タイトルコード |
1000100784351 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
歴博甲本洛中洛外図屛風の研究 |
書名ヨミ |
レキハク コウホン ラクチュウ ラクガイズ ビョウブ ノ ケンキュウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
小谷 量子/著
|
著者名ヨミ |
コタニ リョウコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勉誠出版
|
出版年月 |
2020.2 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-585-22257-6 |
ISBN |
4-585-22257-6 |
数量 |
9,496,9p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
721.4
|
件名 |
洛中洛外図
|
内容紹介 |
現存最古の洛中洛外図屛風である「歴博甲本洛中洛外図屛風」には、実は歌や物語など文学が描かれている。芸術志向の近現代絵画とは異なる中世絵画の特徴をふまえ、歴博甲本の主題、注文者、そして作者を明らかにする。 |
著者紹介 |
日本女子大学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期修了。同大学文学部史学科学術研究員、東京家政大学非常勤講師。専門は日本中世史、日本美術史。博士(文学)。 |
目次タイトル |
序論 歴博甲本洛中洛外図屛風研究史と本書の構成 |
|
はじめに 第一節 洛中洛外図屛風研究史 第二節 本書の課題と構成 |
|
第一部 歴博甲本洛中洛外図屛風に描かれた戦国期京都について |
|
第一章 歴博甲本洛中洛外図屛風将軍邸近辺の空間構造 |
|
はじめに 第一節 小川御所と宝鏡寺・南御所の位置 第二節 細川勝元・政元邸の位置 第三節 大永度御所と細川高国・晴元邸の位置 第四節 戦国期京都の状況 おわりに |
|
第二章 歴博甲本洛中洛外図屛風に描かれた比丘尼御所の住持 |
|
はじめに 第一節 戦国期三時知恩寺の住持 第二節 戦国期大慈院(南御所)の住持 第三節 戦国期宝鏡寺の住持 第四節 戦国期曇華院(通玄寺)の住持 第五節 戦国期光照院の住持 おわりに |
|
第二部 歴博甲本洛中洛外図屛風に描かれた歌・物語絵 |
|
第一章 歴博甲本洛中洛外図屛風に描かれた歌絵 |
|
はじめに 第一節 細川高国辞世の句 第二節 足利義澄文亀三年三十六番歌合 おわりに |
|
第二章 三条西邸鶯合と近衛邸の風呂 |
|
はじめに 第一節 三条西邸鶯合 第二節 近衛邸の風呂 第三節 足利義晴と細川高国 おわりに |
|
第三章 祇園会再興と足利義澄 |
|
はじめに 第一節 祇園会再興関係幕府文書発給人 第二節 祇園会と将軍 第三節 祇園会見物 第四節 祇園会再興理由 おわりに |
|
第四章 足利義澄の観能と参内 |
|
はじめに 第一節 足利義澄と観世能 第二節 足利義澄と参内 おわりに |
|
第五章 宝鏡寺・南御所の所領と歴博甲本に描かれた白布 |
|
はじめに 第一節 宝鏡寺・南御所の根本所領 第二節 足利義澄と白布棚公事 第三節 宝鏡寺白布伸子張りと義澄 おわりに |
|
第六章 歴博甲本制作契機と『融通念仏縁起絵巻』 |
|
はじめに 第一節 甲本制作契機 第二節 『融通念仏縁起絵巻』と洛中洛外図 おわりに |
|
第三部 室町後期歌絵 |
|
第一章 室町後期における歌絵享受 |
|
はじめに 第一節 やまと絵と景物画、近世初期風俗画の研究史 第二節 室町後期における歌絵の事例 第三節 工芸品に見る歌絵 第四節 初期洛中洛外図屛風にみる歌絵 おわりに |
|
第二章 歌絵・物語絵の表現手法 |
|
はじめに 第一節 歌絵の表現手法 第二節 歌・物語絵と異時空間同図 第三節 絵画表現と絵画制作 おわりに |
|
補論 「伊勢物語」二十三段筒井筒について |
|
はじめに 第一節 男の歌について 第二節 男の身分と高安の女の身分について 第三節 「けこ」の器物について 第四節 「手づからいひがひとりて」について 第五節 「心憂がり」になった理由 第六節 高安の女の歌 第七節 大和の女と高安の女の「粧う」 まとめと結論 |
|
補論 藤原重雄氏「上杉本「洛中洛外図屛風」をめぐる新説について-行列従者・輿の理解-」について反論 |
|
はじめに 一、輿 二、小者の人数 三、絵の読み解きについて おわりに |
|
結論 |
|
歌・物語絵としての歴博甲本洛中洛外図屛風 はじめに <本書のまとめ> <総括> |