タイトルコード |
1000101095553 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
システミック機能言語学への招待:カーディフ・グラマーの試み |
書名ヨミ |
システミック キノウ ゲンゴガク エノ ショウタイ カーディフ グラマー ノ ココロミ |
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ハリデー文法の拡充と簡素化に向けて |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
ロビン P.フォーセット/著
船本 弘史/訳
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著者名ヨミ |
ロビン P フォーセット フナモト ヒロシ |
著者名原綴 |
Fawcett Robin Powell |
出版地 |
東京 |
出版者 |
開拓社
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出版年月 |
2023.9 |
本体価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-7589-2388-0 |
ISBN |
4-7589-2388-0 |
数量 |
30,284p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
835.1
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件名 |
英語-構文論
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注記 |
原タイトル:Invitation to systemic functional linguistics through the Cardiff grammar 原著第3版の翻訳 |
注記 |
文献:p255〜262 |
内容紹介 |
システミック機能言語学の入門書。言語の複合的機能の原理に基づき、著者が提唱するカーディフ・グラマーを解説。さらにハリデー文法を批判的に考察及び2つのグラマーを比較し、ハリデー文法の拡充と簡素化の本義を論じる。 |
目次タイトル |
第1章 本書の読者,来歴と使い方 |
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1.1 本書の読者 1.2 言語学者への注記:3とおりの読み方 1.3 言語研究における論争 1.4 SFLの現状:シドニー・グラマーとカーディフ・グラマー 1.5 シドニー・グラマーとカーディフ・グラマーの共通基盤 1.6 8つの要因から見たカーディフ・グラマー発展の来歴(1970年〜2007年) 1.7 シドニー・グラマー1970年からの軌跡とカーディフ・グラマー 1.8 シドニー・グラマーとカーディフ・グラマーに関して特筆すべき研究 1.9 カーディフ・グラマーの研究法と研究者 1.10 本書の入門書としての使用法 1.11 本書の読み方 |
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第2章 言語モデル全般における統語論の位置づけ |
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2.1 ソシュールとシステミック機能言語学 2.2 形式と意味 2.3 言語とテクスト 2.4 系列的関係と連立的関係 2.5 ソシュールからシステミック機能文法へ 2.6 SFLに関する2つの問いとその答え |
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第3章 過程構成と叙法の統語論 |
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3.1 文脈の中にある節 3.2 ハリデーの複合的機能の原理 3.3 過程構成の統語構造 3.4 叙法の統語構造 3.5 意味の編成領域と体系網 3.6 過程構成と叙法の構造上の統合 3.7 過程中核部の様態 3.8 まとめ |
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第4章 確かな分析スキルの構築 |
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4.1 確かな規準の必要性 4.2 予備的ガイドライン(テストなし) 4.3 最初の分析課題 4.4 図説による統語分析のための3つのヒント 4.5 何を規準としたか 4.6 確かな分析法に向けて 4.7 叙法テストの背後にある原理 4.8 予備的ガイドライン1 4.9 「情報探求者」と「肯否極性探求者」 4.10 ここまでのまとめ |
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第5章 最小統語理論 |
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5.1 テクスト分析で直面する問題 5.2 最小統語理論:4つの範疇 5.3 最小統語理論:4つの関係性 5.4 簡潔に 5.5 節のどの要素が単位に充当されるか 5.6 「語の数珠つなぎ」という比喩に替わる考え方 5.7 まとめ:節の理論と実践 |
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第6章 中核動詞beingの特殊な用法とそれに関連する概念 |
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6.1 特殊なタイプの中核動詞 6.2 「指示対象」と「参与要素」という概念 6.3 分析課題 6.4 補語としての性状 6.5 情動的意味の表現としての性状(と事物) 6.6 短縮形 6.7 補足:「属格」の「アポストロフィs」の場合 6.8 まとめ |
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第7章 少憩 |
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7.1 概要 7.2 体系網の活用法 7.3 意味素性の「選択表式」を生成する 7.4 具現規則を適用する 7.5 節の構造を生成する 7.6 まとめ:本章の簡約式文法がかかえるいくつかの制限 |
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第8章 助動詞の3タイプ,「主題」および「新出性」の各1タイプ |
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8.1 助動詞(X) 8.2 「回想」の意味を表す助動詞 8.3 「継続期間」を表す助動詞 8.4 「受動」の意味を表す助動詞 8.5 「主語主題性」体系:「受動」助動詞を生成する第1の要因 8.6 文法の根幹をなす主語主題性 8.7 隠伏的起動者(ないし他のPR):「受動」助動詞の第2の誘因 8.8 「無標の新出性」:「受動」助動詞の第3の誘因 8.9 まとめ |
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第9章 肯否極性,「対比の新出性」,および予備的ガイドライン(改良叙法テストを含む) |
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9.1 これまでに見た操作詞のタイプ 9.2 操作詞がない節の問題 9.3 既定の操作詞doの導入 9.4 否定:操作詞があるべき第2の理由 9.5 「肯否極性の訂正」の「対比による新出性」:操作詞の第3の由来 9.6 予備的ガイドライン2 9.7 これまでに見た叙法のまとめ |
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第10章 過程構成の統語論 |
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10.1 4つの問題 10.2 参与役割の措定 10.3 最初の3つの問題に対する答え 10.4 過程構成の要点 10.5 補語のタイプ 10.6 過程構成の主要なパタン 10.7 まとめ |
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第11章 叙法の統語論 |
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11.1 この後数章の流れ 11.2 「情報」に関係する叙法の意味 11.3 「行動の提言」の意味を表す叙法 11.4 叙法の意味と形式:まとめ |
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第12章 状況要素と付加詞の統語論 |
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12.1 付加詞の概要 12.2 付加詞により実現される機能の概要 12.3 少憩:残る2つの主要な領域および副次的な2領域 12.4 付加詞に充当される配置の概要 12.5 新出性の第3のタイプ 12.6 「際立ち」を示す4つのタイプが表す意味 12.7 まとめ |
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第13章 過程構成の統語論 |
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13.1 5つの新たな概念 13.2 中核動詞拡張部(MEx)を用いる過程中核部 13.3 後に前置詞をしたがえる過程中核部 13.4 MExと前置詞を用いる過程中核部 13.5 「隠伏的」参与役割の第3のタイプ 13.6 有標のPR主題として機能する補語 13.7 まとめ |
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第14章 新しい3つの要素 |
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14.1 概要 14.2 不定要素(Ⅰ) 14.3 助動詞拡張部(XEx) 14.4 呼称 14.5 まとめ |
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第15章 節分析のための全ガイドライン |
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15.1 このガイドラインの範囲 15.2 図説による統語分析のヒント:再確認として 15.3 全ガイドライン(要約) 15.4 全ガイドライン(テストと事例) 15.5 まとめ |
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第16章 最後の分析課題 |
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16.1 課題 16.2 解法 16.3 分析に基づく経験構成的意味に関する論評 16.4 分析に基づく他の意味の編成領域に関する論評 |
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第17章 単一節を超えて |
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17.1 これまでの総括:英語の単一節 17.2 第1の新しい様相:節内部の単位の表し方 17.3 第2の新しい様相:意味論の表し方 17.4 意味と形式の精到な分析をめざして 17.5 まとめ 17.6 本書を読み終えた後に |