タイトルコード |
1000100831029 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
大航海時代の海域アジアと琉球 |
書名ヨミ |
ダイコウカイ ジダイ ノ カイイキ アジア ト リュウキュウ |
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レキオスを求めて |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
中島 楽章/著
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著者名ヨミ |
ナカジマ ガクショウ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
思文閣出版
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出版年月 |
2020.8 |
本体価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-7842-1989-6 |
ISBN |
4-7842-1989-6 |
数量 |
9,449,161p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
219.9
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件名 |
琉球
ポルトガル-対外関係-アジア-歴史
スペイン-対外関係-アジア-歴史
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注記 |
文献:巻末p39〜60 |
内容紹介 |
大航海時代、中継貿易で栄えた琉球(レキオス)。ヨーロッパの文献、地図などを縦横に用いて、海域アジアの全体状況、ヨーロッパにおける地理認識の変化、古琉球期の琉球王国の活動を多角的に解明する。 |
著者紹介 |
1964年長野県生まれ。早稲田大学文学研究科修士課程修了。博士(文学)(同大学)。九州大学大学院人文科学研究院准教授。著書に「明代郷村の紛争と秩序」など。 |
目次タイトル |
序章 古琉球海外交流史とヨーロッパ史料 |
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一 古琉球海外交流史と東アジア史料 二 古琉球史とヨーロッパ史料(一) 三 古琉球史とヨーロッパ史料(二) 四 古琉球海外交流史研究の進展 五 本書の課題と構成 |
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第Ⅰ部 世界図と東アジア |
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第1章 世界図の発達と東アジア |
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はじめに 一 プトレマイオス地理学における東部アジア 二 イスラーム地理学における東部アジア 三 マルコ・ポーロ系東部アジア図 四 新プトレマイオス図とその影響 五 ポルトガルの海域アジア進出とカンティーノ図 六 カヴェリ図のチンジリナ島と琉球 小結 |
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第2章 フランシスコ・ロドリゲスの地図(一) |
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はじめに 一 ポルトガルの海域アジア進出とフランシスコ・ロドリゲス 二 『フランシスコ・ロドリゲスの書』の伝来と構成 三 ロドリゲス図の全体構成 四 ロドリゲス図の成立過程 小結 |
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第3章 フランシスコ・ロドリゲスの地図(二) |
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はじめに 一 フランシスコ・ロドリゲスの中国航路誌 二 ロドリゲスの東アジア地図(一) 三 ロドリゲスの東アジア地図(二) 四 ロドリゲス図からレイネル図へ 五 ロドリゲス図とミラー図の琉球 小結 |
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第4章 ジパングとパリオコ |
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はじめに 一 ジパング=フィリピン諸島説について 二 大航海時代初期の世界図におけるジパング 三 ポルトガル世界図におけるパリオコ島 四 パリオコの語源をめぐる諸説 五 パリオコの語源に関する一仮説 小結 |
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第Ⅱ部 ゴーレスとレキオス |
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第5章 ゴーレス再考(一) |
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はじめに 一 ゴーレス論争の進展とその論点 二 アラビア語史料のアル・グール情報 三 マラッカ占領前後、アルブケルケ関係書簡のゴーレス情報 四 ゴーレスからレキオスへ 小結 |
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第6章 ゴーレス再考(二) |
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はじめに 一 ゴーレスの語源をめぐる諸説 二 ゴーレスとゴリ、琉球と高麗 三 高麗とアル・グール 四 アル・グールからゴーレスへ 小結 |
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第7章 マラッカの琉球人(一) |
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はじめに 一 港市国家マラッカの発展 二 マラッカと海域アジア貿易 三 『歴代宝案』のマラッカ通交関係文書 四 『歴代宝案』にみるマラッカ通交 五 ラクサマナと琉球・チャンパ 六 尚真王時代の琉球と海外貿易 小結 |
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第8章 マラッカの琉球人(二) |
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はじめに 一 アルブケルケ関係書簡にみる琉球人 二 『アルブケルケ実録』にみる琉球人 三 『アジア史』『ドゥアルテ・バルボザの書』にみる琉球人 四 トメ・ピレス『東方諸国記』にみる琉球人 五 ポルトガル史料にみる琉球のマラッカ貿易 小結 |
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第Ⅲ部 レキオスを求めて |
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第9章 レキオスは何処に |
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はじめに 一 フェルナン・ペレス・デ・アンドラーデの広東渡航 二 ジョルジェ・マスカレーニャスの琉球探査と福建渡航 三 広州のポルトガル人捕囚による琉球情報 四 一五三〇年代の南シナ海貿易と琉球 小結 |
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第10章 マゼランとレキオス |
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はじめに 一 マゼランのアジア遠征計画と琉球認識 二 マゼラン艦隊のイタリア人乗員による琉球情報 三 マゼランの後継者たち 四 マゼラン艦隊の琉球情報と世界図 五 サンタ・クルス『世界全島総誌』の琉球情報 六 琉球船のベトナム中部貿易 小結 |
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第11章 レキオス到達(一) |
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はじめに 一 アントニオ・ガルヴァンの琉球情報 二 ビリャロボス艦隊の海域アジア還征 三 一五四二年、ポルトガル人の琉球漂着 四 一五四二年、ポルトガル人種子島到達説について 五 一五四二年、種子島漂着説の検証 六 ポルトガル人琉球漂着と海域アジア交易 小結 |
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第12章 レキオス到達(二) |
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はじめに 一 琉球・日本「発見」と世界図 二 ロボ・オメン図における南西諸島 三 ディオゴ・オメン図と海陸の琉球 四 『東洋遍歴記』の琉球と「銀の島々」 五 一五七〇年代の東アジア海域と琉球情報 六 「アルメニオ」島と金銀島伝承 小結 |
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終章 大航海時代の琉球王国 |
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一 ヨーロッパ人の海域アジア進出と琉球情報 二 古琉球期海上貿易の長期的動向 三 琉球の中継貿易と日本列島 四 港市国家としての琉球王国 五 「交易の時代」の琉球王国 |