タイトルコード |
1000100925427 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
アブラヤシ農園開発と土地紛争 |
書名ヨミ |
アブラヤシ ノウエン カイハツ ト トチ フンソウ |
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インドネシア、スマトラ島のフィールドワークから |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
中島 成久/著
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著者名ヨミ |
ナカシマ ナリヒサ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
法政大学出版局
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出版年月 |
2021.9 |
本体価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-588-37718-1 |
ISBN |
4-588-37718-1 |
数量 |
24,314,31,8p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
617.9
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件名 |
やし(椰子)
土地制度-インドネシア
土地所有権
共有地
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注記 |
文献:巻末p1〜27 |
内容紹介 |
パーム油生産の約6割を誇るインドネシアで、開発独裁政治に淵源する土地紛争、違法な入植行為や環境破壊、人権問題が後を絶たないのはなぜか。集団間の暴力や排除が生じるメカニズムを長期にわたる現地調査から明らかにする。 |
著者紹介 |
1949年鹿児島県屋久島生まれ。九州大学大学院教育学研究科博士課程(文化人類学専攻)中退。大阪大学博士(国際公共政策)。法政大学名誉教授。故郷の屋久島で研究と社会的貢献活動を行う。 |
目次タイトル |
序章 アブラヤシ農園開発と土地紛争 |
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第1節 研究の目的-インドネシアの土地政策、共有地権、ヘゲモニー関係 第2節 研究の背景、方法 第3節 土地紛争を誘発するアブラヤシ農園開発 第4節 本書の構成 |
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第Ⅰ部 土地紛争の淵源 |
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第1章 共有地権の歴史的展開 |
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第1節 改革時代の共有地権 第2節 西スマトラ州における共有地利用と管理主体の変遷 小括 |
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第2章 大農園に有利な土地分配政策への転換 |
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第1節 インドネシアにおけるアブラヤシ産業の発展 第2節 中核農園方式から提携政策への転換 第3節 増大する小農 小括 |
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第Ⅱ部 アブラヤシ農園開発をめぐる土地紛争の実態 |
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第3章 狩猟採集民族オラン・リンバの土地権 |
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第1節 アブラヤシ農園開発とインドネシアの先住民族の現状 第2節 オラン・リンバにとっての土地 第3節 土地を奪われるオラン・リンバ 第4節 オラン・リンバの外的世界 第5節 タリブ氏の生存戦略-ライフヒストリーの分析 第6節 論点の整理 小括 |
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第4章 共有地権をめぐる闘い |
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第1節 西パサマン県でのアブラヤシ農園の拡大 第2節 アブラヤシ農園開発と共有地権 第3節 PHP Ⅰ社をめぐる紛争、カパの事例より 第4節 ゲルシンド・ミナン社の紛争 第5節 頻発する土地紛争 第6節 ナガリ・デサバル、共有地権のない村での土地紛争 小括 |
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第5章 アブラヤシ農園開発とニアス人違法入植者排斥事件 |
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第1節 ニアス人移住者のマージナリティ 第2節 オフィール山山麓部のニアス人違法入植者 第3節 二〇〇九年西パサマン県知事選挙 第4節 政治的報復 第5節 「長期の占有に基づく土地権」 第6節 襲撃事件後のニアス人違法入植者 小括 |
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第6章 違法入植者に土地権はあるのか |
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第1節 開発で危機に瀕するクリンチ・スブラット国立公園 第2節 スンガイ・トゥバルの違法入植 第3節 解決策はあるのか? 小括 |
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第Ⅲ部 アブラヤシ農園をめぐるヘゲモニー関係 |
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第7章 土地紛争と治安機構 |
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第1節 農園内の治安機構 第2節 紛争のコスト 第3節 抵抗の諸相 小括 |
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第8章 アブラヤシ農園ニアス人労働者をめぐるヘゲモニー関係 |
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第1節 インドネシアにおけるアブラヤシ農園労働者の実態 第2節 AAGの労働者管理 第3節 ヘゲモニー関係の連鎖 小括 |
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終章 土地紛争解決への提言 |