タイトルコード |
1000100794893 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
健康経済学 |
書名ヨミ |
ケンコウ ケイザイガク |
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市場と規制のあいだで |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
後藤 励/著
井深 陽子/著
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著者名ヨミ |
ゴトウ レイ イブカ ヨウコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
有斐閣
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出版年月 |
2020.3 |
本体価格 |
¥3400 |
ISBN |
978-4-641-16556-4 |
ISBN |
4-641-16556-4 |
数量 |
8,376p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
498
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件名 |
医療経済学
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内容紹介 |
保健・医療・介護を総合的に学ぶ新しい教科書。医療の特徴をとらえながら、消費者が健康を求めて自由に意思決定するという考え方に基づき、市場と規制の望ましいバランスを理論と実証の両面から追究する。 |
著者紹介 |
慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授。同大学医療経済・医療技術評価研究センターセンター長等を兼担。 |
目次タイトル |
序章 消費者の健康を支える市場と規制 |
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1 なぜ「健康経済学」なのか? 2 健康と病気の境目 3 健康に関連する財の流れとお金の流れ 4 健康経済学での理論と実証 5 本書の構成 |
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第Ⅰ部 保健・医療・介護を学ぶための基礎 |
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第1章 健康に関する消費者の選択と制度 |
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1 症状や病気がないとき 2 症状や病気があるとき 3 消費者の選択の流れとニーズの大きさ 4 二つの医療費の概念 |
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第2章 健康経済学を学ぶための基礎 |
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1 完全競争市場におけるモデル 2 消費者の意思決定 3 生産者の意思決定 4 完全競争市場とパレート効率 5 市場の失敗と政府の介入 6 応用:医療費助成の理論分析 |
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第3章 経済学の実証分析 |
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1 エビデンスとは 2 因果推論の手法 3 実験(ランダム化比較試験)の方法 4 観察データに基づく因果効果の分析 |
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第Ⅱ部 消費者から見た保健・医療・介護 |
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第4章 健康に対する需要 |
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1 健康を得ることと財を得ることのトレードオフ 2 グロスマン・モデル 3 医療サービス需要の実証分析 4 介護に対する需要 |
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第5章 保険とリスク |
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1 なぜ健康に保険は必要なのか? 2 なぜ健康保険の加入は義務化されているのか? 3 モラル・ハザード 4 日本の保険制度 |
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第6章 消費者の需婆に対する政府の介入 |
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1 外部性の内部化 2 合理的アディクション・モデル 3 行動経済学と人間の非合理な行動 4 現状維持バイアス 5 ナッジの応用とそれをめぐる議論 |
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第3部 生産者から見た保健・医療・介護 |
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第7章 健康サービス供給の特殊性 |
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1 需要と供給の独立性 2 供給者誘発需要 3 どこまでが「誘発需要」なのか? 4 グレーゾーンの多い個別患者における選択 5 医療における競争と市場の範囲 |
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第8章 保健・医療専門職の労働市場 |
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1 保健・医療専門職の就業者数 2 医療専門職の労働市場の特徴 3 看護師と医師の労働市場 4 医師不足と偏在 |
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第9章 健康における製造業の役割 |
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1 薬の分類と市場規模 2 研究開発型製薬産業の参入障壁 3 医薬品における情報の非対称性と政府の役割 4 新薬の研究開発費用とリスク 5 医療機器と再生医療 |
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第10章 介護に関わる民間企業と介護保険制度 |
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1 介護の経済学的特徴 2 介護サービスの供給 3 家族による介護提供の影響と動機 4 介護保険 5 介護報酬と介護サービス労働市場 |
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第Ⅳ部 政府・規制の役割 |
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第11章 政府の役割と診療報酬制度 |
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1 政府による介入の目的 2 政府による介入の種類 3 診療報酬制度と保険者機能 4 診療報酬の機能と決まり方 5 医療の質に基づいた診療報酬 6 医療機関の設立主体と医師個人の関係 |
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第12章 保健・医療の経済評価 |
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1 医療技術評価とは何か? 2 費用便益分析の理論 3 保健・医療の経済評価の種類 4 経済学における健康の価値づけ 5 経済評価で何がわかるか? |
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第13章 効率と公平 |
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1 社会全体の望ましさ 2 社会厚生と保健・医療の経済評価 3 健康の社会的決定要因 |