タイトルコード |
1000101100977 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「ピアノを弾く少女」の誕生 |
書名ヨミ |
ピアノ オ ヒク ショウジョ ノ タンジョウ |
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ジェンダーと近代日本の音楽文化史 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
玉川 裕子/著
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著者名ヨミ |
タマガワ ユウコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
青土社
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出版年月 |
2023.9 |
本体価格 |
¥2400 |
ISBN |
978-4-7917-7586-6 |
ISBN |
4-7917-7586-6 |
数量 |
305,8p |
大きさ |
19cm |
分類記号 |
762.1
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件名 |
音楽-日本
女性-歴史
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内容紹介 |
ほかの楽器に比べて、一般の家庭に積極的に受け入れられていったピアノ。なぜほかの楽器ではなく、ピアノなのか。なぜ習い手は女性なのか。ピアノが普及していく黎明期の日本社会を丹念に追い、その背景に迫る。 |
著者紹介 |
東京大学大学院総合文化研究科比較文学修士課程修了。桐朋学園大学教授。研究領域は近代ドイツおよび日本の音楽文化史、ジェンダー視点による音楽史。 |
目次タイトル |
序章 近代日本のピアノと女性 |
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第Ⅰ部 「ピアノを弾く女性」という記号-イメージの生成 |
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第1章 「ピアノを弾く女性」-少女たちが夢見たもの |
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1 憧れのイメージ「ピアノを弾く女性」 2 『少女の友』にみる「音楽のある風景」 3 楽器とジェンダー 4 良家の子女の楽器 5 ピアノとヴァイオリンのヒエラルキー |
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第2章 琴から洋琴へ-近代日本の知識人男性が音楽に託したもの |
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1 夏目漱石作品のなかの音楽 2 和楽器の響きがもたらす世界 3 西洋音楽を奏でる男たち、女たち 4 ヴァイオリンを弾く女学生、ピアノを弾く令嬢 Intermezzo 1 「ピアノを弾く少女」と《乙女の祈り》 |
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第Ⅱ部 家庭と音楽-イメージと現実の交差するところ |
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第3章 百貨店と音楽-音楽と商業は手に手をとって |
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1 「日本の新流行は三越より出づ」 2 アメリカのデパートメントストアにおける音楽活動 3 音楽のある風景 4 商品としての音楽 5 楽器とジェンダー 6 「芸術は芸術の園」へ |
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第4章 近代日本における家庭音楽論-「一家団欒」という未完の夢を超えて |
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1 「家庭音楽」とは? 2 一九一〇年前後の「家庭音楽」をめぐる言説 3 和洋折衷の音楽 4 家庭音楽の不可能性 5 女性たちがピアノを奏でる場 Intermezzo 2 ドイツの家庭音楽 |
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第Ⅲ部 音楽を奏でる女性たち-近代日本の音楽愛好家と職業音楽家 |
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第5章 音楽に親しむ少女たち-女子学習院の場合 |
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1 女学校の音楽会 2 学習院と音楽 3 音楽の鳴り響く場1 4 音楽の鳴り響く場2 5 音楽の鳴り響く場3 6 ピアノを奏でる女性皇族 |
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第6章 女性職業音楽家の光と影-音楽はジェンダー規範の解放区? |
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1 活躍する女性職業音楽家 2 音楽に学ぶ明治の女性たち 3 教壇に立つ明治の女性たち 4 明治期におけるジェンダー規範の再編成と音楽 |
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終章 規範の流動性と「ピアノを弾く女性たち」 |