タイトルコード |
1000100803145 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
森林の系統生態学 |
書名ヨミ |
シンリン ノ ケイトウ セイタイガク |
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ブナ科を中心に |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
広木 詔三/著
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著者名ヨミ |
ヒロキ ショウゾウ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2020.4 |
本体価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-8158-0987-4 |
ISBN |
4-8158-0987-4 |
数量 |
14,367p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
653.17
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件名 |
森林生態学
ぶな
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注記 |
文献:p329〜352 |
内容紹介 |
個体群ではなく、遷移現象やすみ分けなどの種間関係を通じて、森林群集を空間的・時間的に捉え直し、系統分類学と生態学を統合する。森林の生態学研究に、樹木の系統の視点を取り入れる試み。 |
著者紹介 |
1944年茨城県生まれ。東北大学理学研究科博士課程修了。名古屋大学名誉教授。理学博士。著書に「里山の生態学」など。 |
目次タイトル |
序章 種の特性と群集 |
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1 種の認識について 2 種の実在性について 3 種分化と系統的放散 4 種と群集 |
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第Ⅰ部 植物の系統と分類 |
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Ⅰ-1 植物の系統と被子植物 |
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1 植物の系統 2 被子植物の多様性 3 草本の特殊化の典型例 |
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Ⅰ-2 ブナ科の系統と学名 |
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1 ブナ科の系統 2 ブナ科における系統と新しい分類体系 3 果実と殻斗の進化 4 ブナ科と学名 エピソード1<学名と分類学の難しさ> |
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第Ⅱ部 樹木の生活史と生態 |
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Ⅱ-1 ブナ科の生活史 |
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1 ブナ科の種子発芽 エピソード2<松原輝男さんとの出会い> 2 ブナ科の種子と果実 エピソード3<ブナの実拾って17年> 3 樹木の萌芽再生 |
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Ⅱ-2 ブナ科における近縁種の分布,生態および雑種形成 |
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1 アベマキとクヌギ 2 ツブラジイ,スダジイおよびオキナワジイ エピソード4<シイの実拾って11年> |
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Ⅱ-3 フモトミズナラの分類学的位置付けと生態 |
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1 フモトミズナラの分類学的位置付けをめぐって 2 フモトミズナラのカシワモドキ説 3 フモトミズナラの遺伝子解析の研究 4 フモトミズナラの雑種起源説 5 フモトミズナラの生態 エピソード5<フモトミズナラを見つづけて27年> |
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第Ⅲ部 森林のダイナミクス |
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Ⅲ-1 植生遷移研究の歴史的概観 |
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1 植生遷移研究の始まりと古典的な論争の時期 2 遷移の古典理論の完成 3 クレメンツの遷移理論の構造とその問題点 4 遷移研究におけるその後の展開 5 遷移理論におけるパラダイム転換 6 火山植生遷移の研究史概略 |
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Ⅲ-2 桜島における火山植生遷移 |
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1 田川による火山植生遷移の研究 2 田川の研究における問題点 |
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Ⅲ-3 三宅島溶岩上における火山植生遷移 |
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1 三宅島における噴火,火山噴出物,および植生の概況 2 1962年溶岩上における植生遷移 3 1874年溶岩上における植生の発達と遷移 4 発達したスダジイ林とタブノキ林 5 三宅島における遷移のパターン,メカニズム,モデル 6 三宅島における植生遷移の特色 |
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Ⅲ-4 磐梯山における火山植生遷移 |
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1 磐梯山の噴火と植生遷移 2 植生パターンを成立させる要因 3 岩塊地における森林の成立と遷移 4 泥土地帯における植生遷移 5 遷移の後期過程における問題 |
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Ⅲ-5 穂高岳右俣谷の渓谷林における森林のダイナミクス |
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1 穂高岳右俣谷の概況 2 右俣谷の渓谷林における樹種構成 3 サワグルミの結実周期と実生の消長 4 サワグルミとトチノキの生存戦略の違い 5 雪崩崩落跡地における植生遷移 6 ヒロハカツラの生存戦略 エピソード6<右俣谷における雪崩との出会い> |
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Ⅲ-6 大根山湿地における植生遷移 |
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1 大根山湿地の概況 2 大根山湿地の地形,水系および水位 3 大根山湿地における樹林の発達 4 森林伐採の時期と湿地の拡大 5 大根山湿地の誕生と衰退をめぐって |
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Ⅲ-7 遷移理論に関する諸問題 |
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1 倉内の植生遷移に関する研究の検討 2 遷移における位相の問題 3 極相概念のゆらぎ 4 種の位置付けに関する問題 5 熱帯と温帯における遷移現象の違い エピソード7<チャンスと出会い> |
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第Ⅳ部 すみ分けと種分化 |
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Ⅳ-1 すみ分け論 |
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1 渓流性昆虫におけるすみ分け 2 すみ分け概念の拡張 |
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Ⅳ-2 樹木におけるすみ分け |
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1 樹木におけるすみ分け現象の発見とその認識 2 ブナ科の系統群におけるすみ分け 3 ブナ科以外の系統におけるすみ分け 4 種のすみ分けと森林帯 5 すみ分けと生態的統合 |
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Ⅳ-3 樹木における種分化 |
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1 コナラ属における種の問題 2 ミズナラにおける種内分化 3 モンゴリナラの系統と種分化 4 フモトミズナラの誕生と分布拡大 5 種分化と断続平衡論 エピソード8<一般教育に携わって35年> |
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第Ⅴ部 森林群集論 |
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Ⅴ-1 森林の成り立ちと構造特性 |
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1 樹木と環境 2 森林と階層構造 3 細胞膜とのアナロジー 4 植生連続体説 5 連続体としての森林群集 |
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Ⅴ-2 樹木社会学批判 |
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1 森林を社会として捉えることの問題点 2 今西の種社会概念と種の認職 3 樹木の情報伝達機構について 4 種の共同と共存をめぐって 5 樹木の相互作用と社会性 |
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Ⅴ-3 森林群集論 |
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1 森林群集論の枠組み 2 歴史性 3 生態的統合 4 系統と生態との関係 |
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終章 系統生態学の展望 |