タイトルコード |
1000101105153 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
新・国際平和論 |
書名ヨミ |
シン コクサイ ヘイワロン |
|
対峙する理性とヘゲモニー |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
福富 満久/編著
|
著者名ヨミ |
フクトミ ミツヒサ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
|
出版年月 |
2023.10 |
本体価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-623-09643-5 |
ISBN |
4-623-09643-5 |
数量 |
13,261p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
319.8
|
件名 |
平和
国際政治
|
内容紹介 |
人権弾圧や貧困、資源争奪、経済の不安定化などから、いかにして脱却できるか。「人間」を中心に置き、この世界を上から押さえつけている力・覇権と下から支えている理性・法の両面から諸問題にアプローチする。 |
著者紹介 |
早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士(政治学、同大学)、Ph.D.(国際関係学、パリ政治学院)。一橋大学大学院社会学研究科教授。著書に「国際平和論」など。 |
目次タイトル |
序章 第1講 力と覇権,そして国際平和 |
|
1 リアリストの見解 2 国際政治の5つの仮定 3 正義とは何か平和とは何か 4 中国の台頭とGゼロ 5 二極構造の世界 6 暗黒の未来か,輝かしい未来か |
|
序章 第2講 法:理性と秩序 |
|
1 背景 2 国際法の存在意義 3 国際社会の構造 4 国際法の合意規範性と拘束力 5 国際法の機能 6 国際法の実現過程 7 責任規範 8 紛争解決手続 9 国連憲章体制 |
|
第Ⅰ部 ナショナル/マルチラテラル |
|
第1章 理論と歴史,そして現実 |
|
1 国際関係-戦争から生まれ,戦争によって形作られたもの 2 理論の役割 3 パラダイム間の議論 4 リアリズム-支配的なパラダイム 5 リアリズムと戦争 6 リアリズムが続いてきたのはなぜか? 7 リベラリズムと戦争 8 ストラクチャリズムと戦争 9 最終的な問いは? |
|
第2章 法は一方的な武力行使をどのように規制するのか |
|
1 背景 2 軍事干渉国による正当化 3 国際社会における対応 4 個別的自衛権 5 集団的自衛権 6 要請に基づく軍事干渉 7 個人または非国家主体への視座 8 在外自国民の保護 9 「人道的干渉の理論」 10 非国家主体からの武力攻撃に対する自衛権 |
|
第3章 国際制度,ガバナンスと小国 |
|
1 コンストラクティビズム(構成主義) 2 国際制度論・レジーム論 3 グローバル・ガバナンス論 4 小国論 5 ロシアと旧ソ連の諸小国 6 おわりに-ウクライナ対ロシアの戦争 |
|
第4章 民主主義と権威主義の相克 |
|
1 はじめに-民主主義の停滞,権威主義の拡大 2 民主主義及び権威主義と「多元性」との関係について 3 権威主義体制による多元性の「操作」について 4 民主主義における公的異議申立ての制限について 5 ポピュリズムの非民主主義的性格について 6 おわりに |
|
第Ⅱ部 インディビジュアル |
|
第5章 法とヒューマニティ |
|
1 法,規範,信条 2 法の支配と平和構築 3 中東におけるジェンダーと法 4 遵法する・しない問題に関するゲーム理論からの接近 5 おわりに-法と経済開発の視点からみた平和構築論 |
|
第6章 暴力を解剖する |
|
1 パルチザンとその変貌 2 暴力を解剖する 3 対暴力への処方箋 4 ガバナンスの重要性 5 世界を変えた9.11同時多発テロとテロとの闘い |
|
第7章 国際協力を通じた平和構築への挑戦と課題 |
|
1 国際協力と紛争と平和構築に関する議論とその変遷 2 国際協力による平和構築活動 3 平和構築のための国際協力の蹉跌と課題 4 平和構築実現のためのアプローチの模索 |
|
第8章 アイデンティティ・国家とは何か |
|
1 国家の概念的理解-ステート,ネーション,帝国,国民国家 2 国家の構成要素-主権,領土,国民 3 国家と国民,アイデンティティ 4 アイデンティティとナショナリズム 5 現代のナチズム 6 ナチズム,ファシズム,全体主義,軍国主義 7 社会主義,共産主義,社会民主主義 8 右派・左派の現在と未来-ヨーロッパとラテンアメリカの例 9 おわりに |
|
第Ⅲ部 トランスナショナル/グローバル |
|
第9章 国連は国際の平和をどのように維持するのか |
|
1 背景 2 集団安全保障制度 3 連盟規約に基づく集団安全保障 4 国連憲章に基づく集団安全保障 5 冷戦期の軍事的措置 6 国連平和維持活動(PKO)による補完 7 冷戦後の軍事的措置 8 国家に対する武力行使 9 国家における武力行使 10 PKOの発展 11 許可に基づく武力行使とPKOの連携 |
|
第10章 感染症クライシスを踏まえた資本主義モデル |
|
1 コロナウイルス感染症2019(COVID-19)騒動を振り返る 2 感染症クライシスとアフガニスタン・ミャンマーの「陥落」 3 ロシア・東欧の冷戦崩壊と民族紛争 4 リベラル・デモクラシーに対する中国の挑戦と欧米諸国の打算 5 日中の相互互恵的競争と援助補完性仮説 6 おわりに-ポストコロナの平和構築の担い手としての民間ビジネスの可能性 |
|
第11章 アフリカとアジア,共通の問題,共通の解決? |
|
1 アフリカとアジア-概況と問題 2 アフリカにある問題-スーダン 3 アジアにある問題-ミャンマー 4 アジアとアフリカの比較-共通の問題,共通の解決? 5 結論 |
|
第12章 ICT・AIテクノロジーの好影響・悪影響 |
|
1 つながりの観点から世界を考える 2 テクノロジーが変えるつながりと社会 3 つながりを活かして,途上国の問題を解決する 4 おわりに |
|
終章 サステナビリティ持続可能な社会へ |
|
1 持続可能な開発目標Sustainable Development Goals 2 気候変動(危機) 3 難民 4 SDGsの限界と日本,そして未来へ 5 おわりに |