タイトルコード |
1000101122985 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
聖母の晩年 |
書名ヨミ |
セイボ ノ バンネン |
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中世・ルネサンス期イタリアにおける図像の系譜 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
桑原 夏子/著
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著者名ヨミ |
クワバラ ナツコ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2023.12 |
本体価格 |
¥15000 |
ISBN |
978-4-8158-1141-9 |
ISBN |
4-8158-1141-9 |
数量 |
7,711,166p 図版16p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
702.099
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件名 |
キリスト教美術-歴史
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個人件名 |
Maria |
注記 |
文献:巻末p53〜76 |
内容紹介 |
聖書には聖母マリアの死の記述はない。しかし、マリア崇敬の高まりとともに、晩年伝の多様な図像が生み出されてきた。地中海圏の聖堂壁画からドゥッチョやジョットらの作品まで、マリアの最期をめぐる美術史をよみがえらせる。 |
著者紹介 |
東京都生まれ。フィレンツェ大学大学院博士課程修了。早稲田大学高等研究所専任講師。博士(美術学史)。 |
目次タイトル |
序章 |
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はじめに 1 本書のアプローチと構成 2 聖母の晩年についての関心の芽生え |
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第Ⅰ部 図像の生成と地中海圏 |
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第1章 聖母の晩年にまつわる最初期の作例群 |
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1 イコノクラスム以前の作例 2 イコノクラスム以後 3 イコノクラスム前後の「聖母のお眠り」図像 4 現存最古の聖母晩年伝壁画 結び |
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第2章 聖母晩年伝表象に対する躊躇と欲求 |
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1 西欧中世における聖母の晩年に関する議論 2 西欧中世における聖母の晩年にまつわる図像の登場 3 聖母の晩年の物語のシークエンス化 4 東と西の間で 結び |
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第3章 一三世紀末イタリアにおける聖母晩年伝の開花 |
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1 一三世紀イタリア社会の経糸と緯糸 2 意味内容のアップデート 3 フランシスコ会と聖地への憧憬 4 新たな聖母晩年伝図を目指して 5 聖母の都市とカンパニリズモ 6 悼みと希望 結び |
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第Ⅱ部 ドゥッチョとジョットによる刷新 |
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第4章 シエナ |
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1 ドゥッチョの《マエスタ》 2 シエナとそのコンタードにおける聖母マリア表象の展開 3 聖母マリアのマントの下で 結び |
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第5章 ジョットの衝撃 |
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1 南イタリアの事例 2 北イタリアの事例 3 中部イタリアの事例 結び |
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第Ⅲ部 図像と機能の樹形図 |
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第6章 震源地ローマ |
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1 モンツァの祭壇用衝立とウンブリア地方作例群 2 マッテオ・ジョヴァンネッティによるヴァチカン宮殿装飾事業 3 ラクイラ近郊フォッサ、サンタ・マリア・アド・クリプタス聖堂 結び |
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第7章 聖なる空間と政治的空間における機能 |
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1 フランシスコ会の瞑想と理論武装 2 図像の転生 3 政治的メッセージと宗教実践のハイブリッド 4 万華鏡の中の万華鏡 結び |
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終章 |
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1 古代末期から中世、そしてルネサンスへ 2 傍らの聖母 3 天にあげられる聖母 |