タイトルコード |
1000100712972 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
禁じられた郷愁 |
書名ヨミ |
キンジラレタ キョウシュウ |
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小林勝の戦後文学と朝鮮 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
原 佑介/著
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著者名ヨミ |
ハラ ユウスケ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
新幹社
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出版年月 |
2019.3 |
本体価格 |
¥2500 |
ISBN |
978-4-88400-130-8 |
ISBN |
4-88400-130-8 |
数量 |
401p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
910.268
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個人件名 |
小林 勝 |
注記 |
小林勝略年譜:p379〜385 文献:p386〜390 |
内容紹介 |
植民地の支配者こそが社会を病み、苦しみ続ける。気づかぬ人々に、未来はあるのか-。朝鮮半島に生まれ、その山野の中で育ち、自分が破滅するほど植民地と向き合った作家・小林勝の戦後文学と朝鮮をたどる。 |
目次タイトル |
序章 歴史のなかに消えた故郷 |
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一.洛東江に抱かれて 二.戦後という旅のはじまり 三.最後の士官候補生 |
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第一章 原点としての朝鮮戦争 |
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一.「烈しい転換期」 二.火焰壜の闘い 三.「君たちはどこへいったか」 四.獄中のデビュー作-「ある朝鮮人の話」 |
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第二章 語り出される植民地の記憶 |
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一.新人作家時代 二.秘められた叙情-「鮎」 三.よそ者意識の芽生え-「フォード・一九二七年」 四.みる者とみられる者-「赤いはげ山」 |
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第三章 下獄、離党、肺結核 |
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一.第二の獄中生活 二.不本意な植民地主義者-「無名の旗手たち」 三.近代日本史のなかの植民者 四.落日のはじまり |
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第四章 死者たちの残影 |
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一.朝鮮人の「変形譚」 二.革命の青春の終焉-「目なし頭」 三.もち帰ってきた恥-「蹄の割れたもの」 四.「奴隷」の報復と「主人」の恐怖 |
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第五章 「明治百年」の光と闇 |
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一.「明治百年」と「明治五十二年」 二.植民地支配と「壬申倭乱」-「夜の次の風の夜」 三.百年の精神史と植民地主義 四.小林勝の先行者たち |
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第六章 植民地追放の果て |
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一.『異邦人』と引揚者 二.「薄気味悪い外国人」たちの声-「万歳・明治五十二年」 三.異邦人たちの競演 四.故郷喪失後のピエ・ノワール 五.行先のない逃避行 |
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第七章 「懐しい」と言ってはならぬ |
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一.最後の自戒 二.植民者の息子たちの闇-「日本人中学校」 三.三〇年後の衝撃 四.歴史のきびしさと重さ |
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終章 郷愁の彼方へ |
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一.「ひらかれた場所へ、ほんとうの自由へ」 二.洛東江は遠く |