タイトルコード |
1000100682054 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
西晉朝辭賦文學研究 |
書名ヨミ |
セイシンチョウ ジフ ブンガク ケンキュウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
栗山 雅央/著
|
著者名ヨミ |
クリヤマ マサヒロ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
|
出版年月 |
2018.12 |
本体価格 |
¥13000 |
ISBN |
978-4-7629-6627-9 |
ISBN |
4-7629-6627-9 |
数量 |
6,524,3p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
921.4
|
個人件名 |
左 思 |
注記 |
文献:p509〜517 |
内容紹介 |
西晉武帝期に活躍した文人・左思による長編の辭賦作品「三都賦」を中心に、その前後に創作された作品との関わり、当時の書写材料と注釈、著述の背景にある政治と学術との関係などを考察。「三都賦」の本文・通釈と解説も収録。 |
著者紹介 |
1985年大分縣生まれ。九州大學大學院人文科學府博士後期課程修了、文學(博士)。西南學院大學國際文化學部(言語教育センター)助教。 |
目次タイトル |
序論 |
|
第一節 西晉「朝」辭賦文學研究とは 第二節 左思の生涯とその文學 第三節 西晉文學及び辭賦文學研究史における「三都賦」 第四節 本書の構成と目的 附節 辭賦よりみる「三國志」-「三都賦」の概要 附録1 <左思及び「三都賦」關係年譜> 附録2 <三國時代から西晉時代の各王朝の領土の變遷に關する地圖> |
|
上篇 「三都賦」前後の賦作とその周縁 |
|
第一章 漢賦からの繼承と發展 |
|
第一節 漢賦からの繼承 第二節 漢賦からの發展 第三節 「三都賦」著述における左思の苦心 |
|
第二章 「齊都賦」著述から見る「三都賦」の構想 |
|
第一節 「齊都賦」の著述とその散逸 第二節 左思「齊都賦」の構成及び内容 第三節 徐幹「齊都賦」との比較 第四節 左思「三都賦」との比較 第五節 左思における都邑賦の位置附け |
|
第三章 「三都賦」以後の都邑賦の展開とその變容 |
|
第一節 「三都賦」以前の都邑賦 第二節 「三都賦」以後の都邑賦 第三節 都邑賦の傳統への回歸 第四節 鮑照「蕪城賦」に見る「三都賦」 第五節 庾信「哀江南賦」に見る「三都賦」 |
|
第四章 兩晉時期の文章創作における「紙」 |
|
第一節 書寫材料の交替に關する從來の理解 第二節 「書籍」「書簡」への限定的利用-後漢から三國時期 第三節 文人による「紙」への注目-西晉時代 第四節 文章創作における「紙」利用の一般化-「晉宋之際」 第五節 文章創作と「紙」の關係 |
|
第五章 後漢から兩晉時期における賦注の確立について |
|
第一節 兩晉時期以前の賦注の發生と展開 第二節 曹大家「幽通賦注」より始まる後漢三國時期の賦注 第三節 韋昭や郭璞の注釋活動に見る賦注形式の確立 |
|
中篇 「三都賦」と西晉武帝期の政治・學術 |
|
第六章 左思「三都賦」は何故洛陽の紙價を貴めたか |
|
第一節 「三都賦」に對する同時代評價 第二節 左思「三都賦序」に見る著述動機 第三節 地方志編纂の流行 第四節 西晉王朝の平呉政策 第五節 張華による『博物志』編纂と左思 |
|
第七章 「三都賦」劉逵注の注釋態度 |
|
第一節 劉逵注の特異性 第二節 劉逵注の引用書の傾向 第三節 劉逵の官歴 第四節 圖書蒐集事業と知的欲求の向上 |
|
第八章 「三都賦」と中書省下の文人集團 |
|
第一節 「魏都賦」張載注の特徴 第二節 「三都賦」の著述と中書省 第三節 中書省を據點とした著述活動 |
|
第九章 左思「三都賦」と西晉武帝司馬炎 |
|
第一節 「三都賦」の多面的特徴 第二節 寫實性び類書的性質の成立背景 第三節 西晉王朝の正統性の主張の背景 第四節 「三都賦」に見える司馬氏一族への配慮 第五節 西晉武帝期における中書省の役割 第六節 左思「三都賦」と西晉武帝司馬炎 |
|
結論 |
|
第一節 本書の總括-洛陽の紙價をして貴からしめたもの 第二節 「三都賦」の汎用性 第三節 六朝辭賦文學の再評價 |
|
下篇 譯篇 |
|
『文選集注』を底本とした「三都賦」通釋及び解説 |
|
凡例 「三都賦序」 「蜀都賦」 「呉都賦」 「魏都賦」 |