タイトルコード |
1000101190128 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
真珠研究の今を伝える PART2 |
巻次(漢字) |
PART2 |
書名ヨミ |
シンジュ ケンキュウ ノ イマ オ ツタエル |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
渡部 終五/編
永井 清仁/編
前山 薫/編
木下 滋晴/編
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著者名ヨミ |
ワタベ シュウゴ ナガイ キヨヒト マエヤマ カオル キノシタ シゲハル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
恒星社厚生閣
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出版年月 |
2024.9 |
本体価格 |
¥4100 |
ISBN |
978-4-7699-1715-1 |
ISBN |
4-7699-1715-1 |
数量 |
18,252p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
666.74
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件名 |
真珠
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内容紹介 |
2018年から2023年までの間に集積された、アコヤガイや真珠養殖に関する新たな知見、真珠養殖業者の経営上の問題点、国連が主唱するSDGsに関する内容などをまとめる。シンポジウムをもとに書籍化。 |
著者紹介 |
農学博士。北里大学海洋生命科学部客員教授。東京大学名誉教授。 |
目次タイトル |
Ⅰ ゲノム解析の進展 |
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1章 海洋生物研究におけるゲノム解析の展望 |
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1・1 ゲノム科学の進展 1・2 発生における遺伝子発現プロフィル解析の進展 1・3 環境DNA(eDNA)法 |
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2章 真珠の安定生産に向けたアコヤガイゲノム情報の利用 |
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2・1 アコヤガイゲノム解読プロジェクト 2・2 アコヤガイゲノム解読の新手法 2・3 最新のアコヤガイゲノム解読でわかったこと 2・4 近交による遺伝的多様性の低下 2・5 持続可能なアコヤガイ真珠養殖に向けて |
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Ⅱ 真珠層の色調 |
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3章 真珠の光学特性 |
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3・1 真珠の光沢 3・2 光学多層膜モデルによる真珠の干渉色の検討 3・3 光学多層膜モデルにおける入射角依存性 3・4 光学多層膜モデルにおける膜厚誤差の影響 3・5 光学多層膜モデルにおける可干渉性 3・6 真珠核の色調への影響 |
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4章 真珠層の黄色発現と色素 |
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4・1 真珠層の黄色発現 4・2 真珠層の黄色色素 4・3 黄色発現に関与する遺伝子 4・4 真珠層の黄色発現と物理化学的性質 4・5 今後の展望 |
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5章 アコヤガイ貝殻内の色素蓄積の遺伝子を探す |
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5・1 貝殻の色 5・2 貝殻に蓄積される色素 5・3 アコヤガイの貝殻や真珠に蓄積される色素 5・4 既存の色素合成に関わる遺伝子と貝殻の色素蓄積との関係 5・5 比較トランスクリプトームによる色素蓄積関連遺伝子の探索 5・6 遺伝学的解析による色素蓄積遺伝子領域の探索 5・7 白色貝の原因遺伝子の探索 5・8 白色貝の原因遺伝子を含む染色体領域の探索 5・9 全ゲノムシーケンシングによる変異の確認 5・10 Exocyst complexと色素蓄積との関係 5・11 課題と今後の展望 |
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Ⅲ 真珠形成のメカニズム |
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6章 アコヤガイ貝殻内の有機基質に着目した貝殻形成の分子メカニズム |
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6・1 炭酸カルシウム 6・2 アコヤガイ貝殻真珠層 6・3 アコヤガイ貝殻真珠層に含まれるバイオミネラルタンパク質 6・4 Pif 6・5 バイオミネラルタンパク質での酸性アミノ酸と塩基性アミノ酸 6・6 炭酸カルシウム表面でのタンパク質の立体構造解析 6・7 二次元NMR法ROESYを用いたペプチドの立体構造解析 6・8 飽和移動差によるアラゴナイト結晶とペプチドの結合距離の分析 6・9 炭酸カルシウム形成実験 6・10 構造・機能解析から予想したPif 80のアラゴナイト表面での結合モデル 6・11 おわりに |
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7章 アコヤガイ外套膜殻側上皮細胞の培養と培養細胞の移植による真珠作成 |
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7・1 貝類の細胞培養法 7・2 アコヤガイ外套膜殻側上皮細胞の細胞培養法 7・3 培養した外套膜殻側上皮細胞による真珠作成の試み 7・4 展望 |
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8章 光輝層形成における筋タンパク質の役割の可能性 |
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8・1 貝殻と閉殻筋の接着と光輝層 8・2 光輝層に存在する筋タンパク質 8・3 アコヤガイ貝殻におけるパラミオシンの分布 8・4 パラミオシンの炭酸カルシウム結晶形成能 8・5 真珠とパラミオシン 8・6 これからの展望 |
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Ⅵ 持続的な真珠養殖のために |
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9章 持続可能な真珠養殖 |
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9・1 真珠養殖における異常へい死-国内と海外の事例 9・2 温暖化と黒潮蛇行が真珠養殖に及ぼす影響 9・3 真珠養殖の持続に大切なこと |
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10章 アコヤガイの環境応答-貝殻に記録された環境・生態の履歴- |
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10・1 貝殻に記録された環境・生態の履歴 10・2 貝殻微細構造にみられる環境応答 10・3 貝殻の安定同位体比を用いた環境復元 10・4 貝殻の微量元素を用いた環境復元 10・5 まとめと展望-貝殻から環境応答を理解する- |
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11章 病気への取り組み:稚貝大量へい死の原因ウイルス |
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11・1 本病の特徴 11・2 感染性の証明と病原体の推定 11・3 病原体の特定 11・4 Pinctada birnavirusの分類と動態 11・5 対策 11・6 Pinctada birnavirusの由来と防疫 11・7 本病を利用した研究 |
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12章 新しい視点によるアコヤガイ大量へい死抑制技術開発の試み |
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12・1 アコヤガイ稚貝大量へい死の特徴 12・2 カイコ由来の免疫賦活化物質 12・3 カイコサナギを用いたアコヤガイ大量へい死抑制技術の開発 12・4 カイコサナギ機能性物質および病貝抽出物の作用機構解明の試み 12・5 今後の取り組み |
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13章 アコヤガイの養殖現場聞取り調査 |
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13・1 真珠養殖現場への聞取り調査による現状把握と解決すべき課題 13・2 管理ポイント集の策定 |
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Ⅴ 真珠貝の有効活用 |
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14章 アコヤガイ有機成分の有効利用 |
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14・1 アコヤガイ各種組織の機能成分 14・2 アコヤガイ足糸の機能性 14・3 アコヤガイ足糸の微細構造 14・4 まとめと今後の展望 |
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15章 持続可能な開発目標への試み-コンポストを利用したワイン作り |
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15・1 真珠養殖ゼロエミッションへの挑戦 15・2 ワインづくりとその条件 15・3 人々の心や生活を豊かにする循環型社会への提案 |
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16章 三重県におけるパールコンポストの取り組み |
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16・1 環境配慮型真珠養殖の実現に向けて 16・2 三重県におけるコンポスト化技術の開発 16・3 パールコンポストのPR活動 16・4 今後の展望 |