タイトルコード |
1000100797481 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中国古典芸能論考 |
書名ヨミ |
チュウゴク コテン ゲイノウ ロンコウ |
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元代の楊貴妃の物語を中心として |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
桜木 陽子/著
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著者名ヨミ |
サクラギ ヨウコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
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出版年月 |
2020.2 |
本体価格 |
¥12000 |
ISBN |
978-4-7629-6655-2 |
ISBN |
4-7629-6655-2 |
数量 |
14,421,12p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
922.5
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件名 |
戯曲(中国)-歴史
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注記 |
布装 |
注記 |
文献:p411〜416 |
内容紹介 |
元雑劇や諸宮調などの中国元代の古典芸能作品の文学性を論じ、文学作品として評価する。唐代の玄宗と楊貴妃の物語を題材とした元代の芸能作品を中心に取り上げる。 |
著者紹介 |
1971年京都府生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科単位取得満期退学。関西大学文学研究科より博士(文学)の学位を取得。同大学、大阪経済大学、滋賀県立大学、龍谷大学非常勤講師。 |
目次タイトル |
序章 |
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第一部 『梧桐雨』雑劇の作品世界 |
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第一章 『梧桐雨』雑劇の晩秋の季節 |
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はじめに 一 『梧桐雨』雑劇第二折に描かれる晩夏と晩秋の季節 二 『梧桐雨』雑劇第三折に描かれる晩秋の季節 三 『梧桐雨』雑劇第四折に描かれる「秋夜梧桐雨」 おわりに |
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第二章 『梧桐雨』雑劇における楊貴妃と嫦娥 |
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はじめに 一 玄宗と楊貴妃のなれそめについて 二 玄宗の中秋月宮行の物語 三 「十美人」について 四 『梧桐雨』雑劇における月宮行の物語の意味 おわりに |
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第二部 『天宝遺事諸宮調』初探 |
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第一章 『天宝遺事諸宮調』の物語展開と季節描写 |
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はじめに 一 「遺事引」によってわかる物語展開 二 晩秋の季節への改変 三 春の季節で描かれる套数 四 初秋と中秋で描かれる套数 おわりに-作品全体の季節の流れ- <附表>『天宝遺事諸宮調』の物語展開、及び現存する套数 |
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第二章 『天宝遺事諸宮調』における寓意的表現 |
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はじめに 一 物語展開の寓意が込められた季節描写 二 海棠の描かれ方 三 ハスの描かれ方 四 楊貴妃の足と亡国の関係 五 桃と柳の描かれ方 おわりに |
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第三章 『天宝遺事諸宮調』の輯録状況 |
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はじめに 凡例 『天宝遺事諸宮調』輯録状況表 |
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第三部 謡曲『楊貴妃』と中国文学 |
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第一章 元雑劇に描かれる楊貴妃 |
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はじめに 一 先行研究など 二 元雑劇に描かれる楊貴妃 三 謡曲『楊貴妃』との関連 おわりに |
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第二章 謡曲『楊貴妃』の構成 |
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はじめに 一 各作品との比較 二 中国の作品に描かれない内容について おわりに |
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第四部 恋愛を描く関漢卿の雑劇 |
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第一章 関漢卿の恋愛劇における<もの思い>の位置 |
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はじめに 一 恋愛劇の二つの流れ 二 恋愛劇の構成要素の配置 三 恋愛劇の構成と<もの思い>の位置 四 <もの思い>と風景 五 恋わずらいと自意識との葛藤 おわりに |
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第二章 女性の嫉妬から見た関漢卿の恋愛劇 |
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はじめに 一 関漢卿と恋愛劇 二 関漢卿の恋愛劇に描かれる正旦の嫉妬 三 正旦はなぜ嫉妬するのか 四 『董解元西廂記諸宮調』の鶯鶯の嫉妬 五 負心劇の描く理想の結婚 六 散曲に描かれる女性の嫉妬 おわりに |
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第五部 三国劇にみる中国伝統演劇の一貫性 |
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第一章 元雑劇における関羽の神格化の表現 |
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はじめに 一 亡霊としての関羽 二 人であり神である関羽 三 死後に神になる存在としての関羽 四 領主として領民を守る関羽 五 神として祭られる関羽 六 ト書きの表記 おわりに |
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第二章 二十一世紀の京劇と三国志 |
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はじめに 一 京劇と三国志 二 三国劇の新編劇 三 二十一世紀の三国劇の特徴 四 今後の展望 |
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第三章 京劇の伝統劇における三国志 |
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はじめに 一 人物形象の類型化と三国志の人物 二 三国志の物語の描かれ方 三 崑曲の演目について おわりに |
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終章 |