タイトルコード |
1000101116861 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中国戦時秩序の生成 |
書名ヨミ |
チュウゴク センジ チツジョ ノ セイセイ |
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戦争と社会変容一九三〇〜五〇年代 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
笹川 裕史/著
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著者名ヨミ |
ササガワ ユウジ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
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出版年月 |
2023.11 |
本体価格 |
¥12000 |
ISBN |
978-4-7629-6732-0 |
ISBN |
4-7629-6732-0 |
数量 |
10,445,23p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
222.07
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件名 |
中国-歴史-近代
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注記 |
文献:巻末p15〜23 |
内容紹介 |
20世紀中国における「戦争と社会変容」をテーマとした論文集。国民国家としての成熟を経ないまま、総力戦の論理にさらされ続けた戦時中国で何が起こっていたのか。総力戦体制論を普遍的な視野のなかでとらえ直す。 |
目次タイトル |
序章 |
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第一部 食糧と兵士の戦時徴発 |
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第一章 日中戦争期の戦時徴発と社会変容 |
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はじめに 第一節 食糧の徴発とその矛盾 第二節 兵士の徴発とその矛盾 第三節 矛盾克服に向けた諸動向とその特質 おわりに |
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第二章 日中戦争期の戦時食糧政策の執行過程と地域社会 |
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はじめに 第一節 中央における政策決定とその拘束力の低さ 第二節 四川省における独自な基準設定とその特質 第三節 県および末端レベルの矛盾とその対処 おわりに |
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第三章 食糧の徴発からみた一九四九年革命の位置 |
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はじめに 第一節 人民共和国初期の食糧徴発 第二節 日中戦争末期国民政府の「大戸献糧」 第三節 戦後内戦末期国民政府の「余糧」調査 おわりに |
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第四章 戦時災害リスクの構造と管理社会化 |
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はじめに 第一節 戦時負担と災害リスク 第二節 日常のなかの事故・災害の頻発と矛盾の連鎖 第三節 社会に対する管理強化 おわりに |
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第二部 せめぎあう徴兵と社会 |
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第五章 日中戦争期の知識青年従軍運動 |
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はじめに 第一節 運動の背景と概観 第二節 運動の限界と問題点 おわりに |
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第六章 戦後内戦期の徴兵制導入と都市社会 |
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はじめに 第一節 上海市における徴兵制の導入とその衝撃 第二節 末端職員からみた徴兵の障碍 第三節 末端行政の逸脱行為と新たな兵源 おわりに |
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第七章 人民共和国初期の義務兵役制と都市の青年たち |
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はじめに 第一節 中国における最初の徴兵制 第二節 中国の一九五〇年代半ばという時代 第三節 政府側の旧非公開文書の性格と読み方 第四節 上海の青年たちの反応 おわりに |
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第八章 人民共和国初期の義務兵役制と農村社会 |
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はじめに 第一節 新華社『内部参考』の世界 第二節 義務兵役制導入と農村幹部 第三節 農村住民の反応 第四節 モデル地区の実践 おわりに |
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第三部 社会のなかの兵役負担者たち |
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第九章 日中戦争期の出征兵士家族援護と社会変容 |
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はじめに 第一節 優待制度の概要と四川省 第二節 「優待穀」支給をめぐる不正と抗議活動 第三節 小作権の保全をめぐる紛糾と地主制 おわりに |
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第一〇章 戦後内戦期の兵役負担者と地域社会 |
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はじめに 第一節 復員兵士たちの現実とその位置 第二節 内戦期出征兵士家族援護の動向 第三節 事態打開に向けた新たな模索 おわりに |
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第一一章 朝鮮戦争期の兵役負担者援護 |
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はじめに 第一節 復員安置工作の展開とその特質 第二節 出征兵士家族援護工作とその諸条件 第三節 代耕工作とシステム化の試み おわりに |
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第一二章 復員兵士たちの戦後経験 |
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はじめに 第一節 復員兵士たちの概要と構成 第二節 国家によって期待された役割と表象 第三節 上海における復員工作の展開 第四節 模範的復員兵士たちの肖像 第五節 業務検査から浮かび上がる実像と問題点 おわりに |
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第四部 戦時の社会動態と政治文化 |
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第一三章 日本との比較からみた戦時社会支援事業 |
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はじめに 第一節 総力戦下の基層社会 第二節 出征兵士家族援護における中国と日本 第三節 中国の代理耕作と日本の勤労奉仕 おわりに |
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第一四章 農村社会と政治文化 |
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はじめに 第一節 近代化過程と農村社会 第二節 戦時動員による混乱と変容 第三節 革命前夜の動向とその遺産 おわりに |
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第一五章 戦争と「民意」のゆくえ |
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はじめに 第一節 戦後社会における民意機関の「民意」の位置 第二節 優位性を脅かす諸要因 第三節 信頼の流出過程 おわりに |