タイトルコード |
1000100958343 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ルドルフ・オットー『聖なるもの』と世紀転換期ドイツ |
書名ヨミ |
ルドルフ オットー セイナル モノ ト セイキ テンカンキ ドイツ |
|
信仰と近代学問の相克 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
藁科 智恵/著
|
著者名ヨミ |
ワラシナ チエ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
|
出版年月 |
2022.1 |
本体価格 |
¥7600 |
ISBN |
978-4-7710-3569-0 |
ISBN |
4-7710-3569-0 |
数量 |
4,306,13p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
161.1
|
件名 |
聖なるもの
|
個人件名 |
Otto Rudolf |
注記 |
文献:巻末p5〜13 |
内容紹介 |
世紀転換期ドイツにおいて、信仰と近代学問は相互に緊張をはらんだ関係にあった。ルドルフ・オットー「聖なるもの」を軸として、当時の学的議論に内在しつつ、これを深く規定していた宗教的・精神的情況を浮き彫りにする。 |
著者紹介 |
東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。博士。日本大学国際関係学部助教。専門は宗教学。 |
目次タイトル |
序章 |
|
はじめに 1 先行研究・問題の所在 2 本書の構成 |
|
第Ⅰ部 宗教的・社会的情況における危機 |
|
第1章 宗教的・社会的情況 |
|
1 教会内外の宗教的情況 2 同時代人による宗教的情況の分析 3 同時代人の分析に現れる「宗教的欲求」 |
|
第2章 オットーにおける宗教・政治・学問 |
|
1 ナウマンとオットー 2 ナウマンとその活動 3 『宗教についての手紙』 4 オットーの書評 5 ナウマンが辿る道、オットーが辿る道 |
|
第Ⅱ部 「宗教」をめぐる学的情況 |
|
第3章 一九世紀神学における学問と実践 |
|
1 『聖なるもの』と神学 2 シュライアマハーの神学における学問と実践の分離 3 リッチュル学派 4 宗教史学派 5 オットー『聖なるもの』と当時の神学的議論 6 オットーの課題 |
|
第4章 カント・フリースの宗教哲学 |
|
1 フリースの哲学の位置 2 オットーのフリース理解 3 フリースの哲学 4 フリースの哲学がオットーにおいて持った意味 |
|
第5章 民族心理学において現れる宗教という主題 |
|
1 W・ヴントと民族心理学 2 オットーのヴントへの書評 3 オットーの感じた危機 |
|
第Ⅲ部 危機への対処としての『聖なるもの』 |
|
第6章 R・オットーにおける「宗教的アプリオリ」理解 |
|
1 「宗教的アプリオリ」をめぐる議論を鍵として 2 「宗教的アプリオリ」の議論について 3 トレルチ 4 オットー 5 「宗教的アプリオリ」で両者が想定すること、そのずれ 6 オットーとトレルチ |
|
第7章 オットーとジェイムズ |
|
1 オットーとジェイムズにおける宗教現象研究 2 ジェイムズのプラグマティズムから読み取る近代学問と超自然的現象との緊張関係 3 オットーとジェイムズ、近代学問における現象と実在 |
|
第8章 オットーとバルト |
|
1 バルト、シュライアマハー、オットー 2 バルト 3 オットー 4 オットーとバルト |
|
終章 |