タイトルコード |
1000100785357 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
寺山修司の一九六〇年代 |
書名ヨミ |
テラヤマ シュウジ ノ センキュウヒャクロクジュウネンダイ |
|
不可分の精神 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
堀江 秀史/著
|
著者名ヨミ |
ホリエ ヒデフミ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
白水社
|
出版年月 |
2020.3 |
本体価格 |
¥6800 |
ISBN |
978-4-560-09750-2 |
ISBN |
4-560-09750-2 |
数量 |
554p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
910.268
|
個人件名 |
寺山 修司 |
注記 |
年譜:p514〜554 |
内容紹介 |
同時代を生きる人々に大きな影響を与えた詩人・寺山修司。ことばでの表現を軸として、演劇や映像その他の芸術諸ジャンルで多くの仕事を残した寺山を総合的に捉え、その行動原理を浮かび上がらせる。全著作一覧付。 |
著者紹介 |
1981年島根県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻比較文学比較文化研究室助教。博士(学術)。 |
目次タイトル |
序章 寺山修司論の現在 |
|
一 受容史と従来研究の様相 二 本書について |
|
第Ⅰ部 壜詰の世界 |
|
第一章 空っぽのアパート |
|
一 土地という指標 二 先行する寺山伝記 三 寺山修司小伝 |
|
第二章 ダイアローグ |
|
一 テーマ論の困難-その作家性から 二 方法の深化-評論から対話へ 三 ダイアローグとは何か-『戦後詩』(一九六五年)を中心に |
|
第三章 <私>論の形成 |
|
一 <私>論と寺山受容-先行論たち 二 「独創」への懐疑 コラム1 寺山修司蔵書公開の意義-時代性の検証に向けて 三 虚構と現実 四 記憶あるいは歴史 五 身体 六 <私>たちのダイアローグ-自己遡及的批評へ |
|
第四章 ふたりぼっちのわたしに |
|
一 ロミイとは誰か 二 挿入短歌十三首で紡ぐ物語 三 映画と短歌の表現論 四 ロミイとともに |
|
第Ⅱ部 クロスジャンルの道程 |
|
第五章 ラジオをめぐるジャンル考 |
|
一 放送分野と人文学-NHKアーカイブスでの調査について 二 ラジオドラマの分類 三 ラジオの供する内容と作品のアイデンティティ コラム2 資料体の設定-ラジオドラマ研究の方法論について |
|
第六章 見出されるジャンル |
|
一 「夢」と「現実」-二つの『一匹』 二 詩と映画-映画『拳銃よさらば』と鼎談「シナリオと演出」(一九六〇年) 三 シナリオ性の探究-雑誌『シナリオ』における実践 コラム3 『寺山修司の戯曲』(思潮社)について 四 絨毯に播かれた吸殻-歌曲『木の匙』(一九六四年)の幸福 五 テレビとラジオ-『一匹』のテーマ おわりに |
|
第Ⅲ部 世代間のダイアローグ |
|
第七章 歴史語りへの抵抗 |
|
一 次世代からの眼差し-四方田犬彦『ハイスクール1968』(二〇〇四年)における思い出語りの陥穽と効用 二 日本映画史における寺山修司 |
|
第八章 誰でもなかったころ |
|
一 影響関係とオマージュ 二 篠田正浩との交感 三 メディアの変遷による語り直し-小説、漫画から映画『少年時代』(一九九〇年)へ 四 一九三〇年代生まれの共同体 五 オマージュの要件たち |
|
終章 詩人とその宇宙観 |
|
一 横時間と縦空間 二 ボルヘスと寺山 コラム4 出生日と出生地 三 時を亘る詩人 |