タイトルコード |
1000101131235 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
安全配慮義務の構造と展開 |
書名ヨミ |
アンゼン ハイリョ ギム ノ コウゾウ ト テンカイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
高橋 眞/著
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著者名ヨミ |
タカハシ マコト |
出版地 |
東京 |
出版者 |
成文堂
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出版年月 |
2024.1 |
本体価格 |
¥7000 |
ISBN |
978-4-7923-2801-6 |
ISBN |
4-7923-2801-6 |
数量 |
14,327p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
324.55
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件名 |
責任(法律)
労働安全
学校安全
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内容紹介 |
安全配慮義務について整理した上で、東日本大震災による2つの津波被災事件(七十七銀行事件・大川小学校事件)の判決を検討し、事故を現実に防止するために必要な事柄を論じる。 |
目次タイトル |
第一章 安全配慮義務と不法行為-その構造について |
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一 はじめに 二 昭和五〇年判決の意義とそれに先行するもの 三 安全配慮義務の概念と構造-判例の展開と問題の発展 四 安全配慮義務と不法行為構成 五 安全配慮義務の組織的性格-安全の現実的確保のために 六 おわりに |
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第二章 安全配慮義務における「特別な社会的接触の関係」と不法行為法規範 |
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一 はじめに 二 各審級の判決の内容 三 問題の整理-本件各判決の対立点 四 検討 五 まとめ |
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第三章 自然災害と使用者の安全配慮義務-七十七銀行事件の遺したもの |
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一 はじめに 二 安全配慮義務とは何か 三 七十七銀行事件の一審・二審判決 四 まとめ-二審判決の特徴と安全配慮義務の意義 |
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第四章 安全配慮義務の組織性・科学性・目的性-大川小学校津波事件控訴審判決について |
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一 はじめに 二 サッカー落雷事件-科学的性格について 三 七十七銀行事件-目的的性格について 四 大川小学校事件控訴審判決の内容 五 大川小学校事件控訴審判決の検討-組織的性格について 六 おわりに-大川小学校事件控訴審判決の理論的意義 |
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第五章 組織的な活動における「行為」「過失」の構造について-大川小学校津波被災事件に関連して |
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一 はじめに 二 用語の問題について 三 大川小学校事件に表れた「過失の組織的性格」 四 「現場過失」の背景-「組織者の行為」との連関 五 組織的活動における「行為」の構造と「過失」の特徴 六 まとめ |
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第六章 安全確保の義務と専門的知見の意味 |
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一 はじめに 二 事態に対応するための必要条件-事態の想定と物的・人的条件の整備 三 未確定の科学的知見ないしデータにどのように対応するか 四 司法判断の問題-視野の限定の危険とその克服 五 まとめ |
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第七章 判例研究 |
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一 アスベスト関連疾患に罹患した建築労働者に対して、国の規制権限不行使の違法を理由とする国賠法一条一項の賠償責任を認めたが、石綿含有建材の製造・販売業者の七一九条責任は否定した事例 二 たちかぜ海上自衛官のいじめ自殺と国らの損害賠償責任 三 拘置所に収容された被勾留者に対する国の安全配慮義務の有無 四 津波に対する事前の準備段階での安全確保義務懈怠による国家賠償責任 |