮き彫りにする。 |
著者紹介 |
1982年岐阜県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。同大学博士(文学)。国立科学博物館理工学研究部研究員。 |
目次タイトル |
序論 力の起源をたずねて |
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第1章 十八世紀力学史の歴史叙述 |
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一 解析化と体系化 二 活力論争と力の概念 三 「力学」の誕生 |
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第Ⅰ部 活力論争と「運動物体の力」の盛衰 |
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第2章 十七世紀の自然哲学における「運動物体の力」 |
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一 物体の中の「力」と衝突の問題-デカルト 二 「固有力」と「刻印力」-ニュートン 三 「活力」と「死力」-ライプニッツ |
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第3章 活力論争の始まり |
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一 ドイツ語圏での支持拡大 二 オランダからの反応 三 フランスでの論戦の始まり |
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第4章 活力論争の解消 |
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一 ダランベールの「動力学」構想 二 モーペルテュイの最小作用の原理 三 オイラーによる「慣性」と「力」の分離 |
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小括 「運動物体の力」の否定とそれに替わるもの |
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第Ⅱ部 オイラーの「力学」構想 |
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第5章 「動力学」の解析化 |
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一 活力と死力、その異質性 二 活力と死力、その連続性 三 死力による活力の生成 |
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第6章 活力論争における衝突理論の諸相と革新 |
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一 衝突の法則と物質観 二 ス・グラーフェサンデによる「力」の計算 三 パリ科学アカデミー懸賞受賞論文 四 ベルヌーイによる衝突過程のモデル化 五 オイラーによる「運動方程式」の利用 |
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第7章 オイラーにおける「力学」の確立 |
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一 活力と死力の受容 二 「動力」、「静力学」、そして「力学」 三 ライプニッツ-ヴォルフ流の「力」理解に対する批判 |
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小括 「力学」の誕生 |
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第Ⅲ部 『解析力学』の起源 |
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第8章 再定義される「動力学」と、その体系化 |
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一 パリ科学アカデミーにおける「動力学」の出現 二 「力」の科学から運動の科学へ 三 ダランベールの「一般原理」と、そのほかの「一般原理」 |
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第9章 作用・効果・労力 |
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一 弾性薄板と軌道曲線における「力」 二 「労力」の発見 三 最小労力の原理 四 二つの最小原理、二つの到達点 |
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第10章 ラグランジュの力学構想の展開 |
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一 「動力学」のさらなる体系化 二 「普遍の鍵」としての最小原理 三 「一般公式」の由来と『解析力学』の力概念 |
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小括 静力学と動力学の統一、あるいは衝突の問題の後退 |
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結論 自然哲学から「力学」へ |