タイトルコード |
1000100959112 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
健康格差の社会学 |
書名ヨミ |
ケンコウ カクサ ノ シャカイガク |
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社会的決定因と帰結 |
叢書名 |
MINERVA社会学叢書
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叢書番号 |
61 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
片瀬 一男/編著
神林 博史/編著
坪谷 透/編著
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著者名ヨミ |
カタセ カズオ カンバヤシ ヒロシ ツボヤ トオル |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
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出版年月 |
2022.1 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-623-09227-7 |
ISBN |
4-623-09227-7 |
数量 |
14,295p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
498
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件名 |
社会医学
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内容紹介 |
社会階層と健康の相互規定関係を解明。健康とライフイベントの関わり合いをライフステージごとに検討するほか、長期不況期に急増した非正規労働者のメンタルヘルスの問題、健康が地位達成や家族形成に及ぼす影響などを論じる。 |
著者紹介 |
1956年生まれ。東北学院大学教養学部教授。修士(文学)。 |
目次タイトル |
序章 健康格差への社会学的アプローチ |
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1 健康格差と社会的不平等の関連を明らかにする 2 2つの社会学的アプローチの理論的背景 3 健康とソーシャル・キャピタル論 4 社会階層と健康の相互規定の解明に向けて |
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第Ⅰ部 ライフステージの変化と健康格差 |
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解題 健康格差の発生と求められる社会環境の整備 |
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第1章 子ども期の心理社会的発達と母親のソーシャル・キャピタル |
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1 少子化社会の子どもとソーシャル・キャピタル 2 日本における育児の社会化 3 データと分析方法 4 母親が地域で築くソーシャル・キャピタルが子どもの発達に及ぼす影響 5 有効な育児支援施策をめざして |
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第2章 子ども期の社会経済的地位と口腔の健康 |
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1 健康保持における口腔健康の重要性 2 データと分析方法 3 子ども期の社会経済的地位は成人期の主観的口腔評価に影響するか 4 社会経済的地位と口腔健康の間をつなぐメカニズム 5 口腔健康の階層間格差を縮小するヘルスリテラシーの有効性 |
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第3章 若年非正規雇用者の結婚と健康の関連メカニズム |
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1 雇用・結婚・健康の包括的把握に向けて 2 雇用と健康,雇用と結婚,結婚と健康の関連に関する先行研究 3 データと分析方法 4 政策的インプリケーション |
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第4章 壮年層の職業性ストレスと努力-報酬不均衡 |
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1 壮年層の仕事と健康 2 長時間労働と成果主義がもたらす職業性ストレス 3 職業階層と労働条件 4 労働条件とストレス 5 長時間労働により努力-報酬不均衡をもたらす日本の企業文化 |
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第Ⅱ部 仕事の条件・職場の環境はどのように健康に影響しているのか |
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解題 健康の社会的決定因としての仕事 |
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第5章 心疾患リスク要因としての過重労働 |
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1 日本人の労働時間をめぐる動向 2 長時間労働がもたらす疾患とは 3 データと分析方法 4 過重労働と心疾患リスク 5 何が「真」の労働時間であるのか |
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第6章 「首尾一貫性感覚」の規定因としての仕事の条件 |
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1 「首尾一貫性感覚(SOC)」と「アクティブ」な仕事 2 データと分析方法 3 「首尾一貫性感覚(SOC)」と仕事の条件・メンタルヘルス 4 健康生成モデルの展開可能性 |
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第7章 職場のソーシャル・キャピタルとメンタルヘルス |
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1 労働者にとってのメンタルヘルスの重要性と悪化を防ぐ取り組み 2 データと分析方法 3 ソーシャル・キャピタルと抑うつの変化に関する分析 4 求められる職場のソーシャル・キャピタルの醸成 |
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第8章 組織的公正の実現は労働者のメンタルヘルスを改善できるか |
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1 成果主義の導入による職業性ストレスの発生 2 要求度-コントロール・モデルと努力-報酬不均衡モデル 3 職業性ストレスに関する組織的公正のモデル 4 データと分析方法 5 組織的公正がディストレスに及ぼす影響 6 職場のソーシャル・サポートと組織的公正の確保 |
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第9章 非正規雇用がメンタルヘルスに及ぼす影響の性差 |
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1 労働市場の流動化と非正規雇用の拡大 2 非正規雇用とメンタルヘルス 3 データと分析方法 4 非正規雇用男性のメンタルヘルスを規定するもの 5 正規・非正規雇用女性のメンタルヘルスを規定するもの 6 「ディーセント・ワーク」の実現に向けて |
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第Ⅲ部 健康格差はどのような不平等を生み出すのか |
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解題 不平等の原因としての健康格差 |
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第10章 健康格差が不平等に与える影響についての予備的検討 |
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1 健康格差がもたらす不平等 2 データと分析方法 3 健康理由離職はどのような特徴をもつか 4 健康理由離職が示すこと |
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第11章 過去の健康問題が社会経済的地位に与える影響 |
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1 健康は社会経済的地位にどのように影響するか 2 健康理由離職の影響に関する仮説 3 データと分析方法 4 不平等の原因としての健康 |