タイトルコード |
1000101118410 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
盗用から模造へ |
書名ヨミ |
トウヨウ カラ モゾウ エ |
|
1880-1931 |
叢書名 |
早稲田大学学術叢書
|
叢書番号 |
059 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
本野 英一/著
|
著者名ヨミ |
モトノ エイイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
早稲田大学出版部
|
出版年月 |
2023.12 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-657-23701-9 |
ISBN |
4-657-23701-9 |
数量 |
6,390,16p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
507.26
|
件名 |
商標
法律-中国
|
注記 |
文献:p379〜390 |
内容紹介 |
メディアをにぎわす中国の商標権侵害。その起源は、明治期に日本企業が西洋企業製品を標的に行っていた手口と、それを合法化していた日本政府の法解釈を取り入れたものだった。膨大な文書を通じて、歴史的事実を明らかにする。 |
著者紹介 |
オックスフォード大学大学院博士課程修了(D.Phil)。早稲田大学政治経済学術院教授。著書に「伝統中国商業秩序の崩壊」など。 |
目次タイトル |
序章 |
|
課題の限定と視角の設定 依拠する史料と先行研究批判 |
|
第一部 イギリス・日本・中国の商標保護制度と盗用の発生 |
|
第一章 各国の商標保護制度の起源とその背景 |
|
第一節 イギリスの商標保護制度とその背景 第二節 日本の商標保護制度とその背景 第三節 中国に於ける商標の起源と外国製品模造産業の実態 |
|
第二章 華商・華人企業による商標の盗用 |
|
はじめに 第一節 イギリス・アメリカ製高級綿布商標の盗用 第二節 日本製マッチ商標の盗用 |
|
第三章 商標保護制度をめぐる日本とイギリスの対立 |
|
第一節 『商牌挂号章程』の起草 第二節 清朝政府商務部の反抗と日本政府農商務省の暗躍 第三節 西欧諸国の反撃 |
|
第二部 中日英米商標権侵害紛争 |
|
第四章 在華英米企業の商標権を侵害する関西日本製造業者 |
|
はじめに 第一節 在華イギリス企業の商標権を侵害する関西日本製造業者 第二節 在華アメリカ企業の商標権を侵害する関西日本製造業者 小結 |
|
第五章 日中間商標権侵害紛争 |
|
はじめに 第一節 日本商法を乗っ取る中国 第二節 日本企業の反撃 第三節 中国の「【ホウ】製洋貨」商法に屈服する日本企業 |
|
第六章 英中間商標権侵害紛争 |
|
はじめに 第一節 清末段階の英中間商標権侵害紛争 第二節 民国初期段階の英中間商標権侵害紛争 結びに代えて |
|
補論 在華日本・イギリス企業以外の商標権侵害紛争 |
|
はじめに 補論1 米中間商標権侵害紛争 補論2 在華西洋企業間商標権侵害紛争 |
|
第三部 中国に於ける外国商標保護制度の成立と崩壊 |
|
第七章 中国商標法(一九二三)の制定施行 |
|
はじめに 第一節 中国商標法をめぐるイギリス、日本、中国政府の動向 第二節 中国商標法(一九二三)の制定施行 |
|
第八章 中国商標法(一九二三)の機能 |
|
はじめに 第一節 在華日本企業製品商標に対する保護 第二節 在華日本企業を標的とした「【ホウ】製洋貨」商法の終焉 第三節 在華イギリス企業製品商標に対する保護 小結 |
|
第九章 中国に於ける外国商標保護制度の崩壊 |
|
はじめに 第一節 国民政府の挑戦 第二節 国民政府の恫喝 第三節 国民政府との妥協 第四節 国民政府に対する幻滅 付録:一九二八年商標法第三九条-四四条(原文) |
|
後世の史家の判断 |