タイトルコード |
1000100686045 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「見えざる手」の痕跡を求めて |
書名ヨミ |
ミエザル テ ノ コンセキ オ モトメテ |
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市場と芸術をめぐる文化史 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
塩田 眞典/著
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著者名ヨミ |
シオタ マサノリ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2019.1 |
本体価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-7710-3092-3 |
ISBN |
4-7710-3092-3 |
数量 |
4,334,6p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
766.1
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件名 |
歌劇-歴史
音楽産業-歴史
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内容紹介 |
発明王エジソンはなぜ市場競争に敗れたのか。モーツァルトのオペラ興行を成功に導いた要因は何か。芸術作品が社会に受け入れられるために不可欠な市場の力「見えざる手」の痕跡を探り、市場性と芸術性との相克を読み解く。 |
著者紹介 |
1948年大阪市生まれ。同志社大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。大阪商業大学経済学部教授。著書に「市場・企業・企業者精神」など。 |
目次タイトル |
Ⅰ 市場競争とシュンペーターの企業者論 |
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Ⅱ エジソンのフォノグラフと市場経済 |
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1 音楽を聴く機械を遡ると 2 フォノグラフ誕生前後 3 フォノグラフが意味したもの 4 ライヴァル登場 5 市場競争 6 企業者エジソンの蹉跌 |
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Ⅲ 舞台芸術をめぐる文化経済学的考察 |
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はじめに 1 文化・芸術と市場経済との遭遇 2 新古典派経済学の不備 3 寓話的方法論 4 台本作家とは何か 5 いくつかの遭遇事例と今後の課題 |
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Ⅳ オペラ《フィガロの結婚》に至るまでのモーツァルト |
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1 二〇世紀におけるモーツァルトの天才神話と現実 2 ウィーンにおけるモーツァルト 3 これまでに判明した事実とこれからの課題 |
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Ⅴ 普通の人々のオペラ《フィガロの結婚》 |
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1 ロレンツォ・ダ・ポンテの生涯 2 遭遇と協働作業 3 《フィガロの結婚》出現までの状況 4 《フィガロの結婚》のストーリー 5 改変 6 独自性 7 モーツァルトとチマローザ 8 過剰性あるいはヨーゼフの耳 9 政治 |
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Ⅵ オペラ《カルメン》と制作者たち、およびその後のカルメン像の変貌 |
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1 検討課題 2 小説『カルメン』 3 オペラ《カルメン》 4 その後の《カルメン》 5 オペラ《カルメン》を取り巻く今日的情況 |
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Ⅶ オペラ《エルナーニ》におけるヴェルディ的なもの |
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1 ヴェルディというオペラ文化 2 オペラ《エルナーニ》のストーリー 3 なぜ《エルナーニ》か? 4 《エルナーニ》に至るまでのヴェルディ 5 ヴィクトル・ユゴーと戯曲『エルナニ』 6 ヴェルディと台本作家たち 7 ヴェルディ的特質の形成 8 オペラと市場 |
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Ⅷ 感覚の共有と文化の創造 |
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1 経済活動と文化・芸術活動のタイムラグ 2 都市と芸術家、三つの事例 3 感覚の共有 4 共有と越境 5 共有・越境・総合 |