タイトルコード |
1000101066592 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ベトナム首都ハノイの都市人類学 |
書名ヨミ |
ベトナム シュト ハノイ ノ トシ ジンルイガク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
長坂 康代/著
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著者名ヨミ |
ナガサカ ヤスヨ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
刀水書房
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出版年月 |
2023.3 |
本体価格 |
¥5200 |
ISBN |
978-4-88708-482-7 |
ISBN |
4-88708-482-7 |
数量 |
10,473p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
384.2
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件名 |
都市
社会人類学
ハノイ
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注記 |
文献:p399〜409 |
内容紹介 |
ベトナムの首都ハノイの民衆生活の生活動態とその文化をめぐり、フィールドワークの現地調査で得た一次資料に基づいて考察。都市下層をなす村からの移動の民を吸収して都市コミュニティが生成される動態的人類学を描く。 |
著者紹介 |
愛知県生まれ。名古屋大学大学院単位取得満期退学。博士(学術)。敬和学園大学人文学部准教授。専攻は文化人類学、都市人類学。 |
目次タイトル |
第1章 はじめに |
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1.1 問題の所在 1.2 方法論・理論の援用 1.3 ベトナム社会の先行研究 1.4 研究方法 1.5 ハノイの都市形成史 |
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第2章 旧市街の宗教施設 |
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2.1 行政による文化財保護 2.2 宗教施設の管理と窮状-ハタイ・トゥオン寺の事例 2.3 宗教施設の5分類 2.4 共有財や私財をめぐる争い-トゥアンミーデンの事例 2.5 経済的価値と社会的価値をもつ亭文化複合をめぐる上下・平行の資源獲得競争 |
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第3章 「ハビ亭」をめぐる「同郷会」の組織運営 |
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3.1 ハンホム通りの管理体制 3.2 ハビ亭の組織運営 3.3 ハビ亭の一日-人・金・情報の移動と交流 3.4 ハビ亭の一日-亭をめぐる活動費 3.5 ハビ亭の儀礼 3.6 ハビ亭の内部空間 3.7 ハビ亭の宗教強化 3.8 行政の管理強化と民衆によるハビ亭の開放 3.9 会長の退任とハビ亭の再建 3.10 同郷会と母村「ハビ村」との関係-説得と納得の作業 3.11 同郷会の組織運営と民衆による自前の公共圏の構築 |
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第4章 路上茶屋からみる民衆のコミュニティ創造 |
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4.1 旧市街の茶の流通 4.2 路上の茶屋-固定茶屋と移動茶屋 4.3 路上茶屋の一日からみた民衆のコミュニティ 4.4 コーヒーとの比較にみる茶・米文化 4.5 路上茶屋による全階層包摂と都市生き抜き装置の創造およびハノイの基層文化がつなぐカフェコミュニティ |
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第5章 ハンホム通りの塗料販売店からみる民衆経済 |
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5.1 ハンホム通りの変遷と雇用状況 5.2 塗料店の掛売り-塗料販売店による社会形成 5.3 塗料販売店同士の掛売り 5.4 運搬人チョーハンの共有-村出身者をも包摂する社会形成 5.5 社会形成を伴う経済活動 |
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第6章 市場の多機能性 |
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6.1 ハノイでの出稼ぎ労働者のライフヒストリー 6.2 市場内の運搬 6.3 村から市場労働そして海外へ,経済を支える宗教,血縁にたよらない市場ネットワーク |
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第7章 「同郷会とハビ村」を事例とした人・カネ・情報の移動 |
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7.1 祭りへの参加-都市から村へ 7.2 奉賛金-都市から村へ,村から村へ 7.3 相互扶助の関係-村から都市へ 7.4 共存共栄をはかってこそ成り立つ都市と村落の結びつき |
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第8章 結論 |
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都市人類学の方法論の提唱1 都市人類学の方法論の提唱2-都市全体をストリートから捉える,ストリート結節機関への凝集,文化複合から捉える=亭文化複合から都市を解く |