タイトルコード |
1000101108396 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近世の国家・社会と幕府広域役 |
書名ヨミ |
キンセイ ノ コッカ シャカイ ト バクフ コウイキヤク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
飯沼 雅行/著
|
著者名ヨミ |
イイヌマ マサユキ |
出版地 |
大阪 |
出版者 |
清文堂出版
|
出版年月 |
2023.10 |
本体価格 |
¥9600 |
ISBN |
978-4-7924-1516-7 |
ISBN |
4-7924-1516-7 |
数量 |
323p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.5
|
件名 |
日本-歴史-江戸時代
河川運送-歴史
淀川
|
内容紹介 |
幕府広域役のひとつである淀川筋綱引役の実態解明という作業を通して、役を賦課する幕府、役を担う村(民衆)、そして村を支配する個別領主、これら三者がどのように関わり合って幕府広域役は実現されたのかを考察する。 |
著者紹介 |
大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。大阪大谷大学文学部非常勤講師。 |
目次タイトル |
序章 |
|
第一節 綱引役以外の幕府広域役研究の現状と課題 第二節 綱引役研究の現状と課題 第三節 本書の視角と構成 |
|
第一部 淀川筋綱引役をめぐる幕府・個別領主・村々の位相 |
|
第一章 朝鮮通信使・琉球使節通航時の綱引助郷 |
|
はじめに 第一節 綱引役の概要 第二節 嶋上区・嶋下区の助郷 第三節 東成区・枚方区・西成上区・西成下区の助郷 第四節 交野区の助郷 第五節 茨田区の助郷 第六節 枚方宿助郷の内助郷 おわりに |
|
第二章 大山崎惣中と綱引役 |
|
はじめに 第一節 綱引役の概要 第二節 周辺諸村との負担の調整 第三節 東大寺村の山崎神宮寺領と大山崎惣中 おわりに |
|
第三章 琉球使節通航時の綱引役の実現過程に見る個別領主と地域 |
|
はじめに 第一節 綱引組合の性格 第二節 綱引組合の運営主体 第三節 人足割と高槻藩 おわりに |
|
第四章 朝鮮通信使通航時の綱引役をめぐる幕府・個別領主・村々 |
|
はじめに 第一節 綱引役・水尾浚およびその助郷の概要 第二節 綱引村としての認可と幕府・個別領主・民衆 第三節 村々の負担のあり方と幕府・個別領主・民衆 おわりに |
|
第五章 幕領型および所領錯綜型綱引組合の運営について |
|
はじめに 第一節 幕領型組合 第二節 所領錯綜型組合の場合 おわりに |
|
第二部 地域から見た淀川筋綱引役 |
|
第一章 綱引役の命令と情報の伝達 |
|
はじめに 第一節 幕府綱引触 第二節 薩摩藩大坂屋敷留守居通達とその廻達第一村 第三節 最下流村以外から流される触 おわりに |
|
第二章 綱引役の負担原則と地域社会 |
|
はじめに 第一節 交野郡九ケ村組合の役高 第二節 大塚組とその助郷の役高 おわりに |
|
第三章 綱引人足の服装・行動に関する規約 |
|
はじめに 第一節 一津屋組・大塚組の綱引規約 第二節 交野組および枚方宿綱引内助郷の綱引規約 第三節 榎並組の綱引規約 おわりに |
|
第四章 淀川筋綱引役に見る二重役意識の変遷 |
|
はじめに 第一節 綱引役と来聘国役・来聘人馬役(大坂・淀詰人馬役)との二重役意識の形成 第二節 二重役意識の定着と変容 おわりに |
|
終章 |
|
第一節 本書の成果 第二節 今後の課題 |