タイトルコード |
1000100969731 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ニーチェの文化的戦略 |
書名ヨミ |
ニーチェ ノ ブンカテキ センリャク |
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概念装置としての「生理学」 |
叢書名 |
早稲田大学エウプラクシス叢書
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叢書番号 |
032 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
前川 一貴/著
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著者名ヨミ |
マエカワ カズキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
早稲田大学出版部
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出版年月 |
2022.2 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-657-22801-7 |
ISBN |
4-657-22801-7 |
数量 |
8,256p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
134.94
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個人件名 |
Nietzsche Friedrich Wilhelm |
注記 |
文献:p241〜251 |
内容紹介 |
ニーチェの科学知識は正しいものである必要はなく、その詩学的パトスを形象化するために転用された比喩だった-。「生物学」というメタファーに込められたニーチェの真意を、歴史的文脈のなかで解き明かす。 |
著者紹介 |
1981年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科ドイツ語ドイツ文学コース博士課程満期退学。2019年に博士号(文学)取得。早稲田大学・大東文化大学・昭和音楽大学非常勤講師。 |
目次タイトル |
序論 |
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第一節 テーマと先行研究 第二節 研究方法について 第三節 本書に関連する研究 |
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第一部 善悪の起源としての神、「物自体」、「意志」 |
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第一章 キリスト教道徳に対する論難 |
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第一節 「神の死」がもたらす問題 第二節 「奴隷道徳」と「主人道徳」 第三節 「反時代的な」文化論 第四節 ニーチェの「生理-心理学」 |
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第二章 カントの道徳論への誹議 |
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第一節 キリスト教の代用論 第二節 『純粋理性批判』の底意 第三節 行為の位置付け |
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第三章 意志形而上学からの離反 |
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第一節 ショーペンハウアーの意志形而上学 第二節 ニーチェの「芸術の形而上学」 第三節 『悲劇の誕生』における科学批判 第四節 意志形而上学から自然学へ |
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第二部 一九世紀の生物学と「力への意志」 |
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第一章 ニーチェの神経学批判 |
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第一節 衝動の生成プロセス 第二節 一九世紀の神経学史 第三節 『唯物論史』と神経学 第四節 行為の成立過程 |
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第二章 細胞の集合体としての身体 |
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第一節 一九世紀の細胞学史 第二節 細胞の「自我-精神的なもの」 第三節 発生学者ルーからの影響 第四節 行為論への応用 |
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第三章 能動的な適応性 |
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第一節 ルーのダーウィン批判 第二節 外的環境の過剰評価 第三節 自己保存の位置付け |
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第三部 価値の創造過程 |
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第一章 自然史から社会史へ |
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第一節 記憶のメカニズム 第二節 「金髪の野獣」の「芸術家-利己主義」 第三節 良心の疚しさから「自己の良心」へ |
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第二章 権力と文化 |
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第一節 社会有機体説とポリス 第二節 「建築家」としての専制君主 第三節 民主主義という「劇場」 |
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第三章 歴史主義の自己超克 |
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第一節 ヴァーグナーの「当世風」 第二節 ニーチェの「芸術の生理学」 第三節 「永遠回帰」と「超人」 |
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結論 |