タイトルコード |
1000101036588 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
佇む傍観者の哲学 |
書名ヨミ |
タタズム ボウカンシャ ノ テツガク |
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ショーペンハウアー救済論における無関心の研究 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
鳥越 覚生/著
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著者名ヨミ |
トリゴエ カクセイ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2022.12 |
本体価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-7710-3679-6 |
ISBN |
4-7710-3679-6 |
数量 |
11,255,1p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
134.6
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件名 |
意志と表象としての世界
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個人件名 |
Schopenhauer Arthur |
内容紹介 |
日常の利害関心から離れ、佇むことで開かれる世界とは。ショーペンハウアーの「意志と表象としての世界」を<無関心>をキーワードに読み解き、その救済論が秘める可能性に迫る。 |
著者紹介 |
石川県金沢市生まれ。博士(文学・京都大学)。大谷大学文学部哲学科助教。 |
目次タイトル |
序論 |
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第一節 佇立と無関心 第二節 「無関心」とは何か 第三節 ショーペンハウアー哲学と無関心 第四節 本論の構成 |
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第Ⅰ部 佇む傍観者の無関心 |
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第Ⅰ部への導入 |
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第一章 それ自身無関心に、単に知覚される感覚の発見 |
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第一節 「表象」とは? 第二節 学位論文から主著までのショーペンハウアー知覚論の軌跡 小括 |
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第二章 色彩と利害関心 |
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第一節 利害関心の構造の分析 第二節 色彩の記述の整理 第三節 色彩と利害関心の問題 第四節 美的関心 小括 |
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第三章 単なる色彩は美しいか? |
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第一節 カントの色彩論 第二節 ショーペンハウアーの色彩論 小括 |
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第四章 美とその媒体 |
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第一節 美の理念と仮象の問題 第二節 ヘーゲルにおける美の理念と仮象の問題 第三節 プラトン的イデーと単なる表象の問題 小括 |
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第五章 人間とイデー |
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第一節 認識論におけるプラトン的イデー 第二節 美の形而上学におけるプラトン的イデー 第三節 自然の形而上学におけるプラトン的イデー 小括 |
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第六章 自然の美しさと晴れやかさ |
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第一節 美の享受における生の感情の位置 第二節 Gemeingefühlの注解 第三節 自然美の享受と体調 小括 |
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第七章 自然の美しさと移ろいやすさ |
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第一節 美の移ろいやすさの積極性 第二節 自然の無関心と崇高 第三節 人生の移ろいやすさと美しさ 小括 |
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第Ⅱ部 佇む傍観者が透かしみる無上の無関心 |
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第Ⅱ部への導入 |
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第八章 美から善へ |
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第一節 なぜ「主客の同一性」が問題になるのか? 第二節 <見るもの>と<見られるもの> 第三節 <苦しめるもの>と<苦しめられるもの> 小括 |
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第九章 苦悩の共同 |
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第一節 カントにおける物件と人格 第二節 ショーペンハウアーの苦悩の共同 第三節 ショーペンハウアーとシュヴァイツァー 小括 |
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第十章 地獄をみる |
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第一節 地獄の思想とショーペンハウアー 第二節 地獄における苦悩の引き籠り 第三節 地獄における苦悩の共同 小括 |
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第十一章 人間はエゴイズムを克服できるか? |
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第一節 ショーペンハウアー救済論における無関心と自己犠牲 第二節 エゴイストと罪悪 第三節 自ら選んだ贖罪としての禁欲 小括 |
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第十二章 陰徳としての謙遜 |
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第一節 この世を地獄とあきらめる 第二節 世界の苦しみを背負う 第三節 世界観察者が透かしみる世界克服者 小括 |
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終章 人間と佇立 |
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第一節 佇む傍観者の哲学 第二節 ショーペンハウアーと哲学的無関心 |