タイトルコード |
1000101031708 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
古代マケドニア王国史研究 |
書名ヨミ |
コダイ マケドニア オウコクシ ケンキュウ |
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フィリッポス二世のギリシア征服 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
澤田 典子/著
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著者名ヨミ |
サワダ ノリコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2022.11 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-13-026173-9 |
ISBN |
4-13-026173-9 |
数量 |
10,387,161p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
231.6
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件名 |
ギリシア(古代)
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個人件名 |
Philippos Ⅱ |
注記 |
年表フィリッポス2世の治世:p386〜387 文献:巻末p15〜53 |
内容紹介 |
なぜフィリッポス二世は、それまで誰も果たせなかったギリシア征服を成し遂げることができたのか。フィリッポス二世以前の時期にも重点を置き、彼のギリシア征服という歴史事象をマケドニア史のコンテクストのなかで読み解く。 |
著者紹介 |
富山県高岡市生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学、同大学)。千葉大学教育学部教授。専門は古代ギリシア・マケドニア史。著書に「アテネ民主政」など。 |
目次タイトル |
序章 マケドニア史研究の新地平 |
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はじめに 1 「薄闇」から「革命」へ 2 史資料の現状 3 近年の論点 4 フィリッポス二世研究の現在 |
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第Ⅰ部 マケドニアの登場 |
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第1章 マケドニアの建国伝説をめぐって |
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はじめに 1 ヘロドトスの伝える建国伝説 2 アレクサンドロス一世についてのヘロドトスの記事 3 ヘラクレスの「血統」 4 建国伝説の展開 5 マケドニア王家のアイデンティティ おわりに 補節 建国に関わる諸問題 |
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第2章 マケドニア王家とオリュンピア祭 |
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はじめに 1 オリュンピア祭参加をめぐる史料 2 アレクサンドロス一世の「参加」 3 アレクサンドロス一世からフィリッポス二世へ おわりに |
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第3章 マケドニア人とギリシア人の「相互認識」 |
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はじめに 1 ギリシア人とバルバロイ 2 マケドニア王家の「自己認識」 3 ギリシアの同時代史料 4 マケドニアとアテナイの関係 おわりに |
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第Ⅱ部 フィリッポス二世とアテナイ |
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第4章 治世初期のフィリッポス二世とアンフィポリス |
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はじめに 1 アンフィポリスという「亡霊」 2 即位直後のフィリッポス二世 3 アンフィポリスをめぐる「秘密協定」 おわりに |
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第5章 「フィロクラテスの講和」をめぐって |
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はじめに 1 講和締結の背景と経過 2 トラキア遠征と「フィロクラテスの講和」 3 第三次神聖戦争と「フィロクラテスの講和」 おわりに 補節 第四次神聖戦争への道 |
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第6章 前三四四/三年の講和修正交渉 |
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はじめに 1 講和修正交渉の経過 2 ペルシアに対するアテナイの返答 3 アテナイの気運 おわりに |
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補論 前三三八年の講和をめぐって |
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1 「デマデスの講和」 2 テーバイに対する「苛酷さ」 3 「仮想敵」としてのスパルタ |
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第Ⅲ部 フィリッポス二世の野望 |
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第7章 フィリッポス二世とバルカン諸地域 |
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はじめに 1 イリュリア 2 トラキア 3 テッサリア 4 エペイロス 5 エウボイア おわりに |
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第8章 フィリッポス二世と権力者崇拝 |
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はじめに 1 「権力者崇拝」をめぐって 2 ギリシア世界における権力者崇拝 3 フィリッポス二世の「崇拝」 4 フィリッポス二世の「自己神化」 おわりに |
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終章 ギリシアの覇者へ |
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付章 「フィリッポス二世の墓」再考 |
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はじめに 1 四〇年間の論争 2 2号墓の被葬者の候補 3 フィリッポス二世かアリダイオスか 4 出土人骨をめぐって 5 被葬者特定の手がかり おわりに |