タイトルコード |
1000101044799 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近代日本の国家と浄土真宗 |
書名ヨミ |
キンダイ ニホン ノ コッカ ト ジョウド シンシュウ |
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戦争・ナショナリズム・ジェンダー |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
福島 栄寿/著
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著者名ヨミ |
フクシマ エイジュ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
法藏館
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出版年月 |
2023.1 |
本体価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-8318-5569-5 |
ISBN |
4-8318-5569-5 |
数量 |
10,275,7p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
188.72
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件名 |
真宗-歴史
宗教と政治
戦争と宗教
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内容紹介 |
近代日本の国民国家形成において、仏教はいかに「国民国家の<宗教>」たろうとし、どんな葛藤があったのか。主に浄土真宗に関する諸問題を題材に、真宗者・真宗教団の信仰の言説を分析し、国民国家と仏教の関係を考察する。 |
著者紹介 |
京都市生まれ。大谷大学文学研究科博士後期課程満期退学。同大学文学部教授。博士(文学)。著書に「思想史としての「精神主義」」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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第一章 <近代仏教>再考 |
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はじめに 一 「鎌倉新仏教」論の生成 二 日本近代仏教史研究と「鎌倉新仏教」論 おわりに |
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第二章 甦る清沢満之 |
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はじめに 一 甦る筆名 二 現前する肖像 三 読誦される絶筆「我信念」 四 甦る清沢満之 五 「清沢先生略伝」の登場 おわりに |
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第三章 仏教者の自己認識と内地雑居論 |
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はじめに 一 近代日本の自己認識 二 内地雑居論と仏教者 三 真宗僧たちのオリエンタリズム おわりに |
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補論1 仏教者と「報徳」 |
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はじめに 一 「仏教」をテーマとする近代日本思想史研究の概括 二 明治後期の仏教界 三 「戊申詔書」と仏教者 四 「三教会同」の開催 おわりに |
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第四章 神道非宗教論をめぐって |
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はじめに 一 「宗教」であるために 二 日清・日露戦争期の「宗教」 三 「敬神問題」をめぐる真宗の葛藤 おわりに |
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第五章 真宗大谷派と戦中・戦後史 |
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はじめに 一 戦争責任告白と靖国問題 二 宗務行政における戦中・戦後の連続性 三 真宗同朋会運動以後 四 靖国神社と大谷派教団 五 大師堂爆破事件 六 「新宗憲」の制定 おわりに |
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第六章 真宗大谷派における女性教化 |
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はじめに 一 明治期の女性教化論 二 日清戦争前後 三 明治三〇年代以降の女人教化 四 日露戦争期 五 一九一〇年代以降 六 第一次世界大戦後 七 満洲事変以後 八 日中戦争期 九 アジア・太平洋戦争期 一〇 戦後から現代へ 一一 真宗同朋会運動以後 一二 現代 おわりに |
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第七章 国民「宗教」の創出 |
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はじめに 一 外遊前後 二 国民の「宗教」 三 天皇「生仏」論 おわりに |
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補論2 近代日本における自他認識 |
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はじめに 一 宗門の革新 二 「『歎異抄』を読む」 三 『凋落』 四 『独立者の宣言』 おわりに |
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第八章 日本主義的教養と一九三〇年代の仏教者 |
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はじめに 一 『古事記の世界』 二 神仏一致 三 満洲事変前後の戦争観 おわりに |
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終章 日本近代仏教史研究の行方 |
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一 近代仏教史研究の代表的テーマとしての「精神主義」 二 仏教近代化論というナラティブと「精神主義」 三 仏教近代化論の揺らぎと「精神主義」 四 「精神主義」研究と日本近代仏教史研究の現在 おわりに |