タイトルコード |
1000101063141 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
小売業と不動産業の境界領域に関する研究 |
書名ヨミ |
コウリギョウ ト フドウサンギョウ ノ キョウカイ リョウイキ ニ カンスル ケンキュウ |
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百貨店とショッピングセンターのビジネスシステム |
叢書名 |
阪南大学叢書
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叢書番号 |
125 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
池澤 威郎/著
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著者名ヨミ |
イケザワ タケオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
同友館
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出版年月 |
2023.3 |
本体価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-496-05645-1 |
ISBN |
4-496-05645-1 |
数量 |
14,413p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
673.8
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件名 |
百貨店
ショッピングセンター
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内容紹介 |
総合型商業施設を営む、百貨店事業(小売業)とショッピングセンター事業(商業不動産業)がそれぞれ、互いの強みに惹かれあうように接近しようとする昨今の経営事象について明らかにする。 |
著者紹介 |
愛知県生まれ。名古屋市立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。阪南大学流通学部准教授・博士(経済学)、修士(法学)。SC経営士・1級販売士・商業施設士など。 |
目次タイトル |
序章 背景と課題 |
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序-1.背景:進行する「百貨店のSC化」、「SCの百貨店化」 序-2.課題:理論と現実の2つのギャップ 序-3.研究の手法 序-4.構成:理論と事例の照応関係 |
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第Ⅰ部 導入 |
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第1章 先行研究の整理:「取引システム」と「ビジネスシステム」 |
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1-1.取引システムについて 1-2.ビジネスシステムについて 1-3.本書における分析枠組み |
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第2章 研究手法 |
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2-1.事例研究(ケーススタディ)の採用 2-2.事例の分析単位と事例の選択、位置付け |
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第Ⅱ部 理論編 |
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第3章 買取仕入と消化仕入の「使い分けモデル」(A):消化仕入再考(食品の場合) |
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3-1.業界再編の百貨店業態 3-2.百貨店の収益性と仕入形態 3-3.ブランドビジネスの発展過程と取引システム 3-4.アパレル商材(衣料品)とデパ地下商材(食料品)との違い 3-5.百貨店における仕入形態の機動的活用-食料品の場合 3-6.おわりに <コラム1>催事の取り扱い:消化仕入と一時使用貸借契約 |
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第4章 賃貸借(賃料方式)と小売(仕入形態)の「使い分けモデル」(B) |
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4-1.百貨店における専門店運営技術(SC運営技術) 4-2.問題意識 4-3.百貨店とSCのビジネスシステムの異同 4-4.百貨店の仕入形態 4-5.SCの賃料形態 4-6.商業空間からみた百貨店とSC 4-7.百貨店とSCにおける取引の「使い分けモデル」(B)と差別化の方向性 4-8.おわりに <コラム2>売買契約と賃貸借契約 <コラム3>売上歩合賃料方式と売上預託金管理方式 |
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第5章 百貨店のSC化(ビジネスシステムのレベル分析) |
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5-1.ビジネスシステムの統合プロセスと百貨店の2つの学習効果 5-2.問題提起 5-3.「百貨店のSC化」-賃貸借取引システムの導入の容易さとビジネスシステム統合の困難さ 5-4.原価管理と床価値の最大化 5-5.小型百貨店の「専門店出店」からみる学習効果 5-6.「百貨店のSC化」の本当の意味 5-7.おわりに-異なるビジネスシステム間の互恵的連動に向けて <コラム4>専有部(専用部)と共用部、それぞれの費用負担 |
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第6章 SCの百貨店化(1)(「短期取引-DV主導組織」の構図) |
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6-1.「SCの百貨店化」 6-2.問題意識 6-3.百貨店とSCの売上に対する考え方の違い 6-4.SCにおける賃料の総合化と契約期間の短縮化 6-5.SCにおける販促政策の変動-中間組織としてのテナント会と共同販促 6-6.結語 <コラム5>テナント会(商店会)と共同販促、商店会会計 |
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第7章 SCの百貨店化(2)(一体性のマネジメントと組織能力の獲得モデル) |
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7-1.「総合型商業施設」としての百貨店とSC(新たな比較視座) 7-2.百貨店とSCにおけるビジネスシステムと組織能力 7-3.SCのビジネスシステムにおける組織能力の獲得プロセス(百貨店との比較から) 7-4.考察と残存課題 <コラム6>賃貸借契約と運営管理規則 |
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第Ⅲ部 事例編 |
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Ⅲ-1.百貨店のSC化(2つの事例) |
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第8章 百貨店のSC化(1)「シームレス化」:東急百貨店渋谷ヒカリエShinQsの事例 |
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8-1.はじめに 8-2.基本概念の整理とリサーチクエスチョン 8-3.渋谷ヒカリエShinQs(シンクス)の事例 8-4.考察と結論 8-5.おわりに <コラム7>POSとCAT:2つの決済ターミナル(端末) <コラム8>工事区分と内装設計指針書 |
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第9章 百貨店のSC化(2)「並存化(ゾーン化)」とFC化:あべのハルカス近鉄本店と地方店との店舗間関係の事例 |
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9-1.はじめに 9-2.先行研究 9-3.リサーチクエスチョンと事例選択 9-4.近鉄百貨店とあべのハルカス近鉄本店と地方郊外店舗の事例 9-5.郊外店の位置づけの変化-小売、SC、FCの使い分けモデル 9-6.考察と結論 |
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Ⅲ-2.SCの百貨店化(2つの事例) |
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第10章 SCの百貨店化(1)駅ビルのビジネスシステム確立:アトレの事例 |
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10-1.はじめに 10-2.基本概念の整理と問題提起 10-3.ビジネスシステムに関する先行研究と取りうる枠組みについて 10-4.アトレの事例 10-5.考察と結論 |
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第11章 SCの百貨店化(2)飲食・食物販集積の一体性獲得モデル:ルクア フードホールとバルチカの事例 |
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11-1.はじめに 11-2.先行研究の整理 11-3.リサーチクエスチョンとリサーチ概要 11-4.ルクア フードホール、バルチカの事例 11-5.考察と結論 11-6.本研究の限界と残存課題 |
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Ⅲ-3.百貨店業態の位置づけの変容(2つの事例) |
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第12章 百貨店の位置づけの変容(1)「百貨店のテナント化」:ルクア大阪の事例 |
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12-1.はじめに 12-2.問題提起 12-3.ルクア大阪(ルクア、ルクアイーレ)の事例 12-4.考察と結論 12-5.おわりに |
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第13章 百貨店の位置づけの変容(2)「SCのマルチアンカー化」:札幌ステラプレイスの事例 |
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13-1.はじめに 13-2.SCにおける大型核テナントとしての百貨店業態の役割 13-3.問題意識とリサーチクエスチョン 13-4.札幌ステラプレイスの事例 13-5.考察と結論-百貨店大型核から中規模核集積へ 13-6.おわりに <コラム9>SCにおけるリーシング活動とテナント収支 |
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第Ⅳ部 結語 |
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第14章 結論:小売業と不動産業の境界領域 |
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14-1.結論 14-2.本研究の限界と残存課題 14-3.ビジネスシステム転換の拡張可能性 |
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補章 コロナ禍における商業空間の変容とデジタル化への対応(試論的拡張) |