タイトルコード |
1000100962879 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本近世の宗教秩序 |
書名ヨミ |
ニホン キンセイ ノ シュウキョウ チツジョ |
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浄土真宗の宗旨をめぐる紛争 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
小林 准士/著
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著者名ヨミ |
コバヤシ ジュンジ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
塙書房
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出版年月 |
2022.2 |
本体価格 |
¥9000 |
ISBN |
978-4-8273-1328-4 |
ISBN |
4-8273-1328-4 |
数量 |
5,380,19p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
188.72
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件名 |
真宗-歴史
宗教政策-歴史
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内容紹介 |
浄土真宗の教義と派生する神祇不帰依の宗風をめぐる紛争の検討と歴史的位置づけを通じて、近世後期における宗教秩序とその動揺過程についての展望を示す。 |
著者紹介 |
1969年岐阜県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。島根大学法文学部教授。著書に「松江城下の町人と能楽」がある。 |
目次タイトル |
序章 |
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第一節 宗教秩序への視角と本書の課題 第二節 本書の構成 |
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第一部 神祇不帰依の宗風をめぐる紛争 |
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第一章 神祇不帰依の宗風をめぐる争論の傾向 |
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はじめに 第一節 先行研究の整理 第二節 神祇不帰依の宗風をめぐる紛争 第三節 宗風をめぐる争論の傾向と教団の方針 むすびにかえて |
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第二章 神祇不帰依の宗風をめぐる争論の構造と展開 |
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はじめに 第一節 宗風徹底の過程 第二節 講寄規制と小寄講の公認 第三節 奥飯石における宗教施設と宗教者の関係 おわりに |
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第三章 神道講釈師の旅と神仏論争の展開 |
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はじめに 第一節 矢野左倉太夫の履歴 第二節 神道講釈の実態 第三節 争論への介入と論争の展開 おわりに |
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第四章 近世真宗における神祇不帰依と「神道」論の特質 |
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はじめに 第一節 内外の区別の重層性 第二節 神祇不帰依と世俗倫理 第三節 王法と「神道」 おわりに |
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第二部 真宗信仰と教学論争 |
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第五章 旅僧と異端信仰 |
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はじめに 第一節 円空の異義の審問 第二節 円空の異義の性格 第三節 円空の異義の社会的条件 おわりに 補説 |
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第六章 神祇礼拝論争と近世真宗の異端性 |
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はじめに 第一節 神祇礼拝をめぐる論争 第二節 礼拝主題化の背景 第三節 論争から惑乱へ おわりに |
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第七章 松江城下の町人新屋太助の真宗信仰 |
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はじめに 第一節 新屋太助の一生 第二節 新屋太助家族による僧侶の法座聴聞 第三節 新屋太助の真宗信仰 第四節 念仏と観音信仰の併存 おわりに |
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第八章 三業惑乱と京都本屋仲間 |
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はじめに 第一節 『興復記』出版差し止め事件の顚末 第二節 『興復記』出版差し止め事件の意義 むすびにかえて |
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第三部 日本近世における政教関係と宗教秩序 |
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第九章 江戸幕府による離檀許可方針に関する再検討 |
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はじめに 第一節 寺檀争論の解決方針 第二節 幕府による争論解決方針の特徴 おわりに |
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第十章 宗旨をめぐる政教関係と僧俗の身分的分離原則 |
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はじめに 第一節 政教関係から見た日本近世における仏教界の秩序 第二節 異義の処罰と取締り 第三節 俗人の信仰のあり方をめぐる理解の齟齬 第四節 岡山藩における日蓮宗僧侶と神職の争論 おわりに |
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終章 |