タイトルコード |
1000101124644 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近世公家社会と学問 |
書名ヨミ |
キンセイ クゲ シャカイ ト ガクモン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
佐竹 朋子/著
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著者名ヨミ |
サタケ トモコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2024.1 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-642-04357-1 |
ISBN |
4-642-04357-1 |
数量 |
6,393,10p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.5
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件名 |
日本-歴史-江戸時代
公家
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内容紹介 |
先例や伝統を重視する因習的な世界に沈滞していた公家は、幕末になぜ浮上しえたのか。近世の公家日記を読み解き、儒学や有職研究などの学問を通じて公家が自己形成を実現させ、新しい政治主体を形成した過程を明らかにする。 |
著者紹介 |
兵庫県生まれ。京都女子大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得退学。同大学博士(文学)。東京大学史料編纂所特任研究員。 |
目次タイトル |
序章 研究史整理と本書の課題 |
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一 一九七〇年代・八〇年代の研究史 二 一九九〇年代の研究史 三 二〇〇〇年代以降の研究史 四 本書の課題と構成 |
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第一章 近世公家社会における葬送儀礼 |
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はじめに 一 中院家に見る近世公家社会の葬送儀礼 二 野宮家葬送儀礼 三 野宮定基の葬礼観 おわりに |
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第二章 野宮家における家業の継承 |
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はじめに 一 野宮家と定基・定俊・定之について 二 家業の継承について 三 定之の学問観 四 定之の学問と家業 五 書物の購入 おわりに |
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第三章 一八世紀公家社会における学問と家業 |
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はじめに 一 一八世紀公家社会における学問的世界 二 一八世紀公家社会における家業 三 「滋野井家閑院一流之事」 おわりに |
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第四章 近世公家社会における一門 |
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はじめに 一 勧修寺一門の由緒 二 藤原定方碑石建立一件 三 先祖祭祀の事 四 勧修寺一門再結束について おわりに |
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第五章 家礼関係に見る家礼の役割 |
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はじめに 一 一条輝良・正親町公明・中山愛親の履歴 二 正親町公明の日記に見る一条輝良との勉強会 三 一条輝良の日記に見る勉強会 四 一条家における故実の継承 五 一条輝良・正親町公明・中山愛親の関係 六 尊号一件 おわりに |
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第六章 三条実万の学問履歴 |
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はじめに 一 三条実万とその日記 二 教養形成期の学問 三 思想形成期の学問 四 仁孝天皇「御会」 おわりに |
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第七章 幕末公家社会における三条実万の役割 |
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はじめに 一 書籍探索と書籍貸借 二 公家社会における実万の位置 三 朝廷における実万の役割 四 「庭訓遺言」 おわりに |
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第八章 学習院学問所設立の歴史的意義 |
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はじめに 一 『定静朝臣記』『野宮定祥日記』に見られる勉強会 二 『野宮定功日記』に見られる勉強会 三 学習院学問所設立の意義 おわりに |
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第九章 幕末の修陵事業 |
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はじめに 一 天保期・嘉永期の修陵建議と朝廷の山陵認識 二 頓挫した安政の修陵事業 三 文久の修陵事業 おわりに |
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終章 近世公家社会と有職故実 |