タイトルコード |
1000100973887 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ファンシー・ピクチャーのゆくえ |
書名ヨミ |
ファンシー ピクチャー ノ ユクエ |
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英国における「かわいい」美術の誕生と展開 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
佐藤 直樹/著
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著者名ヨミ |
サトウ ナオキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
中央公論美術出版
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出版年月 |
2022.3 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-8055-0964-7 |
ISBN |
4-8055-0964-7 |
数量 |
520p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
723.33
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件名 |
絵画-イギリス
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注記 |
文献:p466〜491 |
内容紹介 |
「かわいい系」美術の起源を英国18世紀の「ファンシー・ピクチャー」に求め、主要画家であるトマス・ゲインズバラとジョシュア・レイノルズの作品を中心に、英国美術史におけるファンシー・ピクチャーの全貌を考察する。 |
著者紹介 |
1965年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程中退。同大学美術学部芸術学科教授。博士(文学)。著書に「東京藝大で教わる西洋美術の見かた」など。 |
目次タイトル |
序論 「かわいい」美術の起源とその系譜 |
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一 研究対象と問題提起 二 ファンシー・ピクチャー研究史 三 研究方法と目的 四 各章の目的と関係性 |
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第一章 ファンシー・ピクチャー前史としてのゲインズバラの肖像画 |
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一 「ファンシー」の概念と美術 二 英国のロココとゲインズバラ 三 ゲインズバラのファンシー・ドレス・ポートレート |
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第二章 ファンシー・ドレスの起源と展開について |
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一 ヴァン・ダイク風ドレスの愛好と仮装舞踏会 二 仮装舞踏会とファンシー・ドレス 三 肖像画におけるレンブラント主義とオリエンタリズム 四 トローニー 五 レンブラントのファンシー・ドレス |
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第三章 トマス・ゲインズバラのファンシー・ピクチャー |
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一 ファンシー・ドレス・ポートレートからファンシー・ピクチャーへ 二 ムリリョの《良き羊飼い》とゲインズバラ 三 風景画家としてのゲインズバラ 四 ゲインズバラとピクチャレスク美学の呼応 五 アルカディアのイメージとファンシー・ピクチャー 六 ゲインズバラによる最後のファンシー・ピクチャー |
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第四章 ジョシュア・レノルズの肖像画に見るファンシー・ピクチャー前史 |
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一 ジョシュア・レノルズの人生と芸術 二 レノルズのレンブラント主義 三 男性肖像画の革新-優雅さから強さへ 四 女性肖像画の成功-ロンドン美女鑑 五 レノルズのファンシー・ピクチャーを検討するために |
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第五章 ジョシュア・レノルズのファンシー・ピクチャー |
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一 英国における子供の表現の起源について 二 肖像画と風俗画のはざまで 三 サブジェクト・ピクチャーとファンシー・ピクチャー 四 乞食のモデルたちとレノルズのファンシー・ピクチャー 五 性に目覚めたグルーズの「少女たち」 六 グルーズの《死んだカナリアと少女》とレノルズ 七 レノルズの《ストロベリー・ガール》 八 肖像画とファンシー・ピクチャーのあわいで 九 レノルズの「かわいい」からミレイの「かわいい」へ |
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第六章 ジョン・エヴァレット・ミレイのファンシー・ピクチャー |
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一 ミレイとラファエル前派 二 ラスキン-写実主義-写真 三 ミレイとバスティアン=ルパージュ 四 ミレイの《チェリー・ライプ》とレノルズのリヴァイヴァル 五 ミレイによる最初のファンシー・ピクチャー《私の初めての説教》 六 ミレイの娘たち 七 《あひるの子》 |
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第七章 写真と交錯する絵画 |
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一 ジュリア・マーガレット・キャメロンとラファエル前派 二 ルイス・キャロルの少女写真 三 ホイッスラーの女性美とミレイの「かわいい」 四 ヘレン・シャルフベックのファンシー・ピクチャーとキュビスムへの展開 |
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結論 ファンシーのゆくえ |